黒坂真由子のレビュー一覧

  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    『発達障害大全』(600ページ弱)というだけあって、読み終えるのに骨が折れました。しかし、各章が「インタビュー」と「インタビューして考えた」という2つのパートで構成され、工夫されていると思いました。おかげで、発達障害への理解が少し進みました。とはいっても、依然、解像度は低いままですが……。
     発達障害について興味・関心のある方は、読んで損はないと思います。

    【心に残った言葉】
    ・発達障害に必要なのは、治療ではなく対応。
    ・診断は「本人がどう感じるか」という部分が抜け落ちたままでは、その診断自体が成り立ちません。また子どもへの診断は、その子の特性を理解するためにするのであって、「治そう」とした

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    2025年08月23日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    今まで読んだ本の中で一番新しい発見が多くとても面白かったです。
    大全という名に相応しく、しかも一般の人でも理解できるよう専門用語が少なく、言葉が砕かれており同じ内容が何度か出てくることでこの本だけで完結できる内容になっていると感じました。
    相当頭が良い方が書かれているんだなという印象です。

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    2025年07月25日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    とてもいい本。社会の多くの人に読んでいただければ、多様性の理解に役立つのではないかと思いました。自分の子供も発達に違いがあると感じていますが、対応の仕方を学べました。読んでよかったです。

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    2025年04月17日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    発達障害は治らない、脳の個性である必要なのは治療ではなく、対応である。治療の最大の目的は、「自己肯定感を下げない」こと。発達障害から派生する二次障害、希死念慮、不登校を防ぐこと!

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    2025年03月20日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    発達障害は「脳の個性」であり、ADHD、ASD、LDといった特性について詳しく説明するとともに、学校や仕事、さらには社会との関わり方についても言及している。本書では、発達障害を多数派という視点から捉え、どのように対応すれば生きやすくなるのかを探っている。「発達障害は、その人が社会で困っていなかったら障がいではない」というフレーズが特に印象的だった。

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    2025年02月23日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    読めてよかったです。
    インタビュー形式で、多角的に発達障害について考えを深めることが出来てとても勉強になりました。

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    2025年01月31日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    発達障害に関してこれから知る人に対しては、様々な論点が複数の専門家や当事者から語られているため、点の情報だけ集めて誤解をしてしまう事がない良い入口になる本だと思います。

    大全とありますが、メインの論点をインタビュー形式で抑えている構成のため、例えば発達障害の個別の特性に関する詳細など、いくつか別の出典をあたる必要はありそうです

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    2024年09月08日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    「何がわからないのかが、わからない」と途方に暮れたあのときに「あったらよかった1冊」
    (「まえがき」より)
    著者が目指したまさにその通りの一冊だと思う。


    著者自身が前書きに書かれているように発達障害について
    「知っておきたかったこと」
    「知りたいこと」
    「これから知っておいた方がよさそうなこと」
    が載っている。


    辛かった時期にこれがあったらよかったのに思った。
    それと同時に、発達障害についての研究も理解も支援も今だに過渡期だということもよくわかった。
    誰かが諦めずにいてくれたからここまで理解が広がってきたのだと感謝で胸がいっぱいになる。

    様々な分野の専門家や当事者の方の意見がインビュ

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    2024年08月11日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    発達障害の基本を確認しつつ、少し応用的な部分を知りたい人におすすめ。
    発達障害の当事者と専門家の視点で書かれています。当事者として知りたいこと、専門家として伝えたいことがリンク。
    目次も、わかりやすい1冊。
    目次で、知りたいこと◦気になることを見つけて、まず選んだ1章を読むことをおすすめします。

    もう一度読み返すとしたら、「第4章 ASD 自閉スペクトラム症」の【発達障害の人との関係性は、自分の心の鏡】の部分です。

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    2024年07月21日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    600ページ近い分厚い本ですが、字がものすごく細かい訳でもないので発達障害当事者の私でも読み進めることができました。
    発達障害の基本のところからインタビューまで丁寧に書かれていて、この1冊読んでおけば障害への理解が深まる気がします。
    この分厚さで3,000円しないのは凄い。

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    2024年07月06日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    良書、いつか再読すると思う書籍。
    発達障害の子どもを持つ親目線、発達障害者当事者、医師などへの複数人のケースを対話形式で理解を深める流れ。特に印象的だったのは借金玉氏のパート。
    著者が当事者として知りたかったことをまとめたと前書きにあるように、知りたかったこと、知ってよかったことが多く、非常に勉強になった。興味がある方には強く推薦したい

