サトウマサノリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ステラーカイギュウにメガテリウム、、数メートルのいかつい身体して、草食だなんて…
孤島でライバルの少ない環境で過ごしていたために、のんびりしてるドードーやディアトマ…近寄ったら逃げずに来てくれるのかな…絶滅してしまった生き物たちの、なんと愛らしいことか…実際に見てみたかった。
多くは地球規模の環境の変化で絶滅したけれど、ここ数日100年の急速な絶滅は、地域間の移動や狩猟など、人間の影響が大きいことが分かる。人間社会との共存は簡単ではないと思うけれど、絶滅してしまったらそれまでだから、なんとか続いてほしいと願う。
そして人間もいずれそのときがくるのかなとも思う。
大きな環境の変化→大半が絶滅し -
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Posted by ブクログ
全ルビなので小学生から読める。
キャッチーな見出しと絵本風のイラスト、左側ページには少し専門的な解説が入り、年代表も表示される。
親子で読んで、考えたことを言い合ったりしたら面白いんじゃないか。
絶滅したことをネタにされるのは切ないだろうが、滅びた生物自身が経緯を語ってくれるのが面白い。
面白がってもいられない。
「はじめに」には、『自然が引き起こした絶滅』と『人間が関わった絶滅』とは全くの別物、自然が引き起こした絶滅は、その代わりに新しい種族が進化していくが、人間が関わった絶滅は何も生み出さない、と書かれていて衝撃。
読み進めば、人間が島に入ってきて、家畜を持ち込んで、天敵を持ち込んで、 -
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Posted by ブクログ
コロナ自粛で少しだけ地球環境が良くなって、ガンジス川が澄んできたり、東京から富士山が、インドからヒマラヤ山脈が見えるようになったり、都会に野生動物の姿が見られるようになったり……、普段は、人間の活動が他の動物達の生活を脅かしているように思えますが(いやこれほんとに事実ですけど)、実は生き物は、私たちとは関係ないところでも絶滅の危機に遭っていたのです。
なんと生命誕生から今日までに絶滅してしまった種は、99.9%!生があれば死があるように、生まれた種には必ず絶滅があるのです。
大きな理由は、1位「環境変化」、2位「ライバルの出現」、3位「人間のせい」。
生き残ることこそが例外の中、それでも、 -
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Posted by ブクログ
漢字 小学校高学年以上レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 小(絵多め)
長さ 長い(175ページ)
出版年 2018年
内容 絶滅した生き物とその理由をおもしろおかしく紹介。
感想 生き物たちが「自分語り」(絶滅したので、皆、総じてニヒルで愚痴っぽい)する形式で書かれており、これが文句なく面白いし、太古の時代に絶滅した生物についてどうやってここまで調べたのかと感心する。しかしだからこそ、この本に書かれていることの中には調べたことを元にした「推測」も多く含まれていると思われ、子どもたちには「もしかしたらもっと違う事実が存在するかもしれない」「あなたがそれを発見することになるかも -
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Posted by ブクログ
生き物のうち99.9%もの種が絶滅していることに驚きました。ほとんどが環境の変化やライバルの出現によって絶滅していますが、そこには間接的に人間も関わっていることが分かり、なんとも言えない虚しい気持ちになりました。私はただ、マンモスやオパビニアに興味をもって、それ関連で絶滅種について研究したいだけだったのに。滅びゆくことがさだめとはいえ、人間のせいで絶滅してしまうとは悲しいです。私ひとりの力では動物を絶滅から救うことは出来ないし、果たしてそれが善なのか、はたまた私の自己満足なのかも分かりません。しかし滅んで行った先輩方を知り、私がこれから出会うであろう動物たちに対する態度を変えることはできます。
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