加藤秀一のレビュー一覧
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ジェンダーやセックスとの違いや差別の問題・・・などといった基礎知識の解説本ではありません!
もちろん、最終章では、ジェンダーやセックス、性教育にたいする著者の政治的な見解も激しく述べられていますが、
基本的には・・・
<わかりやすい>結論をポンと手渡すことではなく、「どうしてそのように考えるべ...続きを読むPosted by ブクログ -
まず、上野千鶴子が書いた「ジェンダーを男から学ぶなんてまっぴらごめん。」から始まる帯が秀逸なので、帯は捨てる派の人もとっておくべきだし、古本で買うときは帯の有無に気をつけるべきである。
本論も、入門としてとても良いと感じたし、「議論の作法」的なものも学べて一石二鳥くらいにはなると思う。Posted by ブクログ -
お勉強にもなり、面白かったです。
読んでよかった。
ゴ○○リの話は思わす「ひえ〜」と言ってしまった。
(あんまり関係ない)Posted by ブクログ -
ジェンダーについての入門という事で肉体的な性別そのもの、自分の性別の認識、社会的に作られた男女差、社会的に作られた男女別の役割。等大まかな説明をしてくれているので入りやすかった。
自分の性の認識と社会的に作られた男女の役割(男ならこうであるべき女ならこうであるべき)で、「男は女として、女は男として...続きを読むPosted by ブクログ -
「ジェンダー」について、その言葉や基礎的な背景を解説し、さらに自分自身で考察するために必要なことが書かれている。
想像していたよりも難しくはなく、段階を踏んでいるので書いてあることを理解しやすい。それでも難しい言葉や初めて触れる言葉、言葉の定義の話は多い印象なので、少なくともキーワードはメモしておけ...続きを読むPosted by ブクログ -
2017年発行の「はじめてのジェンダー論」へ繋がる、こちらも同じく入門書的1冊。加藤先生の講義を聞いているみたいな感覚で読めた。
それにしても後年発行の上記で取り扱われている問題と、本書(その約10年前)に議論されている社会の問題がさほど変わっていない事に、やり場のない気持ちが湧き上がってくる。でも...続きを読むPosted by ブクログ -
加藤秀一はふだんはもっと難しめの本を書くことが多いのですが、これはものすごくわかりやすいです。
ぶっちゃけ、『図解雑学 ジェンダー』よりわかりやすいかもw
ジェンダーという言葉を知らない人に、あるいは、ジェンダーを習いたての人に、そして、ジェンダーには詳しいと思っている人にも、ぜひ一度、読んでもら...続きを読むPosted by ブクログ -
「つまり、性差というのは本質的に統計学的な概念だということです」 (97)
統計的に「そういう人が多い」と、その属性が「そういう性質を持つ」という結論に帰してしまうのは、もはや人間の本能のようなものではないかと最近感じることが多い。
社会調査とかの統計学でやっているようなことはだいたいこれだし...続きを読むPosted by ブクログ -
万人受けするわかりやすーいものを入門書と呼ぶなら、これはすこし違うかもしれません。
けれど、
万人受けするわかりやすーいものこそが、
ジェンダーに苦しむ人々を生み出す根源となるんだよ、とこの本は訴えてくるようでした。
ジェンダーを考える上で、
言葉が重要なのだということが、最初はよくわからなかっ...続きを読むPosted by ブクログ -
ジェンダーには興味がなかったが、一般教養として勉強してみようと思い、お風呂で読んだ。
口語で書かれているので読みやすく、わかりやすい気がする。
入門としてはよい本なんじゃないかと思う(^ ^)
わかった気になってるだけかも…Posted by ブクログ -
2019.3.12
基礎を学んだ!!!
ジェンダー論ってかなり具体的な哲学のような印象
言葉によって人がどれだけ無意識で定義される/しているか、というのがわかっておもしろかった とにかく言葉に細心の注意を払うのが大事なのだな。。。こういうことを議論するのって本当に難しい、サッと出した言葉が当人は正...続きを読むPosted by ブクログ -
フェミが苦手なので、苦手なものに挑戦する気持ちで読んだ。
自分は男なので、フェミっぽい意見を聞くと、男である事に罪を感じて、やるせなくなったり、喧嘩を売られてるような気分になったり、モヤっとする。
この本を読んで、ジェンダーは議論とか哲学のレベルでは尊いとわかり、良かった。
差別って、もっと深掘...続きを読むPosted by ブクログ -
男女は何をもって区別するか?心を平等にすることはいろいろな先入観を持ってしまっている私達には難しい。でもそれを知って意識する事は無関心よりましな事だと気付きました。難しい内容だけど読み応えがありましたPosted by ブクログ