孟達のレビュー一覧

  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 3

    Posted by ブクログ

    とんでもなく濃密な内容でしたね…
    この巻だけで幾つもの思い込みや印象が引っくり返った気がするよ?


    この巻では様々な展開が描かれるだけにどれから触れるか困るのだけど、まず気になったのはやはりエルフの里での占いだろうね
    こういった作品での占いは多くの場合で先の展開を示唆したもの。古の魔王とかリオンが失う大事なものが何を指すのか気になってしまう

    リオンの境遇が上がったり下がったり上がったりなんて既に毎度の恒例行事になりつつ有るけど、今回のは恐ろしく激しいものだね
    反逆者として捕まり罵倒の限りを浴びせられたかと思いきや、あっという間に軍の総司令官ですか。
    これには王宮の権力争いや元々のリオンの活躍に因るものが大きい変遷なのだけど、その中でも見逃せないのはアンジェリカとオリヴィアの行動か
    この世界の元になった乙女ゲームでの境遇とは大きく異なる人生を歩むことになった二人。彼女らも人生の激しい上がり下がりを味わったけれど、その中でいつも支えとなったのはリオンの存在。だからこそ、リオンが不味い状況になれば何をしても助け返してやりたいと思うのだろうね
    それにしたってあのアンジェリカがマリエに頭を下げるとは思わなかったけど。これも愛のなせる業か

    公国の脅威が迫る中で戦うための建前を整理するリオン。自分が繰り広げた偽りに限界を迎えるマリエ。この二人がいずれ本性を現し合う展開はいつ描かれるのかと楽しみにしていたけど、まさかこのようなものになるとは
    状況が緊迫しマリエは限界を迎えていた。それだけに最早マリエに抵抗する気はなく、それどころか久しぶりに会った兄貴に甘えたい一心だとか誰が予想できたろうね

    また、全てを騙し偽りの心で対応していた筈がここに至ってもマリエを支えようとするカイルやカーラ、そして五人組の姿には胸を打たれる。
    特に五人組のおバカで後先考えない行動は何度も笑ってしまったものだけど、この時のように本当に追い詰められて全てを拒絶した筈のマリエを変わらず好きでいようとする姿勢には驚かされたよ
    リオンも後先考えない行動をして望んだ結果と真逆の結果を得る、なんて事が何回か有ったけどマリエもその境遇は同じなわけだね


    リオンの台頭、マリエの反省、そしてアンジェリカとオリヴィアの想い
    それらを含んだ上で始まる戦争の模様は非常に濃密。ラストバトルの名に相応しい光景が繰り広げられる
    遂に示されたオリヴィアの真の力、マリエが経験してきた人生の意味、リオンに突きつけられるその行動の是非
    単純な白黒で分けられないそれらは明瞭な答えを許してくれない。戦争が終わっても悔いが残る描写は印象的

    そして白黒で分けられないのはリオンの想いも同じ
    アンジェリカも大事だしオリヴィアも大事。けれど、そんな大事な相手の幸福の責任を取れる自信もない
    リオンが白黒で分けられないなら、既に白黒はっきりさせている方が行動すればいいとばかりに大胆な式を挙げた二人の行動力には吃驚
    もうリオンには中途半端なことを言って逃げるなんて許されないだろうね

    まあ、逃げちゃうんだけど。まさかここに来て乙女ゲームの意外な真実が明かされるとは思わなかったよ……
    まだまだ数多の厄介事を抱えながら続く物語、そして相変わらずの馬鹿五人組
    次巻からどのような内容が描かれるのか楽しみな所

    5
    2020年01月29日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 2

    Posted by ブクログ

    ライトノベルの第二巻でヒロイン追加なんて珍しい話ではないけれど、あの人って追加ヒロイン枠に入っていたりするんだろうか?
    高貴な身分だし夫も子供も居るんだけど、もしヒロイン枠に入っているとしたらラノベのヒロインとしてはかなり異色なタイプになってしまうんじゃなかろうか。
    2巻では序盤くらいしか出番なかったからまだ何とも言えないけど


