トムヴァンダービルトのレビュー一覧

  • 好き嫌い―行動科学最大の謎―

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    好きか嫌いかはなかなかわからない。好みについて語ったりすることでそれが好きになる。どんなところが好きかを話すことが大事。という至極当たり前のことが書いてある本だが、ワインのテイスティングの話に行ったり、味覚や嗅覚が好きに与える影響を考えていたり、色んな可能性を感じられる本だった。特に私は昆虫食や昆虫を関心領域とするので、なぜそれが嫌いになるのかに関心があったが、目に入るものが好きになり、好きなものが目に入るという理屈は(美術館の話)とても面白かった。要するに身近にあるかが大事なのだ。

    趣味や好みで選ばれる対象の場合、「賞の最終選考にとどまった作品は受賞作よりも評価が低かった――受賞作が決まる

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    2024年01月31日
  • 好き嫌い―行動科学最大の謎―

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    結局好きか嫌いかはなかなかわからない。

    分類したり、今まで知っていることの方が好きになりやすい。
    好きか嫌いかを話すよりもどんなところが良いかを話す。

    結局最後の上を読めばこの本は終わり

    もう少し端的に結論を書いて欲しかった

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    2023年05月27日
  • 好き嫌い―行動科学最大の謎―

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    好きなものを選ぶとき、選ばれるものの良さを計測するとともに、その選ぶ人間の趣味の良さも計測されるというところは面白かった。

    また、素人と専門家で判断が異なることも書いてあって勉強になった。レビューを書くときのコメントで、わかるという。このレビューも素人であることが分かってしまうのだろう。

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    2022年11月05日
  • ハマりたがる脳 「好き」の科学

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    星評価システムそのものが、かなりバイアスがかかりやすい。人は評価尺度の両端を避ける。これは「縮小バイアス」という。その結果、星一つおよび五つよりも二つや四つの評価がはるかに多くなる。なるほど、自分も滅多に星5を付ける事はない。

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    2020年07月05日
  • 初心にかえる入門書 ──年齢や経験で何事も面倒になった人へ

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    年齢関係なく新しいことに挑戦したい気持ちはあるものの、取り組みに対する思考が凝り固まっているのでは?と思い本書を手に取りました。

    予想通り、自分の考えが正しいかどうか再確認できたり、新たな知識を得たりできました。

    一般的に効果的とされる反復練習より少しずつやり方を変えていく練習の方が習熟度が高いというエビデンスは今後に活かせると思いました。

    しかし本書の残念な点は、全体的にエピソードトークが長いところです。

    ほしい情報がエピソードトークに埋もれてしまっていたので、もう少しサクッと読めるボリュームだとよかったなぁと感じました。

    とはいえ本書を読むことで、練習中のギターのやる気が湧いたり

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    2024年07月24日
  • 好き嫌い―行動科学最大の謎―

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    ・私たちは選ぶのが好きなのだ。選ぶ楽しみは、自分で選ばずに何かを楽しみにするよりも神経活動を活発にするようだ。
    ・きっと気に入ると思っていれば、本当に好きになる可能性が高い
    ・人の評価は願望から生まれる。自分ってこうなんだ、というのを示すために、「ホテルルワンダ」に星5つ、キャプテンアメリカに星2つをつけておいても、見るのはキャプテンアメリカだったりする
    ・私たちは肯定的な意見に追従し、否定的な意見には懐疑的でいる傾向にある
    ・やや否定的なレビューは役に立ったかどうかの評価において、やや肯定的なレビューに比べて結果が悪かった。不確かな場合には、私たちは肯定的な方へ傾くのである。
    ・否定的なレビ

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    2020年12月06日
  • ハマりたがる脳 「好き」の科学

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    Netflixのおすすめメカニズムなど興味深い事例はじめ豊富。なかばから、音楽、食の事例が満載されている。訳者によるあとがきが、要約としてよくまとまっている。

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    2020年11月17日
  • 好き嫌い―行動科学最大の謎―

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    人は情緒的にまず判断し、その後で理由をつける。なぜ好きか自分でわかっていないことも多い。言葉で説明してみるといい。分類できるものを好む。わかりやすいものにはすぐ好意を持つが記憶に残りにくく飽きられやすい。目新しさ/なじみ深さ、同調/差異化、単純/複雑。いいね!はあるけどダメ!はない、ネガティブは実は強力。

    最大の謎、解けるかなと期待しましたが、謎はやっぱり謎でした。周辺のいろいろな知識は得ましたが。

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    2019年04月14日
  • 好き嫌い―行動科学最大の謎―

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    人間のよろこびはみんな砂糖からくる。全員味覚顔面反応が起きる。嫌いな人はいない。好きの程度が違うだけ。

    フランス料理のアミューズブーシュは口を愉しませるもの。
    何か一口おなかに入れるとインスリンが分泌される。空腹の合図。空腹を感じる。アペタイザー効果。

    料理がバラエティーに富んでいると食欲も刺激する。感覚特異性満腹=進化にとって有益なメカニズム。

    最後にデザートを食べるのは、満腹であっても絶対的に美味しいものだから。

    Googleのads/preferemses で、好みがわかる。

    若いころの音楽がいちばんいいと思う=焼き印を押された。
    接触効果=接する頻度の高いものを好む。
    知覚的

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    2019年03月27日
  • 好き嫌い―行動科学最大の謎―

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    「行動科学の最大の謎」とタイトルされているように、「人の好き嫌いは説明できない」というのが常識のようだ。

    そのテーマにあえて挑戦した著者の中間報告的な書ととらえた。全体的に著者の調査や研究の過程で得られた情報が羅列的に書かれているように感じるが、客観的な分析結果が述べられているものではない(と思う)。

    しかし、その「好き・嫌い」というものの特徴をおぼろげながら掴んでおり、それを表現した一つの言葉が、以下のものではないだろうか。

    「好みにはさまざまな無意識のバイアスがつきまとい、そのときの状況や社会からの影響であっけなく揺れ動く。」

    「今日好きなものを明日も好きでいる可能性は思いがけない

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    2018年11月03日