ドメストル美紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フランス伯爵家末裔の男性と結婚した日本人女性の著書。貴族の精神や伝統を頑なに守り続ける姑や義姉に鍛えられ大変そう。意識の高さや美学に驚き、また呆れることも多々。
上質な装いのルール、美しく住まうルール、美しい食卓のルール、毎日を上質に過ごすためのルール、の4章構成。
要は「品格を持って生きる姿勢がエレガンスを生む」ということらしい。
日本の価値観とは絶対相容れないことも散見されるが、精神性など参考になる部分も多く、時々読み返したい。
1〜3章までは衣食住に関する記述だが、最後の4章精神性についてが一番参考になった。
「人に依存しない。どんな時も甘えない」「親しき仲でも頼み事はしない」「人付き合 -
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素敵です、けど。
欧州はフランスの旧家に嫁ぎ、長年のご自身の経験から語る内容に、触発されます。自分の日常生活の怠けたところを改善せねば、と。
非常に残念なのは、校正が雑な部分。
またこの手の内容は「武士道」のようなガチガチな哲学か何かではなく、ほんのりお洒落な雰囲気を楽しむ内容なので、著者の文章から情景は伝わってくるものの、ビジュアルな写真があれば、もっと魅力的な作品になっただろうと察します。著者には別の出版社での次作を期待します。 -
Posted by ブクログ
美意識や美的感度は間違いなく上がる一冊。そして、自分の生活を反省してしまう。しかし、本書の内容を日本の住宅や生活環境で実践していくことはかなり難しいのではないだろうか。一人暮らしならまだしも、家族がいればより一層難しくなる。本書の内容を実践しようと、家族に押し付けてしまうと嫌がられて家庭内が険悪な感じになってしまいそうである。フランス人男性ならともかく、日本人の男性に理解してもらうのは、かなり苦労するであろう。また、本書の内容を努力して実践しても、たぶん夫からは気づいてもらえないし努力を賞賛されないどころか煙たがられるだろう。
人付き合いに関しての記述は、やりすぎると気取ってみえるし、本書の内