木村琢磨のレビュー一覧
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社内政治は、利害の異なる人々を束ね、会社の目標を実現するための重要な要素であり、影響力を発揮するための戦略的なアプローチが必要であり否定されるものではない点を強調する。
特に「意味のマネジメント」として、経営層特定の言動や出来事に意味を与え、受け止め方をコントロールする行動こそ社内政治とした点は、単純な利害調整・権力闘争といった旧来のイメージではなく、本書で指摘している通り、意味をめぐる合意形成であり解釈の綱引きという側面があるということであり、大変興味深い指摘だった。
この点において、重要なのは各レイヤーのマネジメントと単に表面上の意味を共有するだけではなく、自分の担当領域における解釈を -
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社内政治を実践的なリーダーシップとして定義したとても実用的な本。科学と題されているだけあってリーダーシップの歴史的体系系な知識も身につく。ある程度大きな企業で働くマネージャー、リーダーは読んでおくととてもタメになる一冊。以下特に留意したい箇所。
・全員が納得する最適解はない
・組織は前提として非合理
・社内政治は前提とすべき現実
・ジェフリーフェファーとヘンリーミンツバーグ
社内政治を肯定的に捉える(好きな学者)
・アジェンダコントロール
・力の誇示よりも利他の方が人脈形成に効く
・意味のマネジメント
・正しい説明より納得できる説明
・起こる出来事は同じ。どのように導ける意味付けをするか
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Posted by ブクログ
ネタバレ社内政治というおよそ経営学とは相容れないようなテーマに対して、真正面から学問的なアプローチを展開するのが本書の目指すところだろう。考えてみれば「政治学」という分野がしっかり学問分野の中には存在するのだから、取り上げるのだってちともおかしくない。
そして本書では「うちの会社は政治ばっかりだ・・」と言った愚痴を集めるのではなく、社内政治とそもそもどのようなことを指し、それがパフォーマンスの発揮やビジネスに対してどのような影響を与えているのかといった”役にたつ”内容を丁寧に説明してくれる。
何より本書が実務的に意味があるのは、組織がある以上政治は避けられないものであるといった前提を明確にした上で -
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Posted by ブクログ
経済学が、より人間らしい行動経済学に発展したのと同様、経営学が人間の息遣いをもって描かれる。かつ、理論的な背景が明確。
結論 社内で、より多くの人に信頼されることによって、より少ない説明でより多くの権力・資源を得て影響力を持つことを目指す。
①相手に好印象与え、相手の利益になる行動をとる
・単純接触効果=人は、繰り返し接する相手に好意を持ちやすくなる
・類似性魅力仮説=自分と似た相手に親近感を抱く
②有力者の権力を借りる
例 まず同期入社の同僚に相談し、その同僚の上司につないでもらう
・企業は同じ目標を持つ一枚岩ではなく、異なる利害や関心を持つグループの集合体。こうした中での意思決定は -
Posted by ブクログ
さまざまな論文を引き合いにだしながら、客観的に「確かにそうなってるな」と思える部分があった。会社組織を完全合理的に理屈で動かすのではなく、人間と人間の関係性で動いていくのは実感しているところで、そこへのアプローチ…社内政治をあるものとして利用していく…も書いてあって、整理された良い本だと思った。
一方で内容的にはそりゃそうだろ以上のものがないというか、驚きはなかったのですすっと読み流してしまったところも多かった。
個人的にはリーダーシップのところが勉強になった。自己ではなく組織やチームを主体に政治活動できるのがリーダーということで、なるほどと思った。