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    2024年06月30日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    大全というタイトルの通り発達障害に関連するキーワードが満載ですが、対談インタビュー形式が各チャプターごとに主文となるのでとても読みやすい一冊です。当事者に近い編集ライターである著者が各専門家にお話をうまく聞いていることが本書の妙で発達障害について全く知見がない方にもおすすめできる一冊です。本書を経てから色々な専門書や各論に入ってもいいと思います。
    発達障害に関する書籍をいろいろと読んきましたが本書は読みやすいです。

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    2024年04月06日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    著者の黒坂真由子さんがこの本を制作するにあたって、自分のお子さんが発達障害であることをオープンにすることは相当に悩んだことでしょう。
    そしてわたし自身も学習障害ではないかと心当たりもあり、自分のこどももASDのようなところがあるのではないかと心配になりこの本を読んでみました。

    ・小さな自営業が減ると発達障害は増える説
    ・ASDは津軽弁を話さない説
    ・小学生が学習障害などの疑いに先生が気付いても、親御さんに伝えづらい問題
    ・軽度知的障害が冤罪になってしまった問題

    たくさんの事例をあげながら、たくさんの専門医の対談はとても参考になりました。

    やはり多数派である健常者(定型発達)をベースに社会

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    2025年04月06日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    発達障害(脳の個性)に関する情報をまとめた本。ASD,ADHD,LD,DCDの4つのカテゴリがあり、それが重なりあって濃淡がついていることを初めて知った。それぞれの項目について、インタビュー形式で対象となる人の実経験を確認できるので初心者にもわかりやすい本だと思う。
    この本を読んで得られた新たな視点としては、世間一般に障害と言っているものは、その人がいる環境に左右されると言うこと。同じ人でもその人が生活する環境によっては、問題とならない事も多く、環境側を改善していくのが正しい方向ではないかと思った。
    職場で言えば、ダイバーシティーを受け入れて人それぞれに応じた職場環境を提供して、組織全体でより

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    2024年10月06日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    500頁を越える厚い本だが、読み始めると読みやすい。
    基礎的な知識と、発達障害について定評のある著書があったり、医師であったりする方、実際に発達障害と診断された方を含む方々の『インタビュー』と『インタビューをして考えた』記事が両輪になって、理解しやすい工夫がされている。
    また、『インタビュー』を読むと微妙なニュアンスの説明に気がつくことが何度もあった。
    何よりも、人間性の回復運動のような面があることに気がつかされる。
    この本では、外的視点、内的視点を設定した上で進んでいくが、個人的感想を書いてしまうと子供が遊びに行かずに、習い事にいく状態になってしまっている幼稚園、小学校時代というのは、そうで

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    2024年06月11日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    インタビュー形式になっていて、読みやすく理解しやすい。
    発達障害を理解するために大事なこと。
    発達障害は、病気ではなく、脳の個性であり、特性である。
    これは頭に入れておきたい考え方。
    発達障害者は、日本の全人口の10%程度を占めるとも言われている。
    なので、大抵の会社では雇用しているはず。
    発達障害の特徴、対応の仕方など参考になった。

    ニトリホールディングス会長 似鳥昭雄氏のインタビューは印象に残った。


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    2024年06月05日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    知ってることも多かったが、知らなかったこともわかりやすく書いてあった。
    分厚い内容だが、2日で読み終えることができた。

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    2024年05月31日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    各章ごとでまとまっているのでどの章からでも読める。
    発達障害とは?と終始考えられる本。
    就労のこと、特性のこと、その医師の考えなどがまとめられている。

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    2024年05月19日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    発達障害の当事者と支援側(大学教授や精神科医等)のインタビュー集。中でも、借金玉さんのお話は腹落ち。自助グループの大切さ、ICT機材の活用、書字障害の現在…書字障害の息子さんを持つ著者がインタビュアーをしているので、当事者意識のある質問が鋭くで良い。一度出てきた語句も専門用語には何度も註が振られているので、少しずつ読み進められる。本当に大全!!

    個人的には、『自閉症は津軽弁を話さない』を読んでみたい!いつもASDの子はそうだなぁと感じていたので。

    p.240 発達がゆっくりなんだから、ゆっくり教えなきゃダメでしょう。

    p.300 人間の4つの幸せ
    愛されること、褒められること、人の役

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    2024年01月29日
  • 発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて

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    分厚い割に重複部分が多いので、斜め読みで十分。成人の発達障害の人やそのパートナーが読んでも「ふーん」でしかないが、発達障害の子どもを持つ親が読むと学びや気づきが多いと思う。

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    2024年08月08日