シェイン・クーンのレビュー一覧

  • インターンズ・ハンドブック

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    シェイン・クーン『インターンズ・ハンドブック』扶桑社ミステリー。

    著者のデビュー作。かつての黄金期の扶桑社ミステリーを彷彿とさせるような奇抜な設定と先の読めないストーリーのクライム・サスペンス。

    企業のトップを狩る最強の殺し屋、ジョン・ラーゴが執筆する新人ヒットマンの手引書『インターンズ・ハンドブック』……ダークでユーモラスなヒーローが硝煙と血煙にまみれた世界を疾走する。

    今まで読んだことの無い作風は、さすが2018年のベストミステリーにランクインするだけの作品である。

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    2018年12月11日
  • インターンズ・ハンドブック

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    殺し屋さんが自分の半生を振り返りつつ、これから殺し屋デビューする新人に心得を語りかける……みたいな形式の話。ブラック&スプラッタが平気な人ならとても面白いと思います。半生……と言いつつもこの話の殺し屋さんは25歳定年なので若いし語り口も軽い。あと映画ネタが章のタイトルや会話にめっちゃ出ます。

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    2018年08月23日
  • インターンズ・ハンドブック

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    海外ドラマ人気シリーズ、生まれながらのシリアルキラー、デクスター。最愛の妻を亡くし幼な子と取り残された彼に真実の愛は芽生えたのか?
    デクスターを彷彿とさせる孤児から殺し屋に育て上げられた本編の主人公ジョンは果たして愛を見出せたのか?

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    2018年08月06日
  • 謀略空港

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    スパイもの(?)エンタメ小説としてとても楽しかったです。主人公が航空保安警備コンサルタントということで、空港のセキュリティや裏側の情報なども面白い。
    『スパイ大作戦』や『ミッション:インポッシブル』のノリが好きな人なら間違いなく楽しめると思います。

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    2020年02月17日
  • インターンズ・ハンドブック

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    殺し屋として育った主人公が後輩に残したハンドブックを読んでいる感じで物語が進む。
    映画を観て社会を学んだ主人公が例えとして語る映画のシーンが多々登場する。私は楽しめたが、知らない映画が多いという人には、うざったくなるかもしれない。
    映画のシーン探しを目的に再読してもいいかもね。

    全体のプロットはニキータだね
    冒頭にもその映画のワンシーンを紹介しているしね。

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    2019年09月17日
  • 謀略空港

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    全体的にネトフリのドラマみたいなクオリティだが、4分の3を過ぎたあたりで物語にブーストがかかって来てからはやや強引な所もあるものの楽しく読めた。しかしアメリカ人の描く核爆弾の威力の低さはどうにかならないものか。

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    2019年03月24日
  • インターンズ・ハンドブック

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     インターンとして会社に潜り込み、ターゲットを殺害するという暗殺者集団がいる。
     その組織に入ってくる新人に向けて、とある暗殺者が記したのがタイトルにもある「インターンズハンドブック」だ。
     皮肉屋で頭の良い暗殺者のジョンが語るインターンとしての、暗殺者としての心得と彼のインターンとしての最後のケースは実に絶妙である。暗殺者として人をだますノウハウは皮肉の効いたユーモアがあり面白い。

     そして、ラストであーってなる。ものすごい絶妙なバランスをとった小説である。主人公のあくどさや手口もこれ以上やれば陰惨で感情移入できないだろうし、これよりソフトであればリアリティがなくなる。
     面白かった。続編

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    2018年08月05日
  • インターンズ・ハンドブック

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    ネタバレ

    企業に「インターン」と称して殺し屋を送り込む〈ヒューマン・リソース社〉に所属する一流の殺し屋であるジョン・ラーゴが、引退前に殺し屋の心得を後輩に向けて書き記した指南書…という体裁のサスペンス小説。
    アメリカ映画でありがちなキザな言い回しが多すぎて、しかも本書が「ジョン・ラーゴが書き記した指南書」という体裁なため、セリフだけでなく地の文すら気取った表現のオンパレードなので、読んでいてゲップが出そうになる。
    本書はジョン・ラーゴが引退前の最後の任務内容を語ったもので、ラストまで読んで「ボブが死んでジョン・ラーゴがHR社から引退(脱退)したのなら、この指南書を読む『後輩』という立場の人物は存在しない

