ウィリアム・パトリックのレビュー一覧

  • 疾病捜査官――感染症封じ込めエキスパートの事件簿

    Posted by ブクログ

    感染症封じ込めのための仕事の現場を臨場感ある文章で楽しめる。
    楽しめると書くと、不謹慎なような気もするが、感染症という常に身近に存在していても、自分が罹るまではなかなか意識することのない事柄について、認識を改める一助になった。
    特に、エボラ出血熱やエイズに対して、漠然と恐ろしさを感じていたのに対して、身近なインフルエンザや、現状のコロナウイルスに対しては慣れのような感覚が自分に生まれていて、この本をきっかけに、過大な恐怖心と、薄まっていた危機感を正してもらえたような気がする。
    また、定期的に起こるウイルスの変異によってパンデミックが引き起こされる可能性が常にあること、それを防ぐためにワクチン接

    0
    2024年10月05日