大坊勝次のレビュー一覧

  • 大坊珈琲店のマニュアル

    Posted by ブクログ

    【コーヒー一杯分の硬貨だけで、ここの場所は平等な世界を作れる】(文中より引用)

    38年にわたってお客様と向き合い続け、2013年に惜しまれながら閉店した大坊珈琲店。唯一無二のコーヒーと空間を創り上げた人物が、すれ違っていった人々コーヒーにまつわる思い出を振り返った一冊です。著者は、若い頃にはフリージャーナリストになりたかったと語る大坊勝次。

    なんとも言えない芳醇さに満ちた作品。残念ながらお店に足を運んだことはないのですが、本書から漂ってきたのは「幽玄的」とも言える雰囲気でした。「珈琲道」というほど堅苦しいものではありませんが、著者の思念が丹念に詰まった贅沢な一冊です。

    なんにもしない時間

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    2021年12月09日
  • 大坊珈琲店のマニュアル

    Posted by ブクログ

    最近流行りのサードウェーブもいいが、手廻しロースターで深入りにした珈琲もいい。
    コクと甘みという点では右に出る珈琲はないだろう。
    ありがたいことに、焙煎方法・抽出の心得まで書いてくれている。
    今はなき大坊珈琲店の味を追い求めて……

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    2021年07月02日
  • 珈琲屋

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    コーヒーのウンチク本ではありません。
    もっと深くて哲学的な内容の本です。

    自家焙煎とハンドネルドリップによる深煎りコーヒー
    の名店として名高い「大坊珈琲店」と「珈琲美美
    (びみ)」の二人の店主の対談集です。

    その内容は芸術を極めようとする、孤高の挑戦者
    と言っていいほどのこだわりが満ちています。

    本当の深煎りコーヒーが飲みたくなる一冊です。

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    2020年02月12日
  • 珈琲屋

    Posted by ブクログ

    プロがこだわるその道の対談を文字に落とした、熱い思いが感じられる本。
    閉店や遠かったりで、なかなか行ける店でないのが残念。

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    2018年09月02日