大原通郎のレビュー一覧
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【アメリカメディアのダイナミズムには驚かされるばかりだ。その新旧メディアの競争の中から、新しいコンテンツやメディアビジネスの方程式が生まれてくる。そして瞬く間に、世界を制覇してしまうのだ】(文中より引用)
ストリーミングという大波に乗り、瞬く間にメディア界の王者となったネットフリックス。それに対抗...続きを読むPosted by ブクログ -
日本でも動画配信サービスを手掛けているネットフリックスとディズニーを軸に、アメリカメディアの最新事情が描かれている。両社が発展してきたプロセスも面白いが、何より驚かされるのはアメリカではメディアの再編が進むとともに、サービスが充実してきていることだ。今になってテレビの放送をインターネットでも見られ...続きを読む
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内容はわかりやすくて面白かった。米国のメディアの旧勢力について知れたのは良かった。TBS出身のせいか、めちゃめちゃ反トランプで、トランプを批判することが多い。その点賛否あるかもPosted by ブクログ
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タイトルには「メディア」とあるが内容的にはいわゆるマスコミ(ニュース)よりもエンタメ(映画)が中心。特に映画が好きな人は新型コロナで大きく変わった業界勢力図を知る上で基礎をひと通り押さえられると思う。今後の映画鑑賞体験にも深く関わってくる動向を知れる一冊。ニュース方面の章ではローカルニュースが生き残...続きを読むPosted by ブクログ
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最近20年くらい?のメディアの変遷がよく整理されている。BS全盛期に若かった者としては、その環境変化に驚くばかりだ。最後の方でアジアとの競争、協力が言われているが、倉本聰がいっているように、日本のテレビ界は人を育ててきたのだろうか、という問いがこれから重くのしかかってくるような気がする。Posted by ブクログ
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人間ドックの結果報告書のような2018年夏現在の「メディアの健康診断」レポートです。たぶんクオータリー、マンスリー、いやデイリーに症状というか、状態は変化していくのだと思います。だから、今、読まなくちゃどんどん古くなっていく本です。しかし、これからの変化のベクトルはハッキリクッキリ。そのキーワードは...続きを読むPosted by ブクログ
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電通が出すデータを見れば2020年に至る前にインターネットメディアの市場規模が、テレビをはじめとしたメディアの市場規模を超えています。
その少し前の時代、ネットフリックスやアマプラが躍進してきている状態と旧態依然としたメディアの対立構造がよく理解できますし、ビジネス戦略も学べます。Posted by ブクログ -
著者はニューヨーク特派員など海外ニュース記者を務めた経歴の持ち主で、TBS退職後は海外のメディア動向の調査・執筆を続けているそうです。
一昨年まではメディア関連の会合にも出席していて、トランプからみは反トランプが強すぎな感もありましたが、わかりやすくアメリカメディアの勢力図などがわかりやすく書かれ...続きを読むPosted by ブクログ -
サブタイトルに「世界のメディア界で何が起こっているか」とあるように、日本のテレビ業界だけでなく世界各国のメディア事業者による猛烈なビジネスの様子を伝えている。
本書の大半が、欧米のメディア、ネット企業による買収合戦の話だ。額の巨大さと、新興企業が短期間に世界中で影響力を行使する展開の速さが凄まじい...続きを読むPosted by ブクログ -
コロナ禍の映像ストリーミング、エンタメコンテンツの現在地図を描いた一冊。とんでもないスケールの金額での投資・買収が動く米国市場にビビり、全然知らなかったアジア圏の動き、国際市場でまったく無い日本の存在感などなど、まるっと総括されていて良かった。何のコンテツを出すか、とんなサービスを提供するか?が戦略...続きを読むPosted by ブクログ
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比較的に初心者向けを意識して書いたのだろう。分かりやすく、概略を知るには充分だ。
結局「世界」と言いつつ、メディアはアメリカを中心に回っている。
そして、アメリカで起こっていることは、確実に日本でも起こる。(というか、すでに起こっている)
その状況をどう分析し、把握するかだ。
もうすでにインターネッ...続きを読むPosted by ブクログ