森田洋之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本では欧米に比べて新型コロナウイルス感染者が1桁は少なく、かつ病床数は世界一なのに、なんで医療体制が逼迫するんだろうか。何か日本の医療には問題があるのではないか。という誰しもに生じているだろう素朴な疑問に答えてくれる一冊です。著者は経済学を学んだ後に医師になったとのことで、本書ではデータに基づいたマクロな視点から見る日本の医療の問題点と、北海道・夕張での自身の勤務体験から考えるあるべき医療について語ってくれています。
医療というものは本来、病気や怪我の”治療”だけではなく、人びとの健康で幸せな生活を実現するという意味では公的な存在であるはずで、警察や消防署、教育機関などと同等なものとの考えて -
Posted by ブクログ
現在のわが国の国家予算110兆円のうち、40兆円が医療費である。われわれの税金の3割以上が医療に使われているのである。
この医療費は、本当に日本人の健康を増進することに役立っているのか?
著者は、それにハッキリと、否、と答える。
「人は少しの医療で生きていける」
という至極あたりまえの事実を私たちに訴える。
ならばなぜ、膨大な費用が医療に投じられているのか。
コロナ禍で明瞭になった、製薬業界、医療業界、政府行政、メディアの利権と欺瞞に満ちた構造が、単にムダな金を浪費しているだけでなく、人の健康を脅かしてすらいるという恐ろしい事実。
私にとっては、新しい事実がほとんどなかったのでひとつ星減にした -
Posted by ブクログ
著者は経済学部を出た後大学に入り直し医者になった人。
コロナワクチン後の日本人死亡者急増は誰でも分かる話だがマスコミは一切報道しない。なぜかネットでも出ない。すぐに削除されているためか。とにかくこんな分かりきった話を初めて本にして出した。これは出版禁止にならないのか。
がんの死者が増えていると言うのは初めて知る。ただ全体ではなく卵巣と白血病。これはワクチン成分の集結場所としてファイザーが公表している。当たり前である。
がんだけでなく突然死も増えているという。大動脈解離などだ。これもさもありなんという感じだ。
この書が話題になることを望むが無視されて終わりだろうな。
後半コロナ以外も含めた医療全 -
Posted by ブクログ
本日(令和2年12月30日)の新聞でもコロナ感染者数が増え続けていると報道されています、このままでは医療崩壊となるので外出・帰省・忘年会・初詣等、言い方は気をつけているようですが、自粛ムードが流れています。
そんな中、近くの本屋さんで私の目を惹いたのがこの本です。本の帯に書かれている通り、日本には世界一多い病床があるにも拘らず医療崩壊の危機が叫ばれています、この本には報道では語られない、不都合な真実が書かれています。
この本の筆者は、よくぞ書いてくれました、と感謝しています。今までの枠組み(既得権益)を守りつつ最大限の努力をしているように思いますが、政治の力でその既得権益を打ち破って欲しい -
Posted by ブクログ
2020.9.30発行
今ならコロナについてどう書かれるんだろう。
前半がコロナ、日本と世界の医療について
後半は財政破綻前後の夕張での医療について
夕張での話が興味深かった。
イギリスはほぼ無料で医療を受けられて、
日本は有料なのに
毎日のように通院して湿布をもらう人達が居るってことは
年寄りのあり方に問題ありってだけなのかも。
夕張では自宅に帰りたい人が多かったけれど、本人や家族が入院させといて、とか、全部やってくださいって人ばかりだったら医療費は上がる一方だと思う。
イギリスはみんなで大事に使うからって理由だった。
イギリスでは移民や外国人の医療費はどうなっているんだろう。