木村琢磨のレビュー一覧

  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    2025年刊行。
    組織行動論と組織アナリティクスを専門とする経営学教授である著者による「社内政治」を科学的知見から分析した本。

    日本ではウェットでネガティヴなイメージを持たれがちな「社内政治」だが、欧米では社会科学のメジャーな研究題材であるという。

    著者は、社内政治を「秩序の形成や人間関係の構築に役立つプロセス」だと再定義する。

    つまり、社内政治は単なる処世術ではなく、元来的に政治的な会社という組織のなかで、カオスを整理し、影響力をコントロールする「リーダーシップ」のスキルの一部だとするのだ。

    本書も過去の様々な論文、研究を引用しており、行動科学のアプローチに基づく非常に論理的な内容に

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    2026年06月19日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    「社内政治は常に存在する」前提で組織の中でどのように利用されているか歴史的な背景を追いながら解説されていた。社内政治が海外でも存在すること、またその研究があったことを知り驚いた。
    リーダーには意味のマネジメントをすることでチームをまとめていく必要があり、そのために社内政治を組織のために活用することが大事であることを学ぶことができた。

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    2026年06月06日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    途中までは定義ばかりだが、後半に実践的な指南の記載もあり、諦めず読み通していただきたい。
    "政治力"の鍛え方、"政治力"のある人物の見分けなどが特に印象的だった。

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    2026年06月01日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    社内政治というのは日本独自かと思ったら他の国にもある要素だということがよく分かった。組織のあるところには発生するものなのかもしれない。決して悪いことではなく、適切なコンセンサスを得て進めることで、よりよい結果を求めるためのものだと思う。社内政治を学問として捉えているのは興味深い。

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    2026年05月04日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    年数を重ねるにつれ社内政治の存在を感じるようになった。そんなことせずに堂々と正面からぶつかっていけばいいと思っていた若い頃。今ならわかる気がする。それぞれ違う働く意味を持った集団を正面突破だけでは進んでいけない。この本を読んで社内政治は"当然"という気づきが生まれたことがプラス。

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    2026年04月16日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    社内政治を言語化した本

    社内政治という言葉はよく聞くし、なんとなく雰囲気もわかる。強い人と仲良くして恩恵を受けるとか、敵対する派閥やグループを排除するなど。

    だが、一般的な言葉で言語化されていない
    本書は社内政治の定義から検討していった。

    社内政治とは
    「社内での権力や資源獲得、利害調整のために行われる非公式な影響活動」と理解した。

    社会人としてある一定レベルまでいくとスキルで差がつかなくなり、この政治力が必要になる。新世界以降は覇気が必要になるようなもの。

    政治を認識することで効果的に使うこともできるし、使われた際に防御する余地も生まれる。

    頑張っていきたい。再読する価値あり。

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    2026年04月13日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    経営学の研究成果であり、「社内政治」が経営学(組織行動)のなかでどのような切り口により研究されているかが広く見て取れた。切り分け方に納得感があったり、そうした定義に至るまでの変遷はなんだったか、等現在の研究について誠実に著していると思う。何より、こうだからこうしろ、といささか説教臭くなりがちな組織論(マネジメント論)とは異なり、かなり客観的な視点を保ってくださったと思っており、私には読んでいて心地よかった

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    2026年03月29日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    - なんとなくでやっている社内政治について、分析してくれる言葉である。
    - 上手いこと経ち廻っていくうえでは印象宣伝効果が非常に重要であることが学術的に語られている。なんとなく主張のデカい人や評価の高い人は、なかなか良い評価でスタートをきれる。
    - 科学的合理主義ではない会社組織において、正論だけでは物事は進まないので、それをいかに具体的に進めていくかが語られている本。
    - だいぶと面白く、かといって自己啓発的過ぎる学術的な部分にも片足を置いている。
    - 社内政治を科学するという意味において、直接的ではないければ明日からの仕事につながる良書。
    - マネジメントとリーダーシップの違いについて語っ

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    2026年03月15日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    社内政治に関する最新の先行研究を踏まえつつ、実務家にもわかりやすく紹介された良書です。

    合理的なようで、まったく合理的でない組織の実態を「社内政治」という観点で解き明かしています。

    改めて「限定合理性」を唱えたサイモンの偉大さも感じました。

    【メモ】
    ・社内政治=利害の不一致や対立があるときに、

    ・組織は公式の制度やルール、合理的な意思決定だけで
    は説明しきれない「別の力学」によって動いている

    ・誰が影響力を持っているのか。誰の言葉が信用されるのか。誰が誰と手を組んで話を前に進めたのか。こうした非公式な行動や人間関係が、組織の現実を動かしている。

    ・社内政治はなくせるものではなく、

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    2026年02月14日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    社内政治は、利害の異なる人々を束ね、会社の目標を実現するための重要な要素であり、影響力を発揮するための戦略的なアプローチが必要であり否定されるものではない点を強調する。

    特に「意味のマネジメント」として、経営層特定の言動や出来事に意味を与え、受け止め方をコントロールする行動こそ社内政治とした点は、単純な利害調整・権力闘争といった旧来のイメージではなく、本書で指摘している通り、意味をめぐる合意形成であり解釈の綱引きという側面があるということであり、大変興味深い指摘だった。