    第一巻でユリウス達を退け、学園中を敵にしながらも陞爵してしまったリオン。色々と注目度の上がった彼が変わらずに願うのが平穏な生活であるのは面白い
    同様にライバルポジションのマリエもオリヴィエの立場や攻略対象を奪いながらも願っているのはリオンと同じようにある程度平穏な暮らしであるのも面白いね
    結局、階級やら偏見に満ちてやがて戦争に至るような世界で望むのは平和な暮らしということか
    だとしたら、二人ともやること為すこと裏目に出てばかりなのは笑えてしまうけど

    そんな暮らしの中で表面化してしまうのはリオン、オリヴィア、アンジェリカの身分の違いによるすれ違い。
    第一巻ではモブが主人公や悪役令嬢と親しくするなんて、とリオンの立場で語られていた関係性だけど、第二巻では平民であるオリヴィアの立場から三人の関係性が問い直されている
    マリエとの対立の中で親しくなってしまった三人だから、マリエとの対立が一旦落ち着き周囲から自分達がどう扱われているかを見直せるように成れば、途端に身分が異なる三人が揃う歪さが表面化してしまう。そして、歪さによる軋轢が向かいやすいのは平民であるオリヴィアなわけで
    三人の関係性に亀裂が入る展開は予想できたけど、それにオリヴィアが耐えられずリオンに八つ当たりしてしまう展開は予想できなかったな
    リオンからは未来の聖女として大切に扱われている彼女だけど、こういった場面からは普通の女の子としての感性を持っているのだと感じられた

    予想外といえば、ブラッド達の心境の変化も挙げられる
    第一巻ではマリエに参ってしまい、本来のヒロインであるオリヴィアを認識しないどころか、ユリウスの婚約者であるアンジェリカもぞんざいに扱ってしまった彼ら
    このままおバカ雑魚キャラとして終わってしまうのかと思いきや、立場が変わり本物の戦場でリオンと共闘する内にリオンの強さを認め、そして自分に足りないものを自覚するようになるとは
    終盤の展開ではおバカ雑魚キャラに戻ってしまったけど、それでも変化の兆しは感じられた。もしかしたらマリエに参ったままでもヒーローとしての役割を取り戻すことが有るんだろうか?

    そうして物語は様々な変化を含みつつも気になるのはスケジュールが前倒しされたかのように起きる幾つかの異変
    空賊やら公国の早い襲撃は何を意味しているんだろうね?公国の襲撃に関してはリオンが先頭に立ち生徒たちを扇動し、更に何とかアロガンツが間に合ったことで撃退できたけど、今回のようにスケジュールの前倒しが何度も行われたり、ゲームになかった要素が出現すれば流石にリオンだけで解決するのは難しいんじゃなかろうか?
    そうなってくるとやはりオリヴィアやユリウス達が本来の力を遺憾なく発揮する未来とか有ったりするんだろうか…?

    二人の転生者が勝手気儘に動き回り、元のゲームから在り方を変わってしまった世界は何が起きるかまだまだ見えてこない
    それでも、軋轢を経て互いの大切さを再確認したリオン達の仲の良さが読んでいるこちらを癒やしてくれるね
    あと、事あるごとに周囲を煽り倒すリオンの口の悪さは確かに魅力的かも

    0
    2020年01月22日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 02

    購入済み

    チートアイテムを使ったモブ主人公による、乙女ゲーム攻略キャラへのフルボッコが始まる(笑)
    調子に乗ってる彼らへの鉄拳制裁とも言えますが、この作品は基本的に主人公が調子に乗ったとたん後で酷い目にあうのを楽しめる作品なので、そこらへんのイキったなろう作品の主人公よりも好感が持てます。

    1
    2019年11月18日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 01

    購入済み

    思ったよりも悪くはないです

    死んだら自分がプレイしていた乙女ゲーム世界の名もなきモブに転生・・・
    という、最近ではよくありふれたつまらなそうな作品の1つだと思ってましたが、ニコニコの無料お試し版を見て、
    主人公が好きになれて面白かったので購入。序盤ではチートアイテムを入手しますが、それによる俺TUEEな展開は次巻から。

    2
    2019年11月18日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 1

    Posted by ブクログ

    作中ではパーティ会場でイケメン男子5人組が一人の女生徒を囲って「一番愛しているのは自分だ」と言いつつ諍いが発生しないシーンが描かれる。こういうのを読むとハーレム状態って他人からどう見えているのかよく判るかも?あれはちょっとドン引きするね

