北綾子のレビュー一覧
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ネタバレ下巻はパニック中心なのでそこまで飽きない。誰が死ぬのか予想がつかないのも良い。キャラがバラけているので各地の様子がわかる。
吸血鬼の母親と息子良かったな。血を飲むと血色がよくなるのか。ずっと幼い子供のままというのもきついな。
みんながみんな言葉が喋れる吸血鬼になるのではなく、大半はゾンビのようになる、というのが面白い。
最後、完全に救助されるのではなく、海上のボートで救出されるのを待つシーンで終わる。海中には変わった人達が陸地を目指すというもの。映画みたいなラスト。
映画化したら面白そう。
残念だったのは、キャラの描写がちょっと物足りないかなってとこ。成長や変化が感じられなくてそこにカタルシスを感じられなかったのが物足りない。
パニックモノとしては面白かった。なるべくしてなっていったって感じ。 -
Posted by ブクログ
幼い頃に独り森で育った過去を持つ天才調査員ワイルド。コスタリカでの新生活を終えてアメリカに帰国した彼は、DNA鑑定サイトを使い生みの親を捜していた。亡き親友の母・豪腕弁護士ヘスターの協力を得て、父親と思われる男を捜し出したものの、母親が誰なのか、なぜ自分が森に捨てられたのかはわからないままだった。そんななかで母方の血縁者と思しき男PBからの4か月前のメールに気づいたワイルドは、彼と連絡を取ろうとする。PBはリアリティ番組のスターだったが、あることが原因で大炎上し、行方がわからなくなっていた。PBの周辺調査を進めるワイルドだが、やがて思わぬ事件に巻き込まれてしまう…。
「森から来た少年」の続編。抜群のリーダビリティ。日本でももっと評価されていい作家だと思う。刊行を続ける小学館文庫に感謝! -
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生き埋め死体が発見された。被害者は発掘直前まで生存していたうえ、1980年にミネソタの森で少女三人が失踪した“盗まれた少女たち”事件の当事者の一人と判明、地元に衝撃が走る。三人のうち一人だけ、灼熱のアスファルトで火傷しながら裸足で戻ってきたが、事件の記憶を一切失っていた――曰くつきの未解決事件。
ミネソタ州犯罪捜査局BCAの未解決事件捜査官ヴァン(エヴァンジェリーン)・リードは、社会から隔絶したカルト的小集団で育てられた自分自身の心の傷を抱えながらも、辣腕科学捜査官ハリー・スタインベックとチームを組んで事件を担当する。少女たちは誰に連れ去られたのか。なぜ数十年経った今になって生き埋めにされたのか。次々とアリバイが崩れていく関係者たちの真実とは?
「森」つながりで選んでみた。そこまで陰惨な描写はないが、読み終えるまでがしんどかった。 -
Posted by ブクログ
上巻では登場人物たちのエピソードがゆっくりと描かれていて、なかなか事件が起こらない。
でもそのせいで彼らに好感を持ったり、イライラしたり、より気持ちが入る。
乗客がみんなお酒とエッチのことしか考えてない人ばっかで、さすが海外のクルーズは違うぜ……と思った。
上巻の後半から惨劇が起こり始めて面白くなりますが、あれだけ丁寧に人物を描いていたのに、ラスト駆け足になって、いつの間にかあいつもこいつも死んでるじゃん……という印象。
ラストはもう少しドラマチックな戦いが欲しかったかなぁ。
でも、この人は死なないよね、と思ってた人が何人かあっさり死んでしまったのが逆に良かった。 -
Posted by ブクログ
感想は上下巻あわせてのものです。
クルーズ船で吸血鬼が乗ってて仲間を増やして大変なことに、なホラー。スウェーデンのスティーヴン・キングなんて言われてる作家さんらしいです。
正直パニック感はあるものの、そんなに怖くはなかったな。なんでだろう?と考えたんだけど、たぶん吸血鬼側のモノローグ的なものが早くからずっとあるから「得体のしれないなにかに襲われてる」というような怖さがあんまりなかったからじゃないかと。ああ向こうは向こうでいろいろ考えてるんだなあ、というメタ的な視点で見れちゃう。
あと日本人からするとスウェーデンとフィンランドってあまり違いを意識したことないというかどっちがどっちかわからなくなることすらあったりもするんですが、スウェーデン人は○○だからフィンランドの奴らはXXだからとか書かれてるのを見てそういうものなのかーと目から鱗が。そりゃそうか。大体において隣同士の国って仲悪いしな。遠い国の人が「日本と韓国と中国の区別がつかない」とか同じ国じゃないの?と認識してるのと同じようなことか。なるほどなー。勉強になりました。