別所栄吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
報告書、メール、企画書などで「何が言いたいのか伝わらない」と突き返されてしまうビジネスパーソンに向けて、短時間で誰にでも意図が過不足なく伝わる論理的な文章作成術を平易に体系化した一冊。著者は、文章が分かりにくくなる真の原因は語彙力やセンスの欠如ではなく、「情報の整理不足と構成の型の不在」にあると喝破する。「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)」というPREP法の型を軸に、書く前に「誰に・何を・何のために」伝えるかを明確にする思考の整理法を提示。曖昧な修飾語を削ぎ落とし、箇条書きを活用して事実と意見を明確に分けるなど、相手の読むストレスを最小限に抑えて確実に動かすための実践的作法を明快に解説する。
所感・深掘り
「ロジカルな文章とは文章力をひけらかすことではなく、読み手の脳にかかる解読のメモリを先回りして最小化する『親切の設計思想』である」という本質を突きつけられ、日頃の情報発信や連絡伝達のあり方を根本から引き締め直される一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「思いついた順番に書き連ねる姿勢そのものが、受け手に莫大な認知的負荷を強いている」という構造の罠だ。結論を先送りにした長文や背景ばかりのメールは、相手に「要するに何が言いたいのか」を探らせる不毛な労力を強いてしまう。PREP法という客観的な型に当てはめ、最初に結論を差し出し、理由と事実を簡潔に並べること。思考のノイズを物理的に削ぎ落とし、一目で全体像が把握できる骨格に整えることこそが、双方の精神的な消耗を防ぐ極めて合理的なセルフマネジメントなのだと痛感した。
また、相手の推測コストを徹底的にゼロにする文章の型を貫く姿勢は、現場を預かる指導者やリーダーにとって不可欠な利他の実践であると感じた。リーダーからの指示や方針説明が曖昧で冗長であれば、現場には「どういう意図だろうか」という忖度と推測が蔓延し、メンバーは手戻りと不安で自発的なエネルギーを奪われてしまう。指導者自らが文章の型を徹底し、誰もが瞬時に理解できる明確な言葉と道筋を先回りして差し出すこと。リーダーがブレない安心感と伝達の土台となり続けるからこそ、現場の仲間は迷いなく自らの役割に集中でき、組織全体が淀みなく自走するのだと確信させられた。
感覚的な思いつきや自己満足の長文を捨て、ロジカルな文章の型で思考の迷いを削ぎ落とし、明解な言葉を現場の自走へと還元し抜くこと。
日々のメールや報告書の作成で伝わらなさに頭を抱えているビジネスパーソンはもちろん、情報伝達とコミュニケーションの解像度を極限まで研ぎ澄まし、関わるすべての人を迷いなく確かな納得と自立へと導く不動の軸を確立したいすべてのリーダーにとって、常に手元に置いて立ち返るべき実践的文章術の教科書だ。 -
Posted by ブクログ
なぜ書けないか=そもそも言いたいことが整理されていない。
考える は、単語⇒文⇒要約文⇒結論
書く は、結論⇒要約文⇒文⇒単語
悪い文章は全部読まないと趣旨がつかめない、情報が多すぎる、話のポイントが何個あったかわからない、情報のレベル順番がばらばら、要約文がない、1文が長い、冗長な表現や曖昧な説明がある。
良い文章はその反対。
書く前の整理方法
文章の狙いを定める、アイデア・情報を箇条書きで書き出す、情報の意味の塊で整理する、トピックの接続関係と順番を考える、それぞれの要約文を書く、各論の情報を展開する。
文章作成時の注意点
ワンドキュメントワンテーマ、最初だけ読めば概要が理解できるように書く
ワンパラグラフワントピック、ひとつの段落でひとつの話題
ワンセンテンスワンアイデア、要約文を段落の先頭に書く、文を短く
ワンワードワンミーニング、同じ意味なら同じ単語 -
Posted by ブクログ
説明が分かりにくいと上司に言われたことがあるので、タイトルに惹かれ、助けを求めて読んでみた。
この本は大きく分けて、4パートに分かれている。
1)根拠を示して説明するために、「主張、理由づけ、データ」で三角ロジックを構成する。
2)筋道を説明するために「リンクマップ」を活用し説明を構造化する。
3)相手のニーズを理解し、話すべき内容を取捨選択して伝える。
4)1〜3について、いかに効果的に伝えるか。伝え方の構造の作り方について説明。
個人的にこの本から1番学べたことは、(3)(4)で共通している内容で、「話す前に伝えたい内容を整理し、必要最低限の情報を伝える」という部分。
話したいことを思いのまま全て話すのではなく、相手の理解度やニーズを考えて伝える情報を取捨選択するというのは意識しないと難しいと感じた。
論理的に話せるための入門書のように、シンプルで分かりやすい本だった。
日々意識し、定着できるように努めたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ話が多岐にわたっている。
広く浅くと言う感じ。鳩山さんの例がおもしろい。
なぜを繰り返して内容を洗練させるというものだが、あまりやりすぎると相手に威圧感を与えないか危惧するところもある。
どうしてそう思ったのか?理由をたずね、私はこう思うという感情をIメッセージで伝えると良い。
伝えたいことがある場合
まずは書き出そう。付箋だとよりよいがなかなか難しい場合もある。時間もかかるし。まぁとにかく書き出す。そして同じカテゴリの情報はまとめる。伝えるときは思いついた順に話すとなにを言っているか伝わりにくくなる。
人の短期記憶は7±2なのだ。情報はカテゴリでまとめて伝えよう。相手になにを伝えたいかを思い描くことが重要である。尾括型よりも頭括型の方が良い。
信頼関係があることで話を「聴いて」もらえるのだ。
信頼関係がないと話は伝わらない。
話を伝えるには順序も大事。
まずは背景や経緯
問題点や事実を伝える。
目的・解決策や提案を言う。
ナンバリングで話をしよう。ボディランゲージがあるとなお良い。