桜川ヒロのレビュー一覧
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購入済み
政略結婚
妻の由梨はどうしてこの結婚を承諾したのかしら?昌弘にはそうしなければならない理由があるけど、由梨の方はどんなメリットがあったのかしら?不思議。
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匿名
ネタバレ 購入済み確率
主人公の昌弘は祖父の会社の次期社長という立ち位置にいる男性。
しかしその会社は10年前倒産の危機に立たされていた。
そんな状況の会社を存続させるために彼はある女性との結婚を迫られる。
身内も会社の人間もそれを望んでいて自分の意志ではどうすることもできないそれを昌弘は受け入れるしかなかった。
その女性、由梨は昌弘に政略結婚を迫ってきた相手の娘にあたる人で穏やかで茶目っ気のある人である。
しかし彼はそんな由梨を信じ切ることができずそれからというものの妻を殺してもバレない確率というものを毎日調べるようになりそれを彼女に告げるというのを日課にし続けている。
そんな状態が10年続いているにも関わらず由梨との結婚生活は順調に進んでいるが……。
どう考えてもいい人である由梨。
そんな彼女を信じられない昌弘が今後どう変わっていくのか楽しみ。
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Posted by ブクログ
あなたは確率を教えてくれる未来予測システムがあったら、どんなことを調べますか?
妻を殺してもバレない確率、と物騒な表題作はじめ、
あの子が同じ電車に乗ってくる確率
明日、世界が終わる確率
彼が奥さんと別れる確率
空から女の子が降ってくる確率
娘に彼氏ができる確率
私が一生独身の確率
と、さまざまな確率に沿って話が展開されていく。
明日、世界が終わる確率。
主人公は中学二年生、陸上選手の女の子。
事故で今後歩くことすらままならない状態にあるという。
走ることがだいすきだった私。走ることに生きる意味を感じていた私。
毎日、明日世界が終わる確率を調べるようになっていた。
リハビリを頑張ろうと思えず、先生が気分転換にと図書室に連れ出してくれる。
そこであるノートを見つける。もう長い間使われていなさそうなノートに、なんとなく確率を書いておいた。次の日、なんとノートには、どうしてそんなことそんなことを願っているの?とタマという人から書き足しが。その日からタマちゃんとの交換ノートのようなやり取りが始まる。
タマちゃんにはなんでも話せた。家族には言えない愚痴や隣のベットのおばあさんが好きじゃないこと。
このタマちゃんに会うべく、リハビリを頑張ろうと思えていた矢先…
ラストはほろっとする話。
娘に彼氏ができる確率は高校生の娘をもつ父が主人公。
最近学校を休みがちの娘、千夏。
なぜ、休むのか理解出来ない父は娘に不真面目な男の存在が原因か、と考える。
妻に娘もやっているから何か分かるかも?とSNSアプリを勧められる。
そのアプリである2人に慣れない世界で良くしてもらい、娘の相談にのってもらうことに。
オチはシンプルだけれど、それが逆に良かった。
妻が何もかもお見通しなのがほっこりする。
物騒なタイトルに反して心が温まるお話ばかりで読みやすい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ突然奇妙な物が見えるようになった昌磨。害はないが、妙な存在感のあるそれらは徐々に日常を蝕んでいった。生活に支障が出始めた頃、この現象の相談に乗ってくれると言ういかにも胡散臭い探偵事務所を訪ねるが……。
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タイトル買いの一冊。怪異収集録とあったので、恐怖体験や怪奇現象、不可思議な現象を聞き集めていくホラーかなと思っていたのだどうやら違う様子。実際読んでみるとここでいう「怪異」とは不可思議な現象そのものではなく、それを引き起こす「妖怪」とのこと。現象ではなく引き起こす側にスポットを当てた作品だった。ホラー要素はほとんどなく、主人公の昌磨と、うさん臭い探偵事務所の所長である天童を主軸に周りで妖怪たちが起こす騒動を解決したり、探偵事務所をたずねてきた妖怪の依頼を受けたりという優しめの話だった。本の中に妖怪が住んでいて、それを天童が使役しているという設定はどこか夏目友人帳を思わせた。最初は怪異たちの所為で苦労したこともあり、少し思うところがあったようだが、事件を通して妖怪たちの事情や内情を知り、信頼関係を築いていくことで心を通わせていく様は心が温かくなった。しかし、妖怪がすべてがすべて人間にとっていい存在という訳ではなく、人間にあだなす妖怪もいた。そんな妖怪から人と妖怪を守るため仲間と一緒に立ち向かっていく姿は非常に勇気づけられた。他の人のためにここまで頑張れる昌磨はすごいなぁ。 本書ではすべての疑問は解決しておらず、続きが出そうな雰囲気。天童の過去や昌磨との関係性ももっと深く知りたいので、ぜひ続きが読みたい。 -
Posted by ブクログ
ブラックな意地の悪い話を期待して読みはじめたら、えーっ、なんでこんなにいい話(笑)。
いつかそんな時代がくるのか、「未来予測システム」なるものがある近未来。といってもSFめいたところはありません。表題の確率を知りたいと思う人がどれくらいいるかはわからないけれど、あとはわりと知りたくなりそうなお題が並びます。「あの子が同じ電車に乗ってくる確率」「彼が奥さんと別れる確率」「娘に彼氏ができる確率」「私が一生独身の確率」。突飛なところでは「空から女の子が降ってくる確率」なんてのも。
どこか自分を好きになりきれない主人公たちが、未来予測システムで確率を確かめて一喜一憂しながら過ごす日々。
表示される確率がどうであれ行動に出ること。たとえ相手が素直に答えてくれなくても、聞くこと自体に意味がある。
想定外にいい話が並びます。