【感想・ネタバレ】初心にかえる入門書 ──年齢や経験で何事も面倒になった人へのレビュー

あらすじ

初心者になるのは怖くない!
学びという冒険へ旅立とう

あなたには何か学んでみたいことがありますか? 長年やりたいと思っていて も、なかなか始められないことは? 最後に新しいスキルを学んだのは、いつ頃 のことでしょう。大人になり、ましてや中年にさしかかると、私たちは新しいこ とに挑戦するのを避け、居心地のよい場所にとどまろうとします。肩書やスペ シャリストを崇め、初心者を見くびるようになってしまうのです。

本書は、こうした常識を覆してくれます。新しい挑戦にワクワクする日々──そ の楽しさを味わえるのは子どもたちだけではありません。何かを学びはじめて、 たとえ最初は思うようにできなかったとしても、うまくなるために考えをめぐら せ、試行錯誤しながら上達していく喜びは、大人だからこそより強く感じられる はずです。そして、それは私たちの脳にどのような影響を与えるのでしょうか。

その答えを見つけるため、著者のトム・ヴァンダービルトが、プロの指導のも と、歌、ジャグリング、チェス、水泳、サーフィン、絵画などのスキルを、新た に身につけることに挑戦します。ベストセラー作家という実績があるのに、恥を かいたり、周囲の人から密かに見下されたりするリスクをなぜわざわざ冒すの か、大人が初心者になって学ぶことの効能をその実体験で解き明かしていきます。

現代は、誰もが好きなことを学べる時代です。にもかかわらず、この目まぐる しい社会を生きていくうえで、私たちは結果に重きを置きすぎているのかもしれ ません。「成果が第一」という誰のものともしれない考えによって、何かに挑戦 するのをやめてしまうのは、みずから自由を放棄するのと同じです。ウィットに 富み、知的で、深い知見のつまった本書は、新しいことの“学び方を学ぶ”心躍る 冒険の書です。ずっとやってみたかったことに一歩を踏み出す勇気を、きっとあ なたに与えてくれるでしょう。

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Posted by ブクログ

年齢関係なく新しいことに挑戦したい気持ちはあるものの、取り組みに対する思考が凝り固まっているのでは?と思い本書を手に取りました。

予想通り、自分の考えが正しいかどうか再確認できたり、新たな知識を得たりできました。

一般的に効果的とされる反復練習より少しずつやり方を変えていく練習の方が習熟度が高いというエビデンスは今後に活かせると思いました。

しかし本書の残念な点は、全体的にエピソードトークが長いところです。

ほしい情報がエピソードトークに埋もれてしまっていたので、もう少しサクッと読めるボリュームだとよかったなぁと感じました。

とはいえ本書を読むことで、練習中のギターのやる気が湧いたりと、モチベーションが上がったので読んで損はない一冊です。

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2024年07月24日

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