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    2025年02月21日
  • 謀略空港

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    荒削りというか、突っ込みどころがありすぎる。今現在のスパイものはこんな形になるのか。いや、スパイという言葉は何回も出てくるがなんか違和感がある。エンタテーメント重視で書かれた感が強い。空港のセキュリティのくだりなど、情報としては面白く読めた。

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    2019年01月13日
  • インターンズ・ハンドブック

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    おれはジョン・ラーゴ。もちろん本名ではない。ヒューマン・リソース社のエース工作員だ。うちは表向き人材派遣の会社だが、裏では派遣インターンによる要人の暗殺を請け負っている。おれは子供のころから暗殺者として鍛えられ、ずっとここで働いてきた。だがもうすぐ25歳で引退だ。だからおれは新入り諸君のために、最後の任務を詳述して暗殺の心得を伝授したいと思う…。教則本の体裁で描かれる、血と硝煙と裏切りに彩られたキッチュでオフビートなアサシン・スリラー。鬼才衝撃のデビュー作!

    「謀略空港」ほど、リアル寄りにしていない分(そうでないところもありましたが)、かえって楽しめた。でも、「このミス」で9位とはね。

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    2019年01月05日
  • 謀略空港

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    9.11テロで妹を失ったことを契機に航空保安警備コンサルタントの道に進み、世界各地を一年中飛び回るケネディ。ある日、その卓越した能力に目をつけたCIAから、テロ対策チームへの誘いがかかる。史上最悪のテロが目前に迫っているというのだ。目的のためには手段を選ばない各分野のスペシャリストとともに謀略を阻止できるのか?面白さ無類のエンターテインメント登場!

    設定からすると、もっと長編になりそうだが、軽いテンポでどんどん物語は先に進む。創元推理文庫のレーベルから出たのがやや意外。

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    2018年12月24日
  • 謀略空港

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    …なんだろ、主人公がなんか嫌

    妹をなくした過去を持つ重たい設定のはずなのに、自己啓発本の格言をちょいちょい読んだり。これから空港の警戒をどうするかって時にゴルフで頭スッキリ!しかもさて作戦を練るか、とビールを飲み始めるあたり…アメリカでは普通なんでしょうか?

    もっと厳格なプロの主人公を何人も読んできたせいで、そこらへんが目についてしょうがない…

    出だしがこんなのでつまずいたので…

    なんだかなぁ…人間味なのか?と色々考えつつ
    読み進めてみても、失敗を挽回チャンスを掴むためとはいえ大事な役回りを民間人に依頼するのはどうなのか?しかもまたゴルフに行こうとするし…など疑問が多い。

    現場で大立

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    2018年12月17日
  • 謀略空港

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    内容(「BOOK」データベースより)

    9.11テロで妹を失ったことを契機に航空保安警備コンサルタントの道に進み、世界各地を一年中飛び回るケネディ。ある日、その卓越した能力に目をつけたCIAから、テロ対策チームへの誘いがかかる。史上最悪のテロが目前に迫っているというのだ。目的のためには手段を選ばない各分野のスペシャリストとともに謀略を阻止できるのか?面白さ無類のエンターテインメント登場!

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    2018年12月11日
  • インターンズ・ハンドブック

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    標的企業に殺し屋をインターン生として潜入させ、要人を暗殺するHR社。そのエース工作員、ジョン・ラーゴが【25歳の定年】を迎えるにあたり書き記した後輩達へのhandbook(手引書)という体裁のアクションノベル。1にアクション、2にアクション、3,4がなくて5にアクションの徹底ぶりが潔い。有能ながら映画オタクの皮肉屋、妙に楽観的な妄信からポカミスも乱発するラーゴの【自分語り】が満載で、映画製作に携わる著者の紡ぐ物語は二転三転+どんでん返し+ラヴロマンスのB級ハリウッド映画そのもの。頭を使わず純粋に楽しめた。

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    2018年06月20日