サトウマサノリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漢字 小学校高学年以上レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 小(絵多め)
長さ 長い(175ページ)
出版年 2018年
内容 絶滅した生き物とその理由をおもしろおかしく紹介。
感想 生き物たちが「自分語り」(絶滅したので、皆、総じてニヒルで愚痴っぽい)する形式で書かれており、これが文句なく面白いし、太古の時代に絶滅した生物についてどうやってここまで調べたのかと感心する。しかしだからこそ、この本に書かれていることの中には調べたことを元にした「推測」も多く含まれていると思われ、子どもたちには「もしかしたらもっと違う事実が存在するかもしれない」「あなたがそれを発見することになるかもしれないよ」ということを伝えたい気がする。 -
Posted by ブクログ
生き物のうち99.9%もの種が絶滅していることに驚きました。ほとんどが環境の変化やライバルの出現によって絶滅していますが、そこには間接的に人間も関わっていることが分かり、なんとも言えない虚しい気持ちになりました。私はただ、マンモスやオパビニアに興味をもって、それ関連で絶滅種について研究したいだけだったのに。滅びゆくことがさだめとはいえ、人間のせいで絶滅してしまうとは悲しいです。私ひとりの力では動物を絶滅から救うことは出来ないし、果たしてそれが善なのか、はたまた私の自己満足なのかも分かりません。しかし滅んで行った先輩方を知り、私がこれから出会うであろう動物たちに対する態度を変えることはできます。我々の都合で絶滅させたり護ったりする人間は勝手ですが、私は動物たちと向き合い、自分なりに愛していきたいと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ絶滅した様々な動物が、なぜ絶滅したのか、いつごろ地球上から姿を消したのかといったことが、1種あたり見開き2ページで紹介されている。中には冗談みたいなデザインだったりサイズだったりする生き物も多く、あぁ、そりゃこのデザインとこのサイズじゃ絶滅するわな、と妙に納得できるものも多い。
読者により親しんでもらうためか、絶滅理由の説明は主に「絶滅した動物自身が語る」という体裁を取っているが、数行程度の「きちんとした説明」も入っており、コンパクトながらそれなりにまとまった情報が網羅されている。絶滅した時代が年表で分かるのも、科学の本っぽさを演出するのに一役買っている。
こういう本を読むと、「難しいことを如何に簡単かつ面白く表現するか」というのが、テーマを一般化して多くの人に受け取ってもらいやすくするにあたって大事なんだな、ということに気付く。「イヌのぬれぎぬで絶滅」とか言われたら、どういうこと?って思ってついそのページを読んでしまう。 -
Posted by ブクログ
最初に思ったのは、絶滅の時期が前後するので頭が混乱するということ。でも内容が面白いのですぐ慣れる。分類としては以下の通り。
①油断して絶滅
②やりすぎて絶滅
③不器用で絶滅
④不運にも絶滅
年表形式でいつの時代かは書いてあるし、巻末に詳しい時代背景の説明もある。
特徴的なのは、その絶滅した生き物自身が自虐的に語るところ。絶滅理由は様々で、環境の変化、ライバルに負けた、人間のせいのどれか。絶滅なんて悲しい話なのに、読むとフフッと笑えてくる。
でも、読み終えた後には、生物の生き死にをふと考えるようになる。人間のせいでこんなにもたくさんの生き物が絶滅していることに驚く。
またこの本は、最初に述べているように、絶滅はひどいことだと言っているわけではない。例えば恐竜が絶滅したおかげで、鳥類や哺乳類が爆発的に進化したように、大絶滅を乗り越えた生き物の中から、次の世代の動物が現れるのだ。
ただし、人間が関わった絶滅は、次の進化した動物を生み出さないことも、忘れてはならない。 -
Posted by ブクログ
パラパラ繰っていたら面白そうだったので何となく。小学生向けのようで、読んだと言うよりも見たと言う感じか。絶滅当事者の語りが基本で、時に漫才したり歌ったり。いろいろ工夫がされている。
古生代〜中生代はヘンテコな外観の生物が多いが、そもそも見た人はいないので、実際の姿形も生態も本当は不明。それ以降も、有史以前の生物については記録もないので、絶滅した理由も想像でしかないと思われる。
有史以降にもヘンテコな理由で絶滅した種はいる。残念なことにヒトの影響で絶滅してしまうことになった種も、有史以降には登場(いなくなるのに登場は変だが)する。そんなことになる前にと思わずにはいられない。
そしてこの本では、いったん絶滅したと思われていたが実は生きていた生物、逆におかしな形で繁栄してしまった生物(ありがたくないもの含む)も取り上げられている。更に別冊では根絶が扱われている。
少し前に「ある星の汽車」を読んだのだが、この本を読んでいる途中にはそのことを思い出さなかった。テーマは似ているが雰囲気が違うから?いやそもそもテーマが同じではないのか?アルバトロスに関しては同様に良かったと思ったはずなのだが。