国立がん研究センターのレビュー一覧

  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    情報が氾濫する中、科学的に正しい情報がまとめられた好著。全体を通して感じたのは、どうしても発生する遺伝子のミスコピーなど「がん」のきっかけになる事態に、人体がちゃんと対応してがんの芽をせっせと摘んでいること。それを、かいくぐるがん細胞の死闘のすごさ。マンガ「はたらく細胞」のがんの回(特に2回目のほう)を読んでから、この本を読むと、いろいろ符合する。足場依存性がなかったり、多様に変異して免疫系を躱したり、ある意味、スーパー細胞なんだなと実感した。新しい薬の開発に期待。

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    2018年12月09日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    がんの基礎を体系的に理解できる本。
    発生から転移の機構、治療のアプローチと仕組み、今後の展望まで。

    素人が「がん」を理解するには充分な内容だと思う。
    教科書的な記載が非常に分かりやすかった。

    多分に機構の成果を主張しているのは、ご愛敬。

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    2018年08月28日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    ネタバレ

    著者である「がん研」の宣伝っぽい部分もあるが、がんの特徴、メカニズム、治療法や予防法まで幅広く最新の研究成果が分かりやすく解説されている。個人的には、細胞老化に関連すると言われるテロメアに関する説明が出てきたのが意外で、かつ、分かりやすくて面白かった。
    本書は、遺伝子レベルの解析やビッグデータの利用によって画期的な治療法が期待できるということで結ばれているが、本書を読むと、がんというものが、調べれば調べるほど複雑怪奇で、治療法を改良しても改良してもしぶとく生き延びる(もっとも、がんが生き延びると人は死に、がんも死ぬので、がん自体は生物のような生存戦略を持っていないのだろうか。)不気味な存在のよ

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    2018年07月05日
  • 「がん」はどうやって治すのか 科学に基づく「最良の治療」を知る

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    網羅的にがんの治療法とその根拠を説明。
    そのため、私にとっては関係ない部分が半分以上、まあおさらいとして、全体確認として役にたつ。
    遺伝子パネル検査のいみが判明。標準治療が全て終わった時にのみ適用できる選択肢であった。しかも有効な薬が見つかる確率は1から3割程度?ずいぶん低い。今後の向かう方向としては少し寂しい。

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    2026年01月08日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    がんが遺伝子の病気であることは知っていたが、その複雑性に改めて驚かされた。そこからスタートして治療法や検査法が新しく開発されている状況も説明されている。早くがんを克服できる世界になってもらいたい。

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    2025年02月18日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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     「がん」という病の不思議さ、それはひとえにその多様性に尽きる。なぜ様々な臓器に発生しそれぞれ性質が異なるのか。なぜ人によって同一治療の有効性に差があるのか。本書はがんの性質の不思議さをその本態と成因を詳述し、現代医療における最新治療との関連においてその謎を解き明かそうとする。
     
     本書によればがんの多様性は、がん細胞が単一ではなく非常に多くの種類の変異が蓄積されることによって発生することに起因するという。その原因の一つである遺伝子変異を例に挙げれば、その変異によりがんの発生と進展に直接関与する「ドライバー遺伝子」はこれまでに15個特定されているが、これらのうち同種のがんにおいて最も多く共通

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    2021年10月11日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    ネタバレ

    2017年ゼロ歳で男性62%、女性46%ががんに診断される。

    癌の要因
    遺伝子の多段階変異
     化学物質
     カビ毒
     放射性被曝
     細菌寄生虫:日本人に多いピロリ菌、B型C型肝炎
     遺伝子要因
      ALDHの働きが弱いとアセトアルデヒドを分解できず
      食道がんになりやすい。
     老化細胞の炎症SASP

    大腸がんにはアスピリン、メトホルミン、スタチン

    分子標的薬
    核酸医薬

    がんは不均一性、ひとつの薬ではやっつけにくい。

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    2020年06月15日