国立がん研究センターのレビュー一覧

  • 「がん」はどうやって治すのか 科学に基づく「最良の治療」を知る

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    がんの治療というと、手術だったり薬物治療だったり放射線治療だったり、直接がん細胞に何らかの手をかける部分(技術そのもの)に着目してしまいがちになる。
    しかし、その治療法がどのようにしてがんに働きかけるのか、なぜその治療法を選択するのかなど、治療に必要だけどあまり目を向けないところにまで丁寧に書かれてあってわかりやすかった。
    最新の治療法についても言及されていて、「がんの治療ってまだまだ奥があるんだな」と感じた1冊だった。

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    2025年06月22日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    がんって、知っているようで知らないことばかり。そんなことを教えてくれた1冊だった。
    がんについてわかりやすく説明されていたのでどんどん読み進めたが、きちんと理解しようと思えば、あと2〜3回は読み直した方がいいと感じた。

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    2025年05月30日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    非常に分かりやすくまとめられている一方で、知識不足により理解できない部分もたくさんあった。様々な用語が出てくるので、学がないと真ん中あたりから、理解できなくなってくる。

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    2025年01月07日
  • 「がん」はどうやって治すのか 科学に基づく「最良の治療」を知る

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    がんに罹る前に読んでおいた。現在の最新のがん治療について知識を得られる。基本的な内容から、最先端の遺伝子治療の解説までこの1冊に詰まっていてわかりやすかった(詳細部分は難しすぎるので斜め読み)。半世紀前どころか10年前と比べてもどんどん治療方法が進化しているようで、もはや必ずしも不治の病ということでもないということ、そして早期発見の重要性もよくわかった。

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    2024年05月22日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    ネタバレ

    ガンのでき方、仕組み、そして逃れる知恵、そしてそれを追いかける医療。遺伝子科学、分子化学、デジタルの進展から「がん」のメカニズムとその複雑さ、そして可変性。医療界の方々に頭が下がります。〇〇の機能が発現しないように抗体とか高分子の○○とか、それを見つけて作って送り込んでしまう医療もすごいし、それを掻い潜るガンも凄い。まるでウイルスみたいに遺伝子が変異して生き残ろうとする。細胞間の生存競争。変化したガンが生き残る。厄介。でも、今後の医療の進展に期待が持てる、そして非常に分かりやすい作品でした。

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    2024年04月02日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    ネタバレ

    第1章 がんとは何か?
    悪性腫瘍とはコントロールされない細胞の増殖であり、自律性増殖、浸潤と転移、悪液質を引きおこすなどの特徴がある。癌腫(上皮性)、肉腫(間質性)、その他血液がんなどに大別される。がんは昔から知られており、近代以後は発がん性の発見(19世紀)、がん遺伝子の発見(20世紀)など研究が進んだ。リン酸化によるシグナル伝達の変異ががんを引きおこすこと、逆にがんを抑制する遺伝子も存在することが判明した。現在は遺伝子レベルのがん化を抑制する分子標的薬が開発され、主力になっている。
    第2章 どうして生じるのか?
    遺伝子変異の蓄積や、染色体異常によりがんが生じる。がん遺伝子の活性化やがん抑制

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    2022年01月29日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    最新の研究成果が満載で、「がん」が何故できるのかそのメカニズムを詳しく知ることが出来た。 不安心を煽ることなく「がん」について冷静に記述する意志が随所に感じられる。まさに、「がん」の教科書とも呼べる一冊ではなかろうか。

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    2020年08月08日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    免疫チェックポイント阻害剤も含めて、最近のガン治療薬を取り上げ、またガンと老化との関係などベースになる知見を網羅しており、基本から先進までの多くの話題を上手く記述しています。久し振りのヒットとなるblue backs ですね!

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    2020年02月18日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    がんはその成長過程においてゲノムの異常が多様に変化する「がんゲノム進化」これには遺伝子の発現量に影響を及ぼす「エピゲノム」の異常も含まれる。

    がん細胞は、ほとんど分化せず増殖し、アポトーシスにも抵抗するので、傷がついた細胞も生き残る。

    20世紀前半、化学発がん説、ウィルス発がん説、遺伝説、どれも決定的ではなかった。
    現在では「がんは遺伝子の病気である」と考えられている。

    「がんの発生には、正常な細胞に存在する正常な遺伝子がかかわっている」変異を起こす前の正常な遺伝子を「がん原遺伝子」、変異した後の遺伝子を「がん遺伝子」と呼ぶことがある。

    リン酸化で情報を伝達するがん細胞
    ヒトを含む真核

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    2018年11月18日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    がんの最新の知見、最新の治療法や治療薬について、分かりやすく網羅的に解説されています。
    全くの素人でしたが、ある程度理解しました。これからは、産官学が協力してやっていかないといけないと思いました。何か力になれることを考えてみよう。
    今年のノーベル賞期待してます!

