中村由一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2歳で被爆した中村由一さんの壮絶な被差別体験記。
戦後身を寄せた大浦の小学校でのいじめ体験。髪が抜け落ちた頭をみて「ハゲ」、やっと髪が生えてくると今度は「カッパ」、そして爆心地の出身であることが知られると、教員に「ゲンバク」というあだ名をつけられ、からかわれた。当時、長崎市内で、それも浦上からせいぜい5,6キロの距離の大浦あたりでさえ、そんな差別感情が存在したということにショックを受けた。
また、中学卒業後は出自を理由に就職差別を受け、職を転々とした。
中村さんは現在、戦争や差別のない世の中が必ずやってくるようにと願い、「語り部」として活動している。自身の体験を笑顔で語れるようになった時、自分 -
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