高槻泰郎のレビュー一覧

  • 大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済

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    江戸時代の米を媒介とした市場経済についてリアルに書かれている。手形から小切手が派生した歴史に着目される。

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    2018年10月03日
  • 大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済

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    江戸時代の堂島の米市場及び江戸幕府の政策方針を概観する。諸国大名の米が大阪の蔵屋敷(大阪町人名義)に集まるが、その資産を裏付けに米切手が発行される。それがやりとりされるのが米市場でさらにはその先物をやりとりする帳合米市場も同時期に生まれた、こちらは差金決済で現物のやりとりがなく、政府の関与は名目上は全くなかった。米切手の市場自体も米価格が安定する限りにおいて制度を安定させるように幕府は見ていたように考えられる。
    各国は廻船された米以上に米切手を発行していたため何度となくデフォルトの騒ぎが起こるが実際に奉行所が仲裁に入った件数はそれほどなく、中期には裏付けのない米切手は違法と明文化される。また幕

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    2018年09月20日
  • 大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済

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    米で徴税を行う江戸時代の年貢制度が、それを貨幣に変えるための装置を必要とし、結果として金融市場が発展するというのが面白いですね。米の価格が下がれば大名は困窮するため、当時の幕府が米の価格維持を目標に金融政策を行っていたというのも、言われてみるとその必要はあるのですが、言われるまで気づきませんでした。

    先物取引が情報伝達の高速化を求め、飛脚や手旗信号が発達するところまで含め、社会のダイナミズムを楽しむことができます。

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    2018年09月19日
  • 大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済

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    歴史学と経済学を融合した良書。
    市場との対話を繰り返し試行錯誤する金融政策立案者や市場秩序の維持に臨む司法当局など、江戸時代における幕府の政策を豊富な史料をもとに生き生きと描き出している。

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    2018年08月21日
  • 大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済

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    確か、日経新聞の読書欄で紹介されていた本。日本から始まった先物市場の始まり方を読みたくて買ってみた。米と交換出来るお米券的なものを、米と交換せずに売買するところから始まって、先物取引に発展するところが、なんか天才的な閃きがあった感じですごい。
    歴史、とりわけ江戸時代に興味のある方なら、もう少し面白く読めるのでは。

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    2018年08月11日
  • 大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済

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    江戸時代の大阪米市場には、現代の先物取引にほぼ匹敵するようなデリバティブ市場が形成されていた。江戸幕府もそれを不実の取引としながらも、米価対策の観点で利用していた。

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    2023年03月19日
  • 大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済

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    経済史学の専門家が、世界に先駆けてスタートした先物市場について、その成り立ちや仕組みなどを解説した本。相場をコントロールしようとした幕府の努力も描かれている。現在の証券市場でなぜ「ヤリ気配」と言われているかも理解した。

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    2018年12月09日