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    2018年09月30日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    2018年現在最新の、がんに対する理解とその治療法の最前線。近年のヒトゲノム解析を初めとする生物学の進展によって、がん治療は大きく前進している。がんとは何なのか、なぜ起きるのか、そのメカニズムの理解とともに、治療法も大きく進歩しつつある。

    細胞や遺伝子の構造、タンパク質の働き方など、詳しく説明されている箇所もあって、少し難しく感じる部分もあるが、それだけの学術的背景を感じられて説得力がある。一度最後まで通して読んでから、気になるところを掘り下げるような読み方が良いかもしれない。

    日本人の二人に一人ががんになるという時代。自分がいつか罹った時には、この本で紹介されている最新の治療法が実現して

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    2018年09月22日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    これまで読んだがんに関する本の中で一番理屈的にわかりやすい本でした。医療に携わりがんについてこれまでとこれからを勉強し始めた人におすすめ。

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    2018年08月11日
  • 「がん」はどうやって治すのか 科学に基づく「最良の治療」を知る

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    国立がん研究センターによる最新治験。早期発見できれば治療可能なケースが増えているそう。とは言え、怖いけど。。

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    2025年04月10日
  • 「がん」はどうやって治すのか 科学に基づく「最良の治療」を知る

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    がんの診断を受けて、家族でショックを受けたが、治療決定までの間に必要そうなところまでを読んだ。
    がんの分類が多種類あること、「標準治療」や「先進医療」などの言葉など、がんやがん治療に関することが広く知れた。ただ、自分のがんに対しての情報や、その治療に関してまでは得られず、自分からお医者さんや本などにアクセスすることが大事だと思った。
    そして、セカンドオピニオンや他の治療は無いかと求めていくことも大事だと思うが、今のお医者さんや病院を信じて治療に臨むことも大事だと思った。また、家族も納得する形でいろいろと進めていきたい。

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    2024年09月02日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    2018年刊行時点でのがん研究、特にがんゲノム医療の基礎についてまとめられた本。国立がん研究センター編なだけあり、これほど安心して読めるがん研究入門書はなかなか無いのではないでしょうか。
    第1章、第2章、第8章ではがんゲノム研究と、その成果である治療薬について語られています。がん細胞の遺伝的多様性を軸に語られる最新の研究成果は知的好奇心を大いにくすぐられます。同ブルーバックスの「DNAの98%は謎」という本がわたしが好きなのですが、その本をゲノム基礎研究についての本だとするならば、本書は「がん」を題材に応用研究を述べた本とも読めそうです。「がん」は人類の死因の多くを占め、社会的関心も高いですか

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    2024年08月16日
  • 「がん」はどうやって治すのか 科学に基づく「最良の治療」を知る

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    「がん」の仕組みがよく分かる本。そして、治療について。ガンの仕組みの複雑さ、そして、元は自分の細胞でありながら、外部の細菌やウイルスのような蠢きをする事の不思議。そして、それを解明してきて、すごく理論的な仕組みとなっていること。そして、それに対応する治療法を開発されてきていること。巷に流れている風説に惑わされない、科学、統計に裏付けられた治療、標準治療の大切さも学びました。

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    2024年03月18日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    ・免疫チェックポイント阻害剤
    ・pdi抗体 のニボルマブ→商品名 オプジーボ
    ・がんの原因 遺伝子変異
    ・炎症からがん化するケースがある
    ・遺伝子に傷がつく事がきっかけで、DNAが変異する
    ・増殖するがん細胞は不死化
    ・高齢になるとがんになる可能性が高くなる
    ・再発と転移が治療を困難にさせる
    ・再発と転移の要因は幹細胞にある
    ・足場依存性と足場非依存性の肺癌
    正常細胞は足場を失い浮遊状態になると細胞死を起こす。転移がんは浮遊しても死なない。→足場非依存性はタンパク質のリン酸化が強い→RNA干渉法で膜タンパク質の量を減らすとがん細胞は増えることごできない。
    ・遺伝は5%、がんの発症要因はタ

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    2021年02月27日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    ブルーバックスだけあって、内容がしっかりしている(と思われる)のと読みやすさを両立させていると感じます。

    なかなか予防とかは難しい病気だとは思いますが、今後の発展にすごく期待します。

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    2020年01月13日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    がんが発生するメカニズムや、近年開発が進む治療方法がどのようなものかを説明した本。

    正直に言えば、読みやすい本とは言えない。
    また、今、病で苦しむ人、再発の懸念を持っている人が、今どうするかには応えられるものではないかもしれない。
    (もちろん、私自身も当事者だったりするわけだが。)

    もしかすると、NHKの番組で似たような内容のシリーズが既に放送されているかもしれないけれど、映像で見せられれば、理解がもっと進む気がする。

    自分は病気が見つかってから手術を受けるまで、仕事の忙しさにかまけて、病気のことを大して知らないままだった。
    この本を読んで、ここ数年、すぐに高熱を出したり、傷が治りにくか

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    2019年05月19日
  • 「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで

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    情報が氾濫する中、科学的に正しい情報がまとめられた好著。全体を通して感じたのは、どうしても発生する遺伝子のミスコピーなど「がん」のきっかけになる事態に、人体がちゃんと対応してがんの芽をせっせと摘んでいること。それを、かいくぐるがん細胞の死闘のすごさ。マンガ「はたらく細胞」のがんの回(特に2回目のほう)を読んでから、この本を読むと、いろいろ符合する。足場依存性がなかったり、多様に変異して免疫系を躱したり、ある意味、スーパー細胞なんだなと実感した。新しい薬の開発に期待。

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    2018年12月09日