【感想・ネタバレ】クラシック名曲全史―――ビジネスに効く世界の教養のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年10月13日

アーモンド松田さんのクラッシック音楽古典解説本。教養としてのクラッシック音楽、グローバルコミュニケーションの中でのクラッシック音楽の大切さなども説く筆者によって、ビジネスと文化両面の視点から書かれている。
つまり、楽曲それ自体の良さ、美しさや歴史に残る意義と同時に、その楽曲が作られた時代背景や、ちょ...続きを読むっとしたウィットなども織り込まれている。バッハの活躍したバロック時代には、協奏曲がまだ前座的な位置付けで、ソプラノ歌手の歌うオペラが全盛で、アカペラとは教会(カペラ)で歌う、つまり演奏なしで歌うことを指すなど、イタリアこそがクラッシックの中心に。
そこから、古典派のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンが活躍、ドイツやオーストリアが台頭。
ロマン派は、民族主義や愛国主義が台頭した1980年台から1900年頃、31歳で亡くなるシューベルトが魔王を作曲。ショパンのノクターン第二十番は、戦場のピアニストでも挿入されていたことで有名に。多彩な表現方法が導かれるように発表されていた時代。そして、ドイツではブラームスが、ベートーヴェンを継承する形で人気に。一方で、ロシアが台頭し、チャイコフスキーの白鳥の湖など、名曲が多数。アメリカでは、チェコ人のドヴォルザークが新世界を発表、ヘラルド社が1893年12月16日をアメリカにとって最も大事な日と表現したように、クラッシック音楽がアメリカでも浸透し、且つ影響を及ぼしていく。
その後、ワーグナーが演奏すると4日はかかるニーベルングの指輪を発表。ボックス席を否定し、社交場の雰囲気提供ではなく純粋な音楽を発表する場として位置付けた。クラッシック音楽には、神を感じる部分が必ず付きまとい、日本人のような「感じる」文化を持つ人たちにはフィットする一方で、あまりにもそれが荘厳であり、異世界であるために、受け入れにくいブルジョアジーの歴史を歩んだとも言える。ただ、しっかり体で感じることが大切だということだろう。寝ないように。。。

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