    乙女ゲーを舞台にした作品って初めて読むためか、少々とっつきにくい部分はあったもののスイスイ読める内容になっている
    主人公がモブであると謳っているが、悲惨な立場からの成り上がりものと解釈すればなかなかに楽しめる作品


    徹底的な女尊男卑世界であり生活の厳しい男爵家の三男坊ともなれば輝かしい未来なんて望めない。だから主人公であるリオンは一世一代の賭けに出る訳だけど……
    ある程度の当たりは付けていたとはいえ命がけであることには変わりない冒険を経て彼が望むのが栄光などではなく、最低限の安寧である点は面白いね。

    後に他の転生者が登場するけど、彼女が望むのは本来の主人公に成り代わってイケメンも権力も何もかも手に入れること
    対してチート級のアイテムを手に入れたリオンが望むのは山も谷もない人生。彼は自分があの世界でモブ相当でしかないと認識しているから多くは望まない。周囲がリオンの事を学園入学前から冒険者として偉業を成し遂げた人物だと見ていても、本人はそれを吹聴したりしない
    ……まあ、そもそも実家の格や爵位が低いせいで女性陣から相手にされないという悲しい事情もあるわけだが

    その潮流が代わり始めるのは元主人公であるオリヴィアと関わり始めてからだね
    本来なら主人公として攻略対象の男子達からちやほやされるはずの彼女も転生者が滅茶苦茶したせいでぼっち生活。それを不憫に思ったリオンはあっさり関わってしまって、更には同じく転生者に人生を壊される悪役令嬢役のアンジェリカにまで関わりだすのだから厄介なことに
    オリヴィアがぼっちのままだと世界がヤバいとか、でかい顔してる攻略対象男子を嫌悪している面も大いに有るのだろうけど、ルクシオンが分析しているようにリオンってお人好しなんだろうなぁ
    そうでなければ廊下にへたり込んでいたオリヴィアをお茶会に誘ったりしないだろうし、アンジェリカの代理人に名乗り上げる中で必要以上に自分にヘイトを集めたりしないだろうし。また、皇太子への心残りとマリエへの憎しみで板挟みで苦しむアンジェリカに対してあのような復讐法を伝授できる辺り、歪んだ性根ではなく思い遣りの心を持っている証明だろうからね
    リオン自身は自分をモブの小心者と思っているようだけど、充分主人公として成立する器を持った人間だよなぁ

    そういえば、乙女ゲーを舞台にしている他にシミュレーションゲーム要素もあるのか鎧と呼ばれるパワードスーツで戦うシーンも描かれる
    リオンは課金アイテムのチート級鎧を手にした為に攻略対象級の皇太子などを相手にしても全く劣らない為に戦闘シーンではリオンが圧倒する
    そして、圧倒するだけに留まらずイケメン5人組に向かって日頃の鬱憤を晴らすが如く言いたい放題になってメッタメタのボッコボコにしていく。正直このシーンはそれまでの不快感の全てが解消されるようでもあり、同時に不遇な立場を甘んじるしかない男性の意見を代弁するようでもあり、読んでいて非常に爽快になれるシーンだった

    そうして退学覚悟で皇太子に喧嘩を売ったリオンは当初望んでいたよりも低空飛行気味な山も谷もない人生を手に入れたはずがまさかの大昇進とは面白い。オマケに本来の立場から外れてしまったオリヴィアやアンジェリカとも非常に仲良くなってしまうのだからリオンにとってはかなり計算違いな事態
    読者からすればこれはもうルートに入ったような状況なのだけど、リオンは自分をモブに過ぎないと考えていて、またオリヴィアやアンジェリカは自分には手の届かない存在だから手を出せない相手だと思っている
    これは今後面白くなりそうな関係性を築いたね

    皇太子を廃嫡に追い込んだリオンを昇進させた宮廷の狙い、望んでいた立場を手に入れられそうにないマリエが今度どのような手を打ってくるか、そしてオリヴィアは聖女としての役目を無事果たせるのだろうかなど気になる要素が満載。
    次巻も自分をモブだと思いこんでいるリオンが何をしでかすのか楽しみになってきた

