かつらこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いろいろな「おおあたり」が登場する。
賑やかでめでたい、明るい絵本。
【ママ評価】★★
勢いがすごい。
なんなら勢いが全てな感じがする。
内容が薄いというか、気楽に読んで楽しめるというか。
「おおあたり」の意味が微妙に感じてしまうものが多くて、少し気になってしまった。
なんでもかんでもプラスなことは「大当り」って言えばいいような感じがしてしまって。
絵の賑やかさがすごくてインパクト大。
【息子評価】★★★
「おおあたり〜」を真似していた。
言いたくなるよね。
きっと、この絵本の意図通り。
息子が楽しそうに真似する姿が見られるだけで、読んでる母は嬉しくなる。
良い絵本だ。
3歳1ヶ月 -
Posted by ブクログ
狂言『蝸牛』をアレンジした絵本。
口上のように始まる文章と、ぎっしりつまった派手な絵。
小さい頃に読んで、大人になってから狂言をみて「あれ、この話は…」と気づけたら幸せ。
面白いけどナンセンスだし囃子を知らないと台詞回しが難しいから、読み聞かせに使うには読む人の力量が問われそうだ。
上手な人が読んでくれたらきっとすごく面白い。
山伏の、おまえ山で暮らす気ないだろと言いたくなる派手な衣装はうさんくささをあえて出しているんだろうか。
と思ったら、ちゃんと狂言を下敷きにした衣装なのか。太郎冠者かわいい。
ずっとかたつむりがくっついているから違う展開を予想してしまった。