菊水健史のレビュー一覧
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ネタバレ本書は、犬種や遺伝のこと、犬の起源から人類との関係の歴史、犬の知能と身体能力など、普段から疑問に思っていたこと、犬好きなら知りたかったマメ知識などがつまった一冊です。
犬の愛情深さや能力の高さは、私のひいき目じゃなかったんだ!と思える愛犬家必須の本でした♪
あ、とてもよかったのだけれどひとつだけ。
中のイラストはとてもかわいいのに(特に私は前半の写実的な雰囲気のイラストが気に入りました)、表紙・・・なんでコレなの??
色々面白かったので、忘れたくないことを以下メモしときます。。
・犬の外見は、アドレナリンやドーパミン、メラニン色素、甲状腺ホルモンなどで変化する。なので穏やかな子が家畜化さ -
Posted by ブクログ
犬好きにはタマラナイ本。そもそも犬とは動物の中でどういう位置づけなのか、犬が人間に懐く理由、犬の能力などを科学的根拠を基に解説している。
また、犬好きが「ウチの愛犬はこんなことまでできる! そう思うのは親バカだから?」と自虐ネタにするようなことも、実際にできることを証明してくれる。
犬は頭がいい!
愛情深い!
飼い主大好き!
を再認識させてくれる本。
また、犬種による能力や性格の違いもくわしく解説している。なので、これから犬種を選ぶ人にも役立つはず。
犬好きでなくても、犬という動物を客観視できるようになるので、日常生活で役に立つと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体として表面上をさらりとなぞった豆知識の羅列というスタイルではあるが、犬と人間の歴史にまつわる話や、犬種と遺伝に関する説明等は、充分に説得力があり、読み応えがある。
実際に犬と暮らしていると、五感を始めとする身体能力に舌を巻いたり知能の高さを思い知って感服したりする経験を日々の生活の中で多々味わうが、それらを裏付ける傍証となる事例がたくさん。
一般的に体が大きな動物の方が長命だが、同じ種の中に限っては逆になるとか、人間が失ってしまった地磁気を感知する能力があるのではないかという考察とか、銃が発明され狩猟の形が変わるとともに新しいタイプの猟犬が作出されたとか、縄文型と弥生型の分布図はまさしく人 -
Posted by ブクログ
犬について、動物行動学の視点から、認知科学比較行動学的な考察も交えながら、その特性、能力、人間とのかかわりをまとめた本書。
130数ページの中に、犬が見せる様々な行動の意味するところがポイントを絞って簡潔に記述されている。
ちょっとしたエピソードやトリビアをコラムとしていくつか差し挟み、犬を飼っている人ならきっとやってみたくなる、自宅でできる犬の能力を試す簡単な実験の紹介がされているところも読者をひきつける。
前半の犬の能力についての解説は、いままでに読んだ最近の犬研究でいわれていることとほぼ同じ内容で、非常にコンパクトにまとめられているためにやや物足りなくもあるが、後半、犬の起源から進化 -
Posted by ブクログ
歴史と犬種についてが詳しく書かれてました。
行動やしつけ的な要素は少なめですが、犬はヒトを、ヒトは犬を必要としていることがよく分かりした。
犬とヒトとが見つめ合ったり触れ合うことで出るオキシトシン(幸せホルモン)。それがまた行動を促進させ、より触れ合ったり愛したりするそう。オキシトシンのポジティブループが起こるらしい。そしてそれは、犬とヒトでしかまだ発見されてなく、他の動物とでは起こらないとのこと。
(ヒトはオキシトシンを感じるが、他の動物にオキシトシン発生が見られないが犬には見られる。)
互いになくてはならない存在であることがより一層分かる本でした。 -
Posted by ブクログ
読みやすくて、面白かった。
ふと公園の鳩を見た時に何を考えているのか無性に知りたくなり、買った。
動物学が面白いのか、この本が面白いのか
判断材料が少なくて分からないので★★★
でも色々勉強になった
あくびが犬にも移るのはびっくり
・ウシは唾液の分泌が1日に100〜200リットル
・動物は基本虫歯にならない
→エナメル質が溶けやすい、砂糖やドロドロしたもの(歯につきやすい)ものを摂らないから
・牛の下は40〜50センチほどあり、筋肉が発達している
・味覚を感じる味蕾細胞は人には1万個、犬には2千個しかない
・ウシは胃を4つ持ってる
・ウマは中指の骨だけで体重を支えている
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