    2
    2019年08月30日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 01

    無料版購入済み

    1巻目。

    面白かった。
    似たような漫画を読んだ事あるので、新鮮さは感じなかったけど。
    (どっちが先とかも知らない)
    1巻目だけでは何とも言えないので、続き次第かな。

    0
    2026年08月12日
  • あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です 5

    Posted by ブクログ

    本編においてリオンって目立った功績を上げたり大暴れしたりで昇進に次ぐ昇進を繰り返す事になったけど、本スピンオフにおいては目立った功績が限られている為か昇進はそれほど行われず。それにより冒険者として注目は幾らかされていても騒動の中心に導かれる程ではないんだよね
    それは言い方を変えればモブになっていると言えるかも知れず。だからこそ、元ゲームにおける主人公・オリヴィアを中心とした騒動にそれほど関われないし、彼女に何が起きているかも察せられない

    スピンオフのリオンは実力者であっても騒動の解決を積極的に任される程の逸材には成りきれていない。それが事態の深刻化を阻害できない要因になっている
    まあ、他にもルクシオンが協力的ではなくなってしまった点も大きく影響しているのだろうけど
    そう考えると、ルクシオンの協力が得られず、問題を解決しなければならない責任を負っているわけでもないのにリオンはよくやっていると言えるのかな
    クラリス救出の件だって、リオンに彼女を助ける積極的な理由はない。けれど、彼女の無実を知ってしまったという事実が彼を突き動かすね。その点にはリオンが潜在的に持つ正義感を感じさせる

    また、本編ではユリウス達との関わりが多かったマリエが本スピンオフではリオンに掛かりっきりに成る事で彼の尻を叩く展開が多い。それはうじうじ悩んだり言い訳ばかりなリオンを行動へ駆り立てるものとなるね
    こう見ると、スピンオフは本編とは物語の構造や人々の関係性が異なるけれど、それによってリオンとマリエの良さが上手く出ているような気がするよ


    リオンもマリエもルクシオンの協力が得られない中で良くやっている。それでもオリヴィアの暗躍を止められないのは彼女がユリウス達の庇護下に完全に入ってしまったというのも有るし、学園の中央というモブには近寄り難い場所に居る為か
    というか、オリヴィアに憑依したアンは恐ろしいね。宮廷貴族を抱き込んで権謀術数を走らせるとか普通出来る事じゃなくない…?

    アンの遣り口が狡猾で水面下に徹しているから、実際に脅威に晒されないとオリヴィアの恐ろしさに気付けない
    アンジェリカは陰謀への対処が元より得意なタイプではなかったけど、それでも対処できない内にあれだけの舞台を整えたアンの手腕は恐ろしいと言うしか無い

    こうなってくると、リオンが本編みたいな調子で面倒な相手を吹っ飛ばしてくれる展開を待ち望んでしまうのだけど、このタイミングでアルゼル共和国行きですか。しかも、アルゼルでは既に大きな異変が起こっている状態なの?
    しばらくリオンはアルゼルに掛かりっきりになるだろうし、尚更にオリヴィアの暴走は止められないか

    これ、見方によっては本編より酷い何かがホルファートに起きる気がしてしまうよ……

    0
    2025年11月04日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 01

    匿名

    ネタバレ

    ヒロインキャラで評価低下

    リビアのキャラ設定に評価下げざるをえないかなぁ・・あのあるあるな感じの展開はね。
    ちょっとした事で友達関係が揺らぐのは思春期あるあるだけど、あまりにも信頼もなく揺らぎすぎではないかな?
    それ以外はなんか読みやすくて楽しいかな。

    0
    2025年10月11日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 8

    購入済み

    8巻を読んで

    なんとな〜くですが個人的に盛り上がりませんでした(笑)どこがって事は特にないのですが、似たような感じだったんでしょうか…?

    1
    2025年09月17日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 2

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    終盤の主人公は割と好き。

    学園祭に修学旅行と今回はイベント満載。
    しかし、リオンたちの関係に亀裂が発生!

    そして修学旅行のさなか、乙女ゲーでのラスボス、ファンオース公国が攻めて来て…

    基本的にクズが多くて作風が好きになれないけど、終盤の主人公は割と好き。

    #ドキドキハラハラ #じれったい

    0
    2025年04月23日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 1

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    キワモノ過ぎる世界観

    乙女ゲーの世界の中でもキワモノ過ぎる世界観。こんな世界に転生はまさしく死んでも嫌だな…

    もはや狂気すら感じる。
    でも、女性から見たら違うのか?

