マシュー・ウォーカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ睡眠についてのメリット、デメリットを色んな視点から科学的なデータをもとに教えてくれる書籍である。
睡眠自体の仕組みから始まり、眠りの重要性と効果、そして現代での睡眠の向き合い方を提案してくれている点もポイントが高い。
一般的な夜間のブルーライトの影響だけでなく、目覚ましや睡眠薬の影響など知見を広げてくれた。
2023年5月現在の私は睡眠不足を溜め込み、まともな生活をしているとは思えない状況であるが、この書籍で書かれた過食、高血圧、感情のコントロールのできなさなどの睡眠不足の影響もありそうな症状が出ている状況なので、改めて睡眠の見直しを考えさせられた。
仕事仕事と言って、睡眠時間を削っていた過去の自分を殴りたい!そんな気分になるくらい睡眠の大事さが伝わったので、直ぐに睡眠を改善するための行動をとっていこうと思う。
私のようになる前の睡眠不足とわかっていないあなたも一度は読んでみて、自分自身は睡眠が足りてるかを確認してほしい。
誰もが一度は読んでほしい一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ睡眠の辞書。
人間やほかの動物の睡眠の違いなどもわかる。
睡眠は、生活習慣病やメンタル疾患などさまざまな病気になるリスクを減らすことができる。また、病気を良くする効果もある。
夢の大切さもわかる。
異なる睡眠時間によるさまざまな実験結果も書いてある。
とりあえず、毎日規則正しい8時間睡眠と30〜60分の昼寝が大事だと思う。あとカフェイン摂取は睡眠の質を悪くするので、カフェインが10時間くらいで体内から抜けることを想定して、ドリップコーヒーはなるべく午後2時を過ぎたら飲まないようにしようと思った。
不眠が子供にも遺伝子レベルで影響する可能性があるのはこわいなぁ。
睡眠不足は社会全体の問題らしい。 -
Posted by ブクログ
【世紀の大発見!】
寿命を伸ばす画期的な方法がついに開発された。しかも、この効果は長生きだけにとどまらない。
・記憶力と創造性が向上する。
・外見も魅力的になる。
・余計な食欲がなくなり、スリムな身体を維持できる。
・ガンや認知症とも無縁になれる。
・風邪やインフルエンザも撃退してくれる。
・心臓発作と脳卒中のリスクも下がる。もちろん糖尿病にもならない。
・幸福感まで高まり、抑うつや不安は消える。
どんな方法か、興味はあるだろうか?
その方法とは…、一晩ぐっすり眠ることだ。
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「睡眠こそ最強の解決策」なのだ!本書の内容はこの一文に集約できる。少し誇張が過ぎる気持ちもあるが、十分に寝ることがいかに大事であるのかを著者のマシュー・ウォーカー氏は伝えたかったのだろう。
本書の前半は、睡眠とは何かとそのメカニズムについて紙面が割かれている。慣れていない人は尻込みをしてしまうかもしれない。しかし、そんなに難解な用語がバンバン出てくるわけでもない。すいすい読み進めていけるだろう。
中盤では、睡眠がいかに大切か、なぜ大切なのかに触れられている。「眠りのメカニズムなんてどうでもいいよ!メリットを教えて!」といった読者には中盤から読み始めることをオススメする。それでも十分理解できる内容だろう。というか、本書のメインディッシュはこの部分だと個人的には思う。
終わりの方では、現代社会から多くの睡眠が奪われている事実にマシュー氏が憤慨を表すとともに、どのようにすれば解決へと導いていけるか、その方法を提言している。
以上が本書の概要である。
表紙だけを見ると胡散臭いビジネス本に見えないこともない。けれどもひとたび読み始めてみれば、そこにはマシュー氏がこれまでに蓄えた科学的な知見がたくさん詰まっている。
唯一残念なのは参考文献が紹介されていないことだ。本書で言及される実験や研究は豊富であるが一方で疑問に思うところも多かった。それを確かめるためにも一時情報は参照したかった。
とはいえ、それを踏まえても、本書には一読に値する価値がある。 -
Posted by ブクログ
巻末の【付録アドバイス12選】
ここだけは最低限取り入れよう睡眠こそ最強の解決策である。
睡眠時間が少ないほど、寿命も短くなる。
恐ろしい話だ。
どんな健康的な人でも、睡眠不足には勝てない。
いくら資産があっても不眠症では意味がない。
睡眠不足は意思決定の質が下がる。
睡眠不足は食欲が増加し、空腹を感じやすく摂食行動を抑えにくくなる。つまり太る。
睡眠不足は成績悪化につながる。
アドバイスの1つではあるが、平日・休日にかかわらず、毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。(睡眠の質を向上させることにつながる。睡眠時間は7ー9時間を推奨)
睡眠の大切さが凝縮された1冊。
人は眠るために生きるのではない。
生きるために眠るのだから。 -
Posted by ブクログ
睡眠は、あらゆる問題を解決に導く“最強の処方箋”である。
本書は、ただ「よく寝ましょう」と説く健康本ではない。夢を見る理由、カフェインが眠気を妨げる仕組み、レム睡眠とノンレム睡眠の働きなど、睡眠にまつわるあらゆる現象について、科学的根拠とともに丁寧に解き明かしてくれる一冊である。
第1章では、睡眠の効果を「心身の健康を保つ最高の薬」と位置づけ、そこから各章でリズム、記憶、感情、年齢との関係などを段階的に掘り下げていく構成になっている。特に第2章の概日リズムとアデノシンの関係、カフェインがどう作用するのかの説明は非常にわかりやすく、実生活への応用もしやすい。カフェインの効果が10時間ほど続くという記述は、夜の眠れなさの正体を教えてくれたように思う。
また、レム睡眠とノンレム睡眠の役割を「情報の整理と統合」として描き、記憶の定着だけでなく、ひらめきや問題解決にもつながっているという話には唸らされた。睡眠は単なる休息ではなく、起きている間に得た情報を“活かす”ためのプロセスなのだ。
特筆すべきは、思春期の子どもと睡眠の関係を扱った第5章である。前頭葉の成熟が遅いこと、思春期の概日リズムが大人とは異なることなど、科学的な視点から「夜更かし」「朝起きられない」現象の背景を読み解いている。思春期の子に合理性を求めても無理があるという指摘には、親や教育者が読むべき示唆が含まれている。
また、内容とは直接関係ないが、昼寝を「予防的仮眠」と呼ぶか「パワーナップ」と呼ぶかで受け止められ方が変わるという話も印象に残った。ネーミングひとつで人の反応が変わるというのは、仕事でもよく実感するところである。
読み終えて強く感じたのは、睡眠は「足りているかどうか」よりも、「活かせているかどうか」が問われる時代に来ているということだ。本書はその気づきを与えてくれる、まさに“人生を変える教科書”である。