トム・ハンクスのレビュー一覧

  • 変わったタイプ

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    タイプライターはちょろっと触ったことがあるくらいだが、打鍵音愛好者なので、カタカタカタと脳内に響かせながら読んだ。チーン!

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    2018年10月20日
  • 変わったタイプ

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    トム・ハンクスらしいさりげなくも味わいのある短編集。間に入るコラムっぽいのもまた良い。俳優としての経験がいいように熟成されたような感じで、次作も期待したい。

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    2019年10月28日
  • 変わったタイプ

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    面白かったです。
    SFチックなお話もあったりバラエティーに富んでいましたが、古き良きアメリカを感じました。
    お話は「アラン・ビーン、ほか四名」と「心の中で思うこと」が好きでした。
    地球の出のBGMが生命の輪とか笑いました。想像出来ました。
    「心の中で思うこと」はしみじみと良かったです。生活の中で使う…こういう考え方好きです。
    どのお話も映像的だったのは、著者が俳優さんだからかな。シビアな描写にも柔らかいお人柄が感じられる気がして、読んで良かったです。

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    2019年06月28日
  • 変わったタイプ

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    「変わったタイプ」
    初の小説集。


    トム・ハンクスという名前を見た時、同姓同名だと思ったら、調べてみたら本当にあのトム・ハンクスだった。とひと驚き。日本でもよくある作家デビューなのかと期待半分疑い半分でいたら、ちゃんと小説を保った文章と表現、人物描写やストーリー性を感じる。と言うか、アメリカらしさ、そう、カントリーを感じる。ふた驚き。じゃあカントリーさって何?て考えた時、うまい表現が出来ない。完全にアメリカ文学における知識不足である。


    しかし、初の小説「アラン・ビーン、他四名」が掲載されたのは、「ニューヨーカー」(2014年10月27日号)は、アリス・マンロー、J・D・サリンジャーのよ

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    2019年04月02日
  • 変わったタイプ

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    かの名優トム・ハンクスの小説家デビュー作短編集。
    各所で絶賛されているとのことだが、確かに古き良きアメリカの伝統を受け継いだ、ハートウォーミングでどこか切ない作風が清々しい余韻を残してくれる。

    13篇が収められているが、うち3編(「へとへとの三週間」「アラン・ビーン、ほか四名」「スティーヴ・ウォンは、パーフェクト」)は四人組の登場人物が共通している。
    また、作集タイトル『変わったタイプ』はタイプライターとも掛けられている。
    13篇すべてのお話で、影に日向にタイプライターが印象的なキーファクターとして登場するのだ。
    このあたりの巧みさには本当に驚いてしまう。

    以下、各話の紹介。

    へとへとの

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    2019年03月03日
  • 変わったタイプ

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    トム・ハンクスによって書かれた短編集。どんな世界が待っているのか、興味津々で読んだ。
    今も昔も良きアメリカ、時にユニークで、時に温かく、時に破天荒な。。。あらゆるアメリカが描かれている。映画俳優としてこれまで様々な人物を演じてきたトムだからこそ描けたんだろうなぁ。
    特に、新作映画のキャンペーンで世界各国に連れて行かれて振り回される駆け出しの役者の話「光の街ジャンケット」などはトムの実際の経験が基になっているに違いない!
    一番のお気に入りは、ラストの短編「スティーブ・ウォンは、パーフェクト」かな。

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    2018年12月31日
  • 変わったタイプ

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    正統派のアメリカの短編集。
    正統派の、というのは大学の創作科出身的でない、ということ。
    そんな言い方したら失礼かな。
    出版のきっかけになったという、「アラン・ビーン、ほか4名」が特に好き。

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    2018年12月23日
  • 変わったタイプ

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    タイプライターをキーワードにした短編集。ノスタルジックな雰囲気を持つ。
    時代も背景も様々だけれど、ちょっとほっこりする。
    トム・ハンクスの名に恥じない(??)なあ。

    期待以上でした。

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    2018年10月26日
  • 変わったタイプ

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    もう各方面で絶賛されていて、わたしの感想も同じだからいまさら書くことないなあ、って思うんだけど、とにかくよかった!
    今の話もあり、昔の話もあり、タイムマシンが出てくるSFあり、脚本あり、新聞記事の体裁もあり、映画業界の話あり、戦争の話あり、移民の話あり、ロマコメ映画にできそうな話あり、本当にバラエティに富んだ短編が17編。なにがすばらしいって、テーマとしては重かったり悲しかったりするものもあるんだけど、それでも全部が全部、ユーモアがあってファニーで温かい、ってこと。ぜんぜん嫌な気持ちにならない。いかにも「よきアメリカ」って感じがする。
    ……でも、トム・ハンクスのいい人そうな人柄(っていうか、実

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    2018年09月19日
  • 変わったタイプ

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    意外にも(失礼!)、ちゃんと小説だった。それも小気味のよい短編小説。タイプライター繋がりという趣向も趣味がよい。

    『アポロ13』『プライベート・ライアン』『ターミナル』などのトム・ハンクス出演映画を彷彿とさせられるような作品も何点かあって、それもうまく味付けされ生かされている。