    うん、SAN値が減って来た!

    前半は微妙だったけど、決闘の辺りは面白かった。

    #ドキドキハラハラ #ドロドロ

    0
    2025年04月22日
  • あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です 01

    購入済み

    面白いけど

    作画に少し違和感があります。
    特にまりえの後ろ姿が髪の毛から足が生えているように見えて気になります。
    ストーリーは楽しめました。

    #ドキドキハラハラ

    1
    2025年02月16日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 7

    Posted by ブクログ

    共和国編完結。

    ほとんどのキャラが捻くれてるか拗れてる。
    読むのが少し疲れる。

    ノエルは吹っ切って欲しかった。

    0
    2025年01月21日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 4

    Posted by ブクログ

    リアンとルクくんの粛清ターンは読んでて面白いけど、前半のクズが外道なことするところは、気持ち良くないので流し読みしてしまった。

    ってか、またハーレムパターンなのかしら…

    0
    2025年01月05日
  • あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です3

    Posted by ブクログ

    リオンやマリエの敵になりそうな人物が粗方居なくなった事もあってか2人の周囲はかなり安定したね
    前巻の引きで怪しげな霧が登場したけど、それだって大して心配するような事態にならなかったし

    他にも、まさかその勢いで第一作目と三作目のラスボスを封じてしまうとは思わなかったよ。本編では防ぐ手段も無いままに出現しリオンを大いに苦しめた強敵。それをあんなあっさりと無力化してしまうなんてね
    このスピンオフでは転生者であるリオンとマリエが早い段階から協力しているお陰で厄介事が手早く封じられている印象を覚えるよ

    その反面、不安定さを増していくのがオリヴィアか
    本編においてもマリエの登場によって不遇へ追い遣られていたけど、同じく不遇に甘んじていたリオンが手を貸す事で彼女の境遇は改善されていた
    けどこちらは元となったゲームと似た状況である筈なのに、何もかもが酷いとしか言いようがない境遇。

    このスピンオフにおいても五馬鹿がやらかしているのは事実だけれど、本編程に馬鹿というわけではない。けれど、彼らはオリヴィアに夢中になるばかりで、庶民の彼女が貴族ばかりの学校で苦難を味わっている点に一切気付かない。フォローが無さ過ぎる状況は余計に彼女を苦境に追いやるものとなっているね
    こうまでオリヴィアが悲惨だと元のゲームではどのようにして主人公としての行動を起こしていたのだろうとかと疑問に思ってしまうよ


    オリヴィアの過酷な状況が更に加速したのが修学旅行か。本編ではそこまで印象に残るイベントではなかったけど、こちらではオリヴィアの庇護者となるべきユリウス達が参加していない為に彼女はより孤立無援に

    無力なまま悪意に晒されるオリヴィアを見てリオンは改めて彼女に関わるかどうかの選択を突きつけられたわけだ
    本編においては、オリヴィアがユリウスの庇護をどうやったって受けられないと判っていたから手を貸してやれた
    でも現状では修学旅行に同行していないだけで学園に戻ればユリウス達との関係は再開する。その状態でリオンが彼女に手を差し伸べる事は果たして正しいのか?
    まあ、そんなに難しい事を考えず動くのがリオンの良い所なのだけどね
    好き勝手やっていたダリーとドナをこてんぱんにするシーンはスカッとしたよ

    ただ、これによってリオンとオリヴィアの間には繋がりが生まれてしまったわけで
    本編と同じように彼に恋してしまったオリヴィア。でも、本編と違ってこちらのリオンはマリエ以外を選ぶ事は無さそうなんだよな……

    だってあのリオンが真っ当に雰囲気を作った上でマリエに愛を告げるなんて思わなかったし。リオンらしく何だかんだ言って逃げ続けるものかと…


    リオンへの恋は叶わず、ユリウス達は自分を顧みる事はなく。そして襲い掛かる学友達の悪意
    限界を超えたオリヴィアに取り憑く悪霊、ゲームの流れを完全に崩壊させるようなこれはホルファート王国に何を齎すのだろう……?

