陸裕千景子のレビュー一覧
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久遠寺が辞めた翌年の2月、事務の佐藤が突然結婚退職でNYに行く事に。その成田への見送りの日、本田は各務と落合から結婚すると告げられる。
11月に無事二人の結婚式を終えた翌年、本田に人事異動の内示が出る。同じ頃、藪内の容体が芳しくない状態になり。
最終回の時、雑誌の付録で付いた小冊子の内容に大幅加筆したもの。
本田が日芳を辞めることを決めて、しかしその理由を各務にだけは言わなくてはと逡遵したのは久遠寺との関係を含めた告白になるからで。
各務も東郷も今井も知っても以前と変わらずの態度だったのが嬉しい。しかも今井も東郷もある程度気付いていたんですね。これからも建材のみんなと親交があるのだろうな -
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シリーズ最終巻。
藪内の会社に入ることを決めた久遠寺は正式に会社に辞表を提出する。一緒に手伝って欲しいと言われた本田は迷い、まゆりの助言を経て自分の気持ちに気付いて。
本田は久遠寺に対する溢れ出す抑えきれない思いを周囲の人々が完全に気付く前に久遠寺が辞職するのはちょうどよい機会なのかもと思い。
やぁ、12巻まで長かったです〜。
最後の最後にタイトルの「しあわせにできる」の意味が分かりました。それまで“誰が?”“誰を?”“何を?”しあわせにできるのか?と思って読み続けていたのですが。
「お前みたいな男をしあわせにできるのは、俺しかいない」という本田の言葉だったんですね〜。
久遠寺が本田に「愛 -
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久遠寺との二人の生活が益々ゆるぎなくなっていく中、問題のあった新入社員の信頼も得られ仕事は順調のように思えた。しかしプライベートでは久遠寺を訪ねてきた藪内の事が気になり、たまたま周囲から情報をもたらされ本田自身も逡遵することに。
久遠寺が人事からの正式な内示を断ったことで社内的立場が微妙になったこと、自宅近くの料理屋「蘭月」の主人と母・静香の意外な繋がりなど憂えることは多く…。
Hシーンはますます濃くなりました。本田が初めて久遠寺に「好きだ」と気持ちを言葉で伝えたことで更に二人の繋がりが濃くなって。ソファーでの座位の体位がエロいです。
書き下ろしは、映の娘・深雪視線で映と兄・蒼の確執による -
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本田は久遠寺のことをかけがえのない存在だと伝えることが出来、二人きりの蜜月をGWに過ごそうと密かに思っていたのに、何もしらない各務達3課の連中と落合の別荘で過ごすはめになり。
GW最終日に訪れた自宅近くの小料理屋の主人からは曰くありげな目を向けられ、時期外れに転属してきた新入社員は協調性が全く無く。
久遠寺を親しげに下の名前で呼ぶ藪内という人物からの電話は気になっているものの、詳しい話しは聞けず。
7、8巻で味わった緊張感は少しになり、やっぱりコメディだったのか?と思わせる内容。
書き下ろしは本編では描かれなかった落合の熱海の別荘の喜劇。各務は落合両親にしっかり気に入られています。 -
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昴からホテルに呼び出された本田は一服盛られて意識を失い危うく強姦されそうになっている所を映と森田に助けられ映の自宅で介抱される。翌日、昴と皇の因縁を教えられて自宅へ戻ると出張から久遠寺が帰ってきていた。それまでの緊張から久遠寺にあり得ないほどすがる本田は心の底から久遠寺を欲しいと告げる。
ああ、やっと心を通い合わせることが出来ました。昴の横やりといろいろな策略が図らずも本田の気持ちを素直させました。
二人の心を通わせた後でのHがいいです。素直になった本田は身も心も蕩けてます。
書き下ろしは映や久遠寺の実父・徳永信義視線で本田の母・静香と父・楠との関わり、白金の家のこと、映が徳永へ養子に入る -
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白金で二人で住むことが周知の事実になり、本田の気持ちも随分変わってきました。何より引っ越す前にすれ違った寂しさを感じなくなりそれどころか安堵さえ。3課の花見を庭で行ったり、二人の関係が濃くなりつつある中、久遠寺の曰くありげな長兄・昴がいよいよ仕掛けてきました。
Hシーンはそれまでは基本1巻につき2場面だったのですが、今回の巻では3回。プライベートな二人の釣りも良かったです。やっと二人の関係が上昇しそうで続きがかなり気になってきました。(焦らされすぎ;)
書き下ろしは、堂島視線のまゆりとの馴れ初め、そして久遠寺皇とと兄・昴の確執の発端が書かれています。
やっと複雑な人間関係が少しずつ分かって