岩田一政のレビュー一覧

  • カーボンニュートラルの経済学 2050年への戦略と予測
    2050年カーボンニュートラル実現に向けた脱炭素シナリオとそのシナリオが実現した場合の社会や産業への影響を定量的かつ分かりやすく論じている。
    本テーマについて断片的かつ漠とした理解しかなかったが、脱炭素に向けて、世界そして日本が過去どのような議論をしてきて現状があるか、そして日本の実態が整理されてお...続きを読む
  • 2060デジタル資本主義
    2020/12/22デジタル資本主義 岩田一政 ☆☆☆
    「2060年までのデジタル国家戦略本」
    バイブル 永久保存 時々読み返すと良い 体系整理
    デジタル化を技術・商品・企業・産業から
    社会体制=国家・世界へ適用を拡張している面白さ見識に脱帽
    それをDataで試算している点が見事
    「無形資産経済」経...続きを読む
  • 金融正常化へのジレンマ
    「戦前・戦時期の金融市場」「日本経済のマクロ分析」と過去の経緯を知ったうえで、金融政策として何をしてきたのか?を総合的に補完する為に本書を読みました。

    結果、金本位制から脱却した「信用」に基づいた現代貨幣のなかで、中央銀行が答えのない中で様々な手を打ってきたことが歴史とマクロ観点でまとめられた良書...続きを読む
  • 2060デジタル資本主義
    2019年出版の書籍であるが、在宅勤務の未来などを的確に予測している。日本は何を目指して行けばよいのか。
    コロナ禍前にも関わらず、世界はデジタル化が浸透し、場所と時間に制約されず、出勤して働くという行為も減っていくという未来を予測している。
    私自身、コロナ以前はそんな未来が訪れるのは遠い先の事と思っ...続きを読む
  • 2060デジタル資本主義
    2060年、今から四十年後のありようが書かれている。うん、納得できるが、イマイチ私では理解不能(笑) いかに将来を見据えた経営戦略が出来るか、技術より仕組みを、仕組みよりデータを、データがパワーかな。 40年後の社会情勢と政治をみすえた企業経営を。
  • 2060デジタル資本主義
    デジタルレーニン主義、レーニンが聞いたらなんていうだろう。言いえて妙。
    さて情報の個人への帰属とその売渡による情報銀行化が肝、というのだが。うーん。なんかそうなりそうに見えないところがなかなか。
    貧乏になったら、ベーシックインカムに加えてデータ売渡を契約してお金もらって、ほとんどバーチャルで生きて、...続きを読む
  • 金融正常化へのジレンマ
    アメリカは、量的緩和を利子に換算した影の利子率によると、2014年からすでに引き締めだった。

    期待インフレ率が2%で長期金利を0%にできるのは、実質均衡利子率(自然利子率)が―2%の場合だけ。

    スイスは1%でもデフレを防げると考えていたが、その後十分でなかったことがわかった。1%のインフレ目標は...続きを読む