神川武利のレビュー一覧

  • 伝説の名参謀 秋山真之

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    秋山真之
    著:神川 武利
    PHP文庫 か 30 1

    日露戦争、日本海海戦を勝利に導いた、名参謀、秋山真之の解説です

    「天気晴朗なれども波高し」
    江田島の海軍兵学校の出身、米アナポリス校、英ダートマス校とともに世界三大兵学校の一つであった

     五省
      至誠に悖るなかりしか
      言行に恥ずるなかりしか
      気力に缺くるなかりしか
      努力に憾みなかりしか
      不精に亘るなかりしか

    江田島の教育の原点は、人間教育であった

    気になったのは、以下です

    ■日本海軍の誕生

    ・幕末、薩英戦争と、馬関戦争を経験した我が国は、近代海軍の必要性を痛感し、戊辰の海戦を経た後、明治元年日本海軍を発足した

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    2024年08月02日
  • 伝説の名参謀 秋山真之

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    ネタバレ

    戦略、戦術、戦務の三位一体になってこそ、戦は成立するということを実践した人。戦略と戦術ばかりが注目され、戦務を抜かした経営が増えてきた。戦略、戦術が注目されたのはかつて日本にそれが弱く、逆に戦務は長けていたから。

    以下、メモ
    後年のバルチック艦隊が東洋に回航された時、ロシアの艦隊幹部の中には風帆船の操作しかしらない老朽士官が多かったといわれるが、日本海軍はすでに日清戦争の直前にそれらを一掃した。そして新進の若い士官達が、日清戦争で要職を経験し、日露戦争にむかうことができたのである。

    『孫子』の"善く戦うものの勝つや、地名もなく勇功もなし"
    ハナシとして面白いことの起きる

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    2019年05月04日
  • 伝説の名参謀 秋山真之

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    こちらの本で良かったのはあの「日本海海戦」以後の真之さんのことがわずかながら書かれているっていうことと、あとがきの中にあったこの(↓)言葉に感銘を受けたこと・・・・・ぐらいでしょうか?

    史は詩であり志である

    司馬さんの「坂の上の雲」を読んでいても感じる高揚感は、まさにこの言葉に凝縮されていると思うんですよね~。  「歴史に学べ」とは言い古された言葉だけど、私たちが偉大なる先人に学ぶべきことの1つはこの「志」じゃないかなぁ・・・・と。  志のあるところに事が成り、その事が歴史として後世に伝わり感動を生む・・・・そういうものじゃないかなと思うんですよね。

    (全文はブログにて)

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    2011年12月21日
  • 伝説の名参謀 秋山真之

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    ネタバレ

    史料を調べて、自分なりに編集すれば、そのまま面白い本が一冊完成する。変に小説風に登場人物に語らせると、その部分だけ陳腐になってしまう。
    それほどこの歴史的事件は物語として面白い出来事だったと改めて感じさせられた。
    そう、小説風な描写のところだけ、邪魔。

    秋山兄弟は我が郷土が誇る有名人。(愛媛県ね)
    自分にも海賊(水軍ね)の血が流れていることは間違いない。

    彼の人生の頂点はやはり「日本海海戦」。これが東海海戦じゃ困る。
    この一戦を持って、命名権を堂々と主張できる。

    読み進むうちに、頭の片隅で「軍艦マーチ」が鳴り響いていた。

    色々な感想を抱くが、「運」とか、「運命」の存在を強く感じざるを得

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    2012年07月20日
  • 伝説の名参謀 秋山真之

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    戦艦『三笠』の艦長・東郷平八郎が、「智謀如湧」と評した名参謀・秋山真之の生涯を綴った歴史小説。

    司馬遼太郎の歴史小説『坂の上の雲』は、秋山兄弟(好古・真之)と正岡子規を主人公として据えた小説であるものの、日露戦争当時の各地の様々な動きや情勢、采配等から、彼ら三人(特に正岡子規は、日露戦争勃発前に死亡)が全く登場せず、彼らを取り巻く、または彼らと深く関係する歴史上の人物が長く登場する、という箇所が多くありました。当時の時代の流れを、敢えて主人公三人の視点・手段に固執することなく、包括的な描写をするためには必要なことだったと思います。
    本作は、それとは異なり、題名の通り『秋山真之』の、特に参謀と

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    2011年06月20日
  • 幕末最後の賢侯 伊達宗城 世界を見据えた「先覚の人」

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    しゃかりきで頑張りやで、社交的!
    その社交性が四賢候とよばれる所以なのですね!

    …しかし、ちょいちょい挟む現代日本の批判とか
    当時の諸外国の横暴な態度批判とかにはちょっと苦笑…

    いや、言いたいことはわるのだがね!!

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    2009年10月18日