デイヴィッドグランのレビュー一覧

  • キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生

    Posted by ブクログ

    デイヴィッド・グラン『キラー・オブ・ザ・フラワームーン オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生』ハヤカワ文庫。

    マーティン・スコセッシ監督により、レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、ジェシー・プレモンスら出演する映画の原作となったノンフィクション。『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』として刊行された作品を文庫化、改題。

    オセージ族が保留地から出る石油の受益権のおかげで巨額の富を保有するようになったとは知らなかった。当時のアメリカ人の11人に1人が車を持っていたのに対して、オセージ族は1人で11台の車を持っていたのだ。

    オセージ族連続殺人事件の捜査は遅々として進まず、何度も同じ描写が描かれる。殺人事件の捜査がメインなのか、アメリカの歴史とFBI創設の経緯がメインなのかはっきりしない。恐らく、映画はオセージ族連続殺人事件の方を主眼に描くのではなかろうか。


    1920年5月、禁酒法時代のアメリカ南部のオクラホマ州でオセージ族のチャールズ・ホワイトホーン、アナ・ブラウンが立て続けに殺害される。その後、さらに殺人は続き、二十数人のオセージ族の人びとが殺害される。

    私立探偵や地元当局が決定的な容疑者を絞れず、手を拱く中、後にFBI長官となるJ・エドガー・フーヴァーは、特別捜査官トム・ホワイトに命じて大がかりな捜査を始めるが、解明は困難を極める。

    しかし、そこにはオセージ族が手にした石油の受益権による巨額の富に関係する陰謀が渦巻いていた。

    本体価格1,360円
    ★★★

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    2023年10月08日