    1
    2024年04月01日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です【分冊版】 3

    購入済み

    主人公だから仕方がないんだけれど、モブ転生なのにイケメン過ぎるなって思ってしまいました。もうちょっとおとぼけの雰囲気が欲しかったかも。

    0
    2023年09月10日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です【分冊版】 2

    購入済み

    主人公が転生前と転生後で、ちゃんと似ている気がします。幼くなっただけのような気がするけど、そういう設定だったっけ?

    0
    2023年09月10日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です【分冊版】 1

    購入済み

    ノベルズでストーリーは知っているけれど、コミックスだと主人公の表情で、状況のヤバさがより伝わってくるなって思います。

    0
    2023年09月10日
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 01

    購入済み

    文字数

    文字多すぎて、半分読んで疲れて、1日休んで、また読んで、やっと完読。ただキャラデザは、大変良い。あと、中身が題材の乙女ゲームの設定とリンクしているように、いろいろ詰め込み過ぎだけど…逆に、薄っぺらくサクサクと読めた。

    #シュール #笑える

    0
    2023年08月04日
  • あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です 1

    Posted by ブクログ

    男女のパワーバランスがおかしな事になっているモブせかのスピンオフ作品
    本編とは設定を異にする為に別ストーリーが展開されるというわけではなく、リオンとマリエの出会いを早い段階に持ってくる事でマリエのハーレムルートが崩れていく感じか


    このスピンオフを読んで改めて感じるのはリオンの前世である男性の死に方の酷さとそれによって妹さんが受けたであろう衝撃の強さかな
    本編だとしょうもない話として処理されていた面もある二人の前世だけど、スピンオフでは序盤に二人の過去を本編よりもしっかりと描く事であの別離がマリエにとって悲劇として記憶されていたのだと判るようになっているね

    自分が押し付けたゲームが原因となって兄が死んだ。その余波で自分の人生も転がり落ちていった
    それを思えば、マリエの前世の女性が兄の死を酷く悔いているという点も判るというもの

    だからユリウス接触直前に兄の面影が有るリオンと出会ってしまった事で動揺し、それがマリエのハーレムルートを邪魔してしまうというわけか

    ただ、この出会いはリオンの望んだ平穏無事な生き方すら邪魔するものになっているね
    リオンはルクシオンというチートアイテムを手にしつつも安寧を求めていた。その為に堅実に学園で良い感じのお嬢さんとの出会いも狙っていた
    けど、マリエと関わりだした為に周囲からは恋仲と思われてしまうし、マリエに掛かりっきりになる事で自分自身のイベントも逃してしまっている

    リオンはマリエの邪魔をして、マリエはリオンの邪魔をして…
    けど前世からの繋がりであまりにも息が合っている二人はその状態に文句は言いつつも不満ではなさそうである点は面白いね
    勿論、当初はイケメン王子達とくっつく事を画策していたマリエはリオンの存在を邪魔に思っていたようだけど、空賊から助けられてからはスッキリした感じになっている辺り、やっぱりお兄ちゃんっ子だったんだろうなぁ


    スピンオフという事で気になってくるのは本編でリオンと強い絆を築いたオリヴィアやアンジェリカの行く末、そしてこちらではまだ馬鹿を露呈していないユリウス達の扱いかな

    特にオリヴィアの様子は心配になってしまうかも
    本編ではユリウス達との出会いをマリエに掻っ攫われた事で孤立していたけど、それが逆にリオンとの繋がりを生んだ
    けどこちらではユリウス達の好感度を稼げては居たものの、学年別パーティーという一大イベントがリオンとマリエの茶々によって中途半端な形に終わってしまっている
    本編は極端な形だったとしても、あれって本来はオリヴィアがユリウスの庇護下に入る決定的なイベントだったんだろうなぁ……

    また、こちらではアンジェリカとも対立構造を作ってしまっているし、オリヴィアが完全に孤立してしまっているのは心配な所


    リオンはマリエの手を取って彼女だけに構い続けている。それは前世で不幸にしてしまった妹を助け直すような行為
    でもそれによって本編では助けられていた少女が見捨てられてしまった。この差は今後どうなっていくのだろうね?

    3
    2023年02月08日