    中でも『過去は大事なもの』はジャック・フィニイ風かなあと思いながら読み進めると、ああ『ビッグ』なのかなと思い、しかし幕切れには全く別の後味が用意されていて、その手際に感心してしまった。

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    2018年09月13日
  • 変わったタイプ

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    「小説家 トム・ハンクス」のデビュー作は短編集。各所で彼の俳優経験も活きており、全体的に優しい風合い。普段はハッピーエンドより考えさせられる話を選びがちだが、たまには甘いものも食べたくなる。まぁその中にはほろ苦さもあったのだが。。

    全17篇をレビューするのは自分にとって至難の業なので、幾つか気に入ったのをピックアップしていきたい。うち数作品には内容が連関しているふしがあるけど、どの話も単品(⁉︎)として満喫できる。おまけにビターとスイートの調和もよく取れている。

    『クリスマス・イヴ、一九五三年』
    出だしは古き良きアメリカのクリスマスといった風。そこから10年前に遡り、冒頭の幸せは奇跡的に掴

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    2022年08月07日
  • 変わったタイプ

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    面白くないわけがない。

    俳優としてあれだけの役をこなした上、監督や制作でも才能を見せつけて、足りないのは「時間」だけ。
    有名であるが為、最初から高いハードルがある。何もしなくても既に名声を得ており、その分やや損しているにもかかわらず…。

    とにかく、読み進めていくと登場人物がどんどん映像化されていく。
    『ようこそマーズへ』や『特別な週末』は、そのままで「少年の成長」ドラマのエピソードとなり、『ヘトヘトの三週間』『アランビーン、ほか四名』『スティーヴ・ウォンは、パーフェクト』は「おかしな四人のオシャレな生活」となる。
    『クリスマスイヴ・一九五三年』は映画『プライベートライアン』のようなドラマに

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    2020年09月22日
  • 変わったタイプ

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    こういう短編すごく好き。Oヘンリーと似てるという紹介文を見かけたけど、私はそうとは思わなかったな。audibleは本人の声みたいなので、音声でも読んでみたい。

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    2019年10月23日
  • 変わったタイプ

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    あのトム・ハンクスが書いた小説、という事で読んでみた。450ページの中に17篇のショートストーリーが盛り込まれている。読み始めは、ごくごくありきたりな日常の風景に退屈に思ったが、読み進めるうち、いつの間にか夢中になっていた。恋愛、SF、ノスタルジックなものまで、作風も様々。登場人物も生き生きと描かれていた。映画の世界での活躍がここに見えた気がした。

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    2019年05月01日
  • 変わったタイプ

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    あの名優トム・ハンクスの小説デビュー作。トム・ハンクスが小説を書いたというだけで、ファンとしては「ワオ!」なのだけど、17の短編がそれぞれ中々に味わいのある仕上がりになっている。心のどこかに残り続けて、何かの折に「そういえばあんな小説読んだな」と思い出されるたぐいの小説だと思う。

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    2019年04月30日
  • 変わったタイプ

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    あのトムハンクスの小説だと思って、興味があったが、外国の小説に多い情景描写は今ひとつ。トムハンクスだからこそのものとは何だったのかはよくわからなかった。

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    2019年03月16日
  • 変わったタイプ

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    ひと癖ある主人公はどれもトム・ハンクスが演じる役のように感じられ、頭に浮かぶのはユーモアたっぷりのセリフとニヤッとした笑顔ばかり。時にはしんみりとさせる場面もあり飽きさせません。

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    2018年12月18日
  • 変わったタイプ

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    トム・ハンクスが書いた小説。脚本形式や新聞コラム形式を交えた短編集。青春もの家族ものSFなど内容も様々。面白い作品もあるが、今後好んで読むタイプの作品ではないかな。タイプライターが随所に出てくるので、そういえば彼はコレクターだったな、と思いながら読んだ。

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    2018年10月08日
  • 変わったタイプ

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    小説家トム・ハンクスのデヴュー作は、17篇の作品を收めた450ページもの作品集となった。

    初めての作品集というわりにはずいぶんと書きためたものだ。どれもおもしろい。これぞ短編小説の醍醐味。筋を追いながら、先へ先へと気持ちを走らせながら読んだ。

    「クリスマス・イヴ、1953年」「過去は大事なもの」「コスタスに会え」あたりが好み。

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    2018年09月23日
  • 変わったタイプ

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    トム・ハンクスが小説を書いたと聞いて驚いた。読んでもう一度驚いた。
    知名度に寄りかかって奇をてらうではない、正統派の短編小説である。
    しかし、驚くことではないのかもしれない。
    脚本も手掛け、監督もこなしたことがある。その才は演じることだけに留まってはいないのだ。
    真面目で温かく、ユーモアもあり、ちょっぴりシニカル。
    作品の手触りはどこか、俳優としての著者の佇まいにも似ているようにも思われる。

    ハンクスは相当な読書家であり、タイプライター蒐集家としても知られているという。
    本書中の短編にはタイプライターが渋い脇役・重要な小道具としてそこここに顔を出す。
    作品の冒頭にタイプライターの写真が出てく

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    2018年09月17日