小林朋則のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
去年の4月1日から毎日1ページずつ読み始めて、ちょうど今日読み終えた。月曜日から日曜日までの7日間、日替わりのテーマについて知識が得られる。
よくある「雑学本」と比べると内容が濃く、曜日ごとに違ったテーマについて読むという発想は面白い。ただ、読み始めてすぐに感じたのは、これは「西洋社会の教養」であって、日本ではあまり馴染みのない話が多いということだ。教養に洋の東西の別があるというのは奇妙に聞こえるかもしれないが、「音楽」の各章や、「哲学」という章の設定から、なんとなく感じ取ってもらえるだろう。「知らなかった!で恥をかかない」という帯の宣伝文句には、「日本人なら知らなくてもおかしくないだろう」