シェイン・クーンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
インターンとして会社に潜り込み、ターゲットを殺害するという暗殺者集団がいる。
その組織に入ってくる新人に向けて、とある暗殺者が記したのがタイトルにもある「インターンズハンドブック」だ。
皮肉屋で頭の良い暗殺者のジョンが語るインターンとしての、暗殺者としての心得と彼のインターンとしての最後のケースは実に絶妙である。暗殺者として人をだますノウハウは皮肉の効いたユーモアがあり面白い。
そして、ラストであーってなる。ものすごい絶妙なバランスをとった小説である。主人公のあくどさや手口もこれ以上やれば陰惨で感情移入できないだろうし、これよりソフトであればリアリティがなくなる。
面白かった。続編 -
Posted by ブクログ
ネタバレ企業に「インターン」と称して殺し屋を送り込む〈ヒューマン・リソース社〉に所属する一流の殺し屋であるジョン・ラーゴが、引退前に殺し屋の心得を後輩に向けて書き記した指南書…という体裁のサスペンス小説。
アメリカ映画でありがちなキザな言い回しが多すぎて、しかも本書が「ジョン・ラーゴが書き記した指南書」という体裁なため、セリフだけでなく地の文すら気取った表現のオンパレードなので、読んでいてゲップが出そうになる。
本書はジョン・ラーゴが引退前の最後の任務内容を語ったもので、ラストまで読んで「ボブが死んでジョン・ラーゴがHR社から引退(脱退)したのなら、この指南書を読む『後輩』という立場の人物は存在しない -
Posted by ブクログ
おれはジョン・ラーゴ。もちろん本名ではない。ヒューマン・リソース社のエース工作員だ。うちは表向き人材派遣の会社だが、裏では派遣インターンによる要人の暗殺を請け負っている。おれは子供のころから暗殺者として鍛えられ、ずっとここで働いてきた。だがもうすぐ25歳で引退だ。だからおれは新入り諸君のために、最後の任務を詳述して暗殺の心得を伝授したいと思う…。教則本の体裁で描かれる、血と硝煙と裏切りに彩られたキッチュでオフビートなアサシン・スリラー。鬼才衝撃のデビュー作!
「謀略空港」ほど、リアル寄りにしていない分(そうでないところもありましたが)、かえって楽しめた。でも、「このミス」で9位とはね。 -
Posted by ブクログ
…なんだろ、主人公がなんか嫌
妹をなくした過去を持つ重たい設定のはずなのに、自己啓発本の格言をちょいちょい読んだり。これから空港の警戒をどうするかって時にゴルフで頭スッキリ!しかもさて作戦を練るか、とビールを飲み始めるあたり…アメリカでは普通なんでしょうか?
もっと厳格なプロの主人公を何人も読んできたせいで、そこらへんが目についてしょうがない…
出だしがこんなのでつまずいたので…
なんだかなぁ…人間味なのか?と色々考えつつ
読み進めてみても、失敗を挽回チャンスを掴むためとはいえ大事な役回りを民間人に依頼するのはどうなのか?しかもまたゴルフに行こうとするし…など疑問が多い。
現場で大立