青木千鶴のレビュー一覧

  • ミステリガール
    前半はダメ男の戯言と映画と文学の蘊蓄ばかりで読み進めるのが難しかったですが、それぞれに癖のある登場人物たちに引っ張られて何とか終盤まで。ドタバタはしてますが全ての出来事に対する説明はなされており思ったよりちゃんとしたミステリ作品でした。自分的には映画と文学のマニアックなところは不要でしたが、そこに興...続きを読む
  • エレベーター
    兄が殺された。掟に従い、殺したやつを見つけ出し必ずそいつを殺さなければならない。兄の銃。殺ったのはきっとあいつ、あいつに違いない。銃を持ってエレベータを降りる。エレベータに現れる、身近な死者たち。連れ、幼馴染、伯父さん、父さん、ギャング新入り、そして兄さん。お前も来るか?

    どんな世界に暮らしていた...続きを読む
  • エレベーター
    銃殺された兄のかたきを打とうと決めた15歳のウィル。兄の部屋で見つけた銃を潜ませ乗り込んだエレベーターを下る途中、不思議な体験をする。文体も視覚的にも凝っていてスリリングな緊張感が続く。最後のページはまさにクライマックスの頂点!
  • エレベーター
    何者かに射殺された兄の復讐を主人公がするために、銃を持ち、自宅を出てエレベーターに乗る、というのが簡単なあらすじです。どんな理由があろうと人を殺したら犯罪になりますが、兄弟、親など、愛する人達から受け継いだ掟の存在により、して当然だという気持ちで主人公はエレベーターに乗り、ロビーを目指して降下するわ...続きを読む
  • エレベーター
    愛する兄を殺された弟は、兄を殺した奴を殺すために、兄の銃を持って家を出てエレベーターに乗る。エレベーターが1階に着くまでの少年を詩で綴った物語。
    アメリカの銃社会が限界に来ていることは、しょっちゅう起こる(コロンバインの頃は一つ一つを覚えていたが、この頃は起こりすぎて覚えていられないほどだ。)乱射...続きを読む
  • エレベーター
    ウィルの兄、ショーンが殺された。
    街中で、誰かに拳銃で撃たれて。
    ショーンはアトピー性皮膚炎の母親のために特別な石けんを売っている店に行かなければいけない。でも、その店のある地域を縄張りにしているリッグスといさかいがあって、リッグスはショーンをよく思っていない。ショーンはリッグスに撃たれたに違いない...続きを読む
  • 二流小説家
    本名を出さずに仮名で色々なジャンルの小説を書いている小説家が主人公。
    主人公のハリーがある日、収監されている死刑囚の連続殺人鬼からの依頼である条件と引き換えに告白することを出版してもいいという依頼があり、死刑囚のダリアンに会うこととなる。

    ハリーの仕事を手伝う女子高校生、双子の姉妹を殺されたダニエ...続きを読む
  • 用心棒
    面白かったが、主人公以外の視点でのストーリーが多いせいで、主人公の影が薄まってしまっているように感じた。また、主人公の心理描写も少なかったので、私は感情移入しずらかった。巻末の「あらすじ」によると、続編が出るらしいとのこと。続編が更に面白くなることを期待したい。
  • 二流小説家
    このミス海外編2012年版1位。この年の海外ミステリーの年間ベスト1位を独占したもよう。主人公である様々なジャンルで異なるペンネームで小説を出版している二流小説家が、死刑目前の連続殺人魔から刑務所に届いたファンレターの相手への取材を依頼されるところから始まるお話。主人公を取り巻く女性が魅力的なのは現...続きを読む
  • 二流小説家
    初デヴィッド・ゴードン 犯人の意外性とか話の面白さとかより端々に書かれている表現の方が強く刺さってくる。

    冒頭主人公は、元カノから別れを切り出されるとき「最後に詩を書いたのはいつだった?」ときかれる。 これは、何かを作りたくて心の何処かで野心を飼いながら、日々の忙しさに紛れさせてしまう人たちに刺...続きを読む
  • 用心棒
    ジョー・ブロディーは異色の用心棒―ハーバード中退、元陸軍特殊部隊、愛読書はドストエフスキー。心優しいジョーだが、凄腕のその評判に偽りはない。ある晩、彼が勤務するストリップ・クラブをFBIが急襲する。理由も告げられずに逮捕されたジョーは、NYの名だたるならず者で溢れかえる留置場へ。一斉手入れがあったの...続きを読む
  • 用心棒
    SL 2018.12.31-2019.1.8
    これがシリーズになってもっと背景がわかってくるともっと面白くなると思う。
  • 二流小説家
    時にはポルノ小説家、時にはヴァンパイア小説家、SF小説家と様々な売れない小説家の顔を持つハリーを主人公に、
    妹を殺害されたストリッパーのダニエラ、チャーミングな女子高生クレアとともに凶悪な殺人事件を暴いていく。
    序盤は、その後の布石のためか、少なからずダラダラとしてしまうが中盤からのスリリングな展開...続きを読む
  • 二流小説家
    無駄に長かった気が。
    ハリー・ブロック以外の全ての人物像が中途半端だった気も。
    所々気が逸れてしまったので、作業片手に2時間ドラマを見て、あーこの人が真犯人だったのかあ、という感じで終わってしまいました。
    訳が合わなかったのかな…。
  • 三人目のわたし
    「あなたもきっと騙される」
    こんなん分かるわけないしものすごくコレジャナイ感。
    悪い意味で裏切られた気がする。
    物語のキーパーソンであろうキャロラインはほぼ絡みなく最終的に唐突に消える。
    もっとなんかあっても良かったんじゃないの。
    最終章の後日談的な話の進み方もなんだかなぁ。
    結局メンタルの弱い妻が...続きを読む
  • 二流小説家
    映画を観たくて、逃してしまったので原作を読んでみようと読み始めたものの、結構想像と違った。
    邦画でやろうとする感じじゃなくて意外。。。
    推理が甘い感じが洋モノだなぁって感じ。
    一生一生が短くてサクサク読めるのは良かった。
  • 二流小説家
    図らずも本に関するミステリを続けて読んだのですが、
    先に読んだ「死の蔵書」のインパクトが強く霞んでしまったかな。

    ミステリとして最後のオチまで非常に良かったと思います。
    最後の独白シーン(めっちゃ早口で喋ってそう)も圧巻でした。途中で挿入される主人公の小説も面白く、テレサみたいにのめり込んでみたい...続きを読む
  • 二流小説家
    評判の良い作品だが、自分の評価はまあまあといったところ。設定や登場人物から考えると、もっと面白くなりそうと勝手に思ってしまった。
  • 二流小説家
    1607 このミス大賞の海外作品部門で1位になった作品。ラストに向けての展開は面白かったけど、グロさが少ししつこい様な?
  • ミステリガール
    まあ長々とオタクな知識を披露してくれたもんやなっと。
    語り口は絶妙やし、もうちょい締まってたら好印象やったかも。