    この点において、重要なのは各レイヤーのマネジメントと単に表面上の意味を共有するだけではなく、自分の担当領域における解釈を

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    2026年01月24日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    社内政治を実践的なリーダーシップとして定義したとても実用的な本。科学と題されているだけあってリーダーシップの歴史的体系系な知識も身につく。ある程度大きな企業で働くマネージャー、リーダーは読んでおくととてもタメになる一冊。以下特に留意したい箇所。
    ・全員が納得する最適解はない
    ・組織は前提として非合理
    ・社内政治は前提とすべき現実
    ・ジェフリーフェファーとヘンリーミンツバーグ
    社内政治を肯定的に捉える(好きな学者)
    ・アジェンダコントロール
    ・力の誇示よりも利他の方が人脈形成に効く
    ・意味のマネジメント 
    ・正しい説明より納得できる説明
    ・起こる出来事は同じ。どのように導ける意味付けをするか

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    2026年01月12日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    ネタバレ

    社内政治というおよそ経営学とは相容れないようなテーマに対して、真正面から学問的なアプローチを展開するのが本書の目指すところだろう。考えてみれば「政治学」という分野がしっかり学問分野の中には存在するのだから、取り上げるのだってちともおかしくない。

    そして本書では「うちの会社は政治ばっかりだ・・」と言った愚痴を集めるのではなく、社内政治とそもそもどのようなことを指し、それがパフォーマンスの発揮やビジネスに対してどのような影響を与えているのかといった”役にたつ”内容を丁寧に説明してくれる。

    何より本書が実務的に意味があるのは、組織がある以上政治は避けられないものであるといった前提を明確にした上で

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    2026年01月05日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    「社内政治」というネガティブに見られやすい用語を学術的に分析していきつつ、社会人にとって適切に付き合っていくべき事象であることを説いた印象でした。特に、社内の各個人の政治力がどこから湧き出るのかを4項目に分解して説明した第5章、社会人としての社内政治の付き合い方をまとめた第6章は読んでいて納得できる内容が多く、非常にためになりました。

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    2025年12月02日
  • 風景写真の7ピース 撮影イメージがひらめくアイデアノート

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    山陰と山陽でご活躍のお二人の写真家による共著の一冊。
    「撮影イメージがひらめくアイデアノート」のタイトルにふさわしい、撮影するにあたってのちょっとした考え方や撮影時の心構えのようなものが綴られていたように感じました。
    基本的に1ネタが見開き1ページの構成のシンプルなレイアウトでしたので、とても読みやすかったです。

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    2021年01月03日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    ゴシップ的ではなく、マネジメントやリーダーシップに結び付けられて社内政治が論じられている。
    海外でも社内政治はあるということと、なくすものではないという記述は納得できる。

    ホワイトライやリップサービスと建前の違いは秀逸と思われ、いろいろと考えさせられた。

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    2026年06月16日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    根回しとか、コネとか、ゴマすりとか、「社内政治」からネガティブなイメージが浮かぶ人ほど、一読の価値があると思う。
    私がそうだった。

    本書の序盤は社内政治のイメージをつかめるように、日本における事例と、意外に思う人も多い海外における根回しを始めとした社内政治の事例が紹介される。(つまり、社内政治があることはどこの国でも同じということを知れる。)

    本書は、根回しはこうしろ、ゴマすりはこのタイミング、みたいなハウツー本ではなく、経営学の一分野として社内政治に関する研究を紹介する本になっている。
    中盤からは、そうした社内政治の研究の歴史を通して、「自己または会社の利益の増大または損失の抑止を目的と

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    2026年05月25日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    サラリーマン人生27年目、自分の「社内政治家」度を測るために読んでみた。

    真面目な学問として各種論文が発表されていることに、まず、驚いた!
    社内政治は、決してネガティブなものではない!活用すべきスキルであることを、再認識した。

    同期ネットワークの強固さは、日本特有。最近増えている中途の子たちは、キーマンへの積極的な声かけによってネットワークを構築している。

    社内政治は、「なくすべきもの」ではなく、「あることを前提とすべきもの」と考えるべき。日本だけではなく、海外にも存在するし、それが必ずしも「悪」ではない面もある。

    根回しは、相手の「メンツを保つ」ほか、「不確実性を嫌う」日本文化の反映

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    2026年05月18日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    経済学が、より人間らしい行動経済学に発展したのと同様、経営学が人間の息遣いをもって描かれる。かつ、理論的な背景が明確。

    結論 社内で、より多くの人に信頼されることによって、より少ない説明でより多くの権力・資源を得て影響力を持つことを目指す。

    ①相手に好印象与え、相手の利益になる行動をとる
    ・単純接触効果=人は、繰り返し接する相手に好意を持ちやすくなる
    ・類似性魅力仮説=自分と似た相手に親近感を抱く

    ②有力者の権力を借りる
    例 まず同期入社の同僚に相談し、その同僚の上司につないでもらう

    ・企業は同じ目標を持つ一枚岩ではなく、異なる利害や関心を持つグループの集合体。こうした中での意思決定は

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    2026年01月04日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    ちょっと研究史の説明や言葉の定義についてのボリュームが大きい。最後に倫理観の分析で締めてるのは趣深い。

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    2026年06月20日
  • 社内政治の科学 経営学の研究成果

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    学生の頃に読みたかった本。
    「キャリアの初期段階にあるビジネスパーソンは通常、社内政治に対して「免疫」がありません。若手社員の多くは、「真面目に仕事をして成果を出せば評価される」という素朴な考えを持 っています。その一方で、社内政治のことは「誠実さ」や「実力主義」と対極的な、よこしまで利己的な「裏工作」 「ごまかし」と考えて拒否反応を示すことが少なくありません。」
    の通り、私も若手の頃、社内政治に嫌気がさしていた人間の一人。
    これを読んでいたら、もう少し大らかに見れたのだろうか。
    その後、どのように社内政治に"免疫"をつけ、抵抗感がなくなるだけでなく、それを戦略的に行使して

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    2026年06月07日