感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2021年11月09日
【アメリカメディアのダイナミズムには驚かされるばかりだ。その新旧メディアの競争の中から、新しいコンテンツやメディアビジネスの方程式が生まれてくる。そして瞬く間に、世界を制覇してしまうのだ】(文中より引用)
ストリーミングという大波に乗り、瞬く間にメディア界の王者となったネットフリックス。それに対抗...続きを読むする巨人・ディズニーなどの動きを追いながら、世界のメディア業界に起こっている変化に迫った作品です。著者は、NHKやTBSでの勤務経験もある大原通郎。
ここ5年間の進展が手際よくまとめられているのですが、「わずか5年の間にここまでの変化があったのか!」と改めて驚かされる一冊。誰もが触れるメディアのあまり知られない実情を把握することができる便利な作品でした。
ローカルニュースの取り組みは温故知新を地で行く例かと☆5つ
日本でも動画配信サービスを手掛けているネットフリックスとディズニーを軸に、アメリカメディアの最新事情が描かれている。両社が発展してきたプロセスも面白いが、何より驚かされるのはアメリカではメディアの再編が進むとともに、サービスが充実してきていることだ。今になってテレビの放送をインターネットでも見られ...続きを読むる同時配信で騒いでいる日本がいかに遅れているかが分かる。アメリカはおろか、韓国にもエンターテインメントで後れを取っている日本のエンタメ界の未来を考えるためには必見の書といえる。
Posted by ブクログ 2021年07月22日
内容はわかりやすくて面白かった。米国のメディアの旧勢力について知れたのは良かった。TBS出身のせいか、めちゃめちゃ反トランプで、トランプを批判することが多い。その点賛否あるかも
Posted by ブクログ 2021年05月03日
タイトルには「メディア」とあるが内容的にはいわゆるマスコミ(ニュース)よりもエンタメ(映画)が中心。特に映画が好きな人は新型コロナで大きく変わった業界勢力図を知る上で基礎をひと通り押さえられると思う。今後の映画鑑賞体験にも深く関わってくる動向を知れる一冊。ニュース方面の章ではローカルニュースが生き残...続きを読むりの道になっているという話も興味深い。
Posted by ブクログ 2022年02月23日
著者はニューヨーク特派員など海外ニュース記者を務めた経歴の持ち主で、TBS退職後は海外のメディア動向の調査・執筆を続けているそうです。
一昨年まではメディア関連の会合にも出席していて、トランプからみは反トランプが強すぎな感もありましたが、わかりやすくアメリカメディアの勢力図などがわかりやすく書かれ...続きを読むてたと思います。
TVerを巻き返し策の1つとして上げていますが、個人的にテレビ広告収入が下がった分を補填できるかというと、youtubeや他動画サイトより広告費用が高いと成り立つはずもなく、結構厳しいものがあるのではないかと思いました。
Posted by ブクログ 2021年05月16日
コロナ禍の映像ストリーミング、エンタメコンテンツの現在地図を描いた一冊。とんでもないスケールの金額での投資・買収が動く米国市場にビビり、全然知らなかったアジア圏の動き、国際市場でまったく無い日本の存在感などなど、まるっと総括されていて良かった。何のコンテツを出すか、とんなサービスを提供するか?が戦略...続きを読む上かなり重要なファクターだと思うけど、この勢力図の変遷をみると「誰と作るか」もかなり大事なんだなと思ったりも。保身に走らず、未来にチャレンジをする判断をできる長がいないのか、それとも投資家や金融機関が阻害してるのか?いろいろ考え込んでしまうのだった。