長岡良子のレビュー一覧

  • 暁の回廊(4)

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    中大兄皇子の少年時代から乙巳の変までを日本書紀の記述に基づいて書いています。
    父舒明天皇、母皇極天皇、少年時代の憧れであった蘇我入鹿、彼の師である請安のことが描かれていて人間模様がわかる反面、常世神を巡る場面では不思議の世界が展開されています。
    この時代ファンには見逃せない読み応えがある本です。
    (全4巻)

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    2009年10月04日
  • 暁の回廊(4)

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    ネタバレ

    作者最後の長編?
    入鹿についていっちゃダメ〜
    死亡フラグ
    でもそういうの結構好き。

    ラスト、それは無いと思っちゃったけど。

    女性陣が儚げなのに強情なのが面白かった。 
    宝と舂米がバチバチしてるのが
    面白かった。山背自体は中途半端な、
    むしろあかん人の気が

    なつかしいキャラ達の前日譚。



    泊瀬の死んでる姿は山岸リスペクト?

     

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    2021年10月25日
  • 華麗なる愛の歴史絵巻(9) 瑠璃の双紙

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    少し不思議な歴史ロマンシリーズ。頼りなき人の記憶と変わりゆく人そのものを慈しむ可愛らしい作品に始まり、中有の王との約束、小野小町ら歌人たちの友情、仏の慈悲と人の強さを描く表題作、平家の世に鳴る琵琶の話……。正直なところ、長岡先生の短編は、意外性のあるオチがついてもなお様式美というか収まりのいい印象になってしまっているので(画面の変化がおとなしいからかもしれない)、グイグイ惹き込まれる〜とかいう感じではない。それでもこうして巻を集めてしまうのだなあ……。

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    2015年09月06日
  • 華麗なる愛の歴史絵巻(10) 射干玉の花

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    ちょっと複雑な話もあり、読み返してやっと腑に落ちる部分も多いが、それはそれで楽しいので個人的にはよいです。「愛の歴史絵巻」というだけあって、それぞれの愛の形というものを考えるとなお楽しい。

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    2014年10月04日
  • 華麗なる愛の歴史絵巻(5) 水なき空に花は流るる

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    ネタバレ

    平安時代の恋物語4話が入った短編集です。

    <水なき空に花は流るる>
    表題作でしたが、一番面白かったです。
    融が買った家にいた物の怪もそんなに悪い物の怪ではなく、物の怪の中にいたさららという子供の霊と一緒に融に取り憑いた悪霊をやっつけてくれます。

    その後、さららは左大臣の姫である元の身体に戻りましたが、大人になった姿であらわれ、恋に発展しそうです。

    <水の森の蛍>
    平安時代から鎌倉時代に変わる頃のお話。
    幼いころに別れてしまった、幼なじみの女の子に偶然再会したら、その子は内大臣の囲われ者の白拍子になってて、でも諦められずに一緒に逃げるというお話になってましたが、最後の終わり方があれ?って感

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    2011年03月05日
  • 暁の回廊(1)

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    長岡さんの古代シリーズ、中大兄皇子の若き日の物語。
    皇子に仕えることになる少年と不思議な少女の運命的な関わりと共に、やまとの古き神々がファンタジックに描かれます。
    山背大兄皇子一族は説得力があり、そのあたりに関しては日処天の後日談としてもあまり違和感がありません(設定に違いはあるのですが)
    中大兄の母で後の斉明女帝は派手な女性で、皇子は苦手とし、はかなげで色っぽい妹も苦手という〜気がつくと大海人が全然出て来ない!?

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    2010年01月18日
  • “古代幻想ロマン”シリーズ 3 天離(あまさか)る月星

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    長岡良子の描く古代幻想ロマンシリーズのひとつ。
    これは、藤原不比等を主人公にした
    一連の物語の中の元となるエピソードで、
    このあと「眉月の誓(まゆづきのちかい)」
    という全4巻の連載へと続きます。

    このまんがのオリジナル設定としてあるのが、
    不比等の異母妹にあたる
    五百重娘(いおえのいらつめ)が、
    彼が本気で愛した唯一の女性だったというもの。
    もの心ついた頃から孤独で、身内の死や戦を体験し、
    世の厳しさを嫌と言うほど体験した不比等が、
    唯一心を許せるのが五百重だったのですが、
    彼女は政略結婚で、
    時の帝に嫁くことになってしまいます。

    五百重との別れの夜、
    「お前を必ず取り戻す」と誓った約束

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    2009年10月04日
  • ナイルのほとりの物語(1)

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    古代エジプトを舞台にした切ない物語の短編集。
    長岡良子先生の作品は古典を題材にしているものが多く、切なく不思議な物語がつまっています。

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    2009年10月04日
  • 華麗なる愛の歴史絵巻(5) 水なき空に花は流るる

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    長岡先生は伝承とからめた話を描くのが上手いなあと改めて。でも今回はちょっと余韻が足らなかったかな……

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    2014年10月04日
  • 華麗なる愛の歴史絵巻(5) 水なき空に花は流るる

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    かぐや姫を新たな切り口で描かれた「月のしずく」
    姫君の代名詞だったかぐや姫のイメージを払拭する一編。
    他、保元の乱前後の時代の物語「水の森の蛍」「水炎」時代の限定のない「水なき空に花は流るる」全4編収録

    《華麗なる愛の歴史絵巻》という副題があるけど、そんなに歴史歴史してなかった。
    長岡ワールドの好きな方にはお薦めする一冊。

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    2013年05月02日
  • グリーングラス序曲

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    北海道へ向かったヒロインを待っていた出会いを描いた表題作、他、
    昔の短編少女マンガ集。
    浪人中の次男坊の淡い恋や家族愛を綴った二編「春待月」「さくら変奏曲」,
    母の再婚で若いパパと暮らすことになった少女の困惑「すれちがいのカノン」など、
    いずれも生臭さがなく、読んでいて心が和む(笑)

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    2013年09月19日
  • 華麗なる愛の歴史絵巻(3) 花踏む鬼

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    なんちゅー長いタイトル(笑)中身は平安ロマンスでした。短編が三本で、ドラマチックではなくほのぼのじんわり系。読後感がよかったです。

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    2009年10月04日
  • 華麗なる愛の歴史絵巻(1) うす紅色の夏の影

    購入済み

    平安時代

    長岡さんの歴史ものなのでハズレはないだろうと思ったのですが、一話完結のものなのでちょっと物足りなかったです。
    人間模様というより不思議がメインテーマっぽいし。

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    2022年06月01日