宇野仙のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地理の内容が時代とともに大きく変わることを実感。
中学受験予定の六年生くらいはもちろん、中学生、高校生は読んだほうが良いです。
考え方のベースが説明されているので、これを踏まえてから地図や図表見たほうが、格段に理解が深まると思います。
私にとって、驚きだったのは、大陸が動く背景にあるのが、地球自らが「体温調節」をおこなっており、そのマントル対流のときにプレートが動くということ。
あと、最も古い時代に形成された安定陸塊には鉄鉱石、一方新期造山帯には石油が多いこと。
この図を見てから分布を覚えると、なるほど!と思えます。
地理の先生は情報を更新していかないと、古いことを教えてしまいますね。一 -
Posted by ブクログ
高校時代に地理の授業を一年間受けたきり30年近く触れずにきました。なんとなく住んでる場所以外の川の名前とか覚えて必要あるのかな?と思ってきましたが、この本を読んでみたら地形によって気候、産業、環境の違いがあり、多くの影響を受けてその土地、国が成り立ってきたことが良くわかります。むかしむかしは土地に関しての知識は命を守ることに直結してきましたが、現代社会では知らなくても直接生命がおびやかされる事は少なくなりました。雑学的な要素が強い教科だと思っていました。体系だてて知ることでこんなに興味深い教科であり、外交、エネルギーなどいろんなものにつながってることがわかり、こういく切り口で授業してくれたら本
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Posted by ブクログ
社会科学への知見を深めたく、SDGsや地理といったわかりやすい題目であり個人的に信頼しているちくまプリマー新書から出版された本書を手に取りました。
本書はいわゆるSDGsにまつわる事項の中から主に環境・人権・経済にかかわる事柄に関して地理的な事情を絡めながら解説した入門書です。個々のトピックを実例や統計に絡めて説明する点が読みやすいですが、必ずしも体系的な書籍ではありません。しかし、そもそもSDGsに挙げられている課題が複雑かつ困難なために、このような形式であることがかえって問題意識を共有しやすいように思います。内容は社会人歴の長い私にとっては(詳細はさておき)ある程度知っている内容が多か