あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
――――――――――――――――――――
「科学×歴史×文化」で学ぶ犬のすべて――
愛するわがコのことがとことんわかる1冊
――――――――――――――――――――
こんな本これまでなかった!?
愛犬家のリベラルアーツ!
最先端の犬研究から
犬にまつわる歴史と文化まで
犬のすべてをとことん深掘りした1冊です。
「犬はみずから進んで〈家畜〉になった」
「ホモ・サピエンスが絶滅しなかったのは犬がいたから」
「オオカミにもっとも近いのは柴犬」
「犬は人の感情を鼻でかぎわける」
「盲導犬に向くのはつむじが左まわりの犬」
「古代ローマ人は犬にめろめろだった」
「犬においしそうな名前をつけたくなるワケ」
犬の起源、犬の身体、犬の知能、犬と人の絆……
知れば思わず人に話したくなる130の犬トリビアを
図解や資料写真なども交え
オールカラー224ページの大ボリュームで紹介します。
人気イラストレーターたちによる
すばらしい装画と挿絵も見どころのひとつ。
愛犬家はもちろん、創作や会話のネタとして
クリエイターやビジネスマンにもおすすめです。
監修・菊水健史(きくすい たけふみ):
麻布大学獣医学部動物応用科学科教授、博士(獣医学)。専門は動物行動学。著書に『最新研究で迫る 犬の生態学』(エクスナレッジ)、『犬のココロをよむ ―伴侶動物学からわかること』(共著、岩波書店)、『ヒト、イヌと語る コーディーとKの物語』『日本の犬 ―人とともに生きる』(共著、東京大学出版会)などがある。愛犬はスタンダード・プードル。
著・富田園子(とみた そのこ):
日本動物科学研究所会員。編集・執筆した本に『いぬほん』『ねこほん』『はじめよう! 柴犬ぐらし』(ともに西東社)、『マンガでわかる犬のきもち』(大泉書店)など多数。幼少期の愛犬はパグや雑種。
<電子書籍について>
※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。
※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。
※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。
※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。
株式会社西東社/seitosha
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本書は、犬種や遺伝のこと、犬の起源から人類との関係の歴史、犬の知能と身体能力など、普段から疑問に思っていたこと、犬好きなら知りたかったマメ知識などがつまった一冊です。
犬の愛情深さや能力の高さは、私のひいき目じゃなかったんだ!と思える愛犬家必須の本でした♪
あ、とてもよかったのだけれどひとつだけ。
中のイラストはとてもかわいいのに(特に私は前半の写実的な雰囲気のイラストが気に入りました)、表紙・・・なんでコレなの??
色々面白かったので、忘れたくないことを以下メモしときます。。
・犬の外見は、アドレナリンやドーパミン、メラニン色素、甲状腺ホルモンなどで変化する。なので穏やかな子が家畜化された犬だけがバリエーションが豊富になっていった。
・鼻ぺちゃ、たれ耳などは子供の特徴を残したまま大人になることをネオテニーという。性格も子供っぽいままで、とがったマズルと立ち耳の子より、たれ耳、短頭種の子の方が甘えん坊で遊び好き、好奇心旺盛な傾向が高い。(セントバーナード→レトリバー、プードル→コリー→ハスキー・コーギー→オオカミ)
・マール柄(薄い色の上に濃い斑点模様がのっている柄)同士の交配は、遺伝以上が発症するため禁止されている
・DNA分析の結果、遺伝的に最もオオカミに近いのは柴犬!次にチャウチャウ、秋田、マラミュート。
・犬は、左右の鼻を使い分けて嗅いでいる。右は警戒しているにおい、左は馴れ親しんだにおいを嗅ぐ。耳も同じでポジティブな音は右耳(左脳)で、ネガティブな音は左耳(右脳)で聴く。嬉しい時はしっぽを右側で振る。よって、右利きの犬は楽観的でストレスを感じにくい。盲導犬や救助犬は右利きの犬を候補に選ぶ。
・犬の見ている世界に赤はない
・飼い主と愛犬が触れ合ったり見つめ合ったりすることで、癒されホルモンオキシトシンが互いに分泌される。人は犬以外の動物とでもオキシトシンは増えるけれど、人間と触れ合って動物側にオキシトシンが増えるデータは今のところ犬だけ!
Posted by ブクログ
犬好きにはタマラナイ本。そもそも犬とは動物の中でどういう位置づけなのか、犬が人間に懐く理由、犬の能力などを科学的根拠を基に解説している。
また、犬好きが「ウチの愛犬はこんなことまでできる! そう思うのは親バカだから?」と自虐ネタにするようなことも、実際にできることを証明してくれる。
犬は頭がいい!
愛情深い!
飼い主大好き!
を再認識させてくれる本。
また、犬種による能力や性格の違いもくわしく解説している。なので、これから犬種を選ぶ人にも役立つはず。
犬好きでなくても、犬という動物を客観視できるようになるので、日常生活で役に立つと思う。
Posted by ブクログ
全体として表面上をさらりとなぞった豆知識の羅列というスタイルではあるが、犬と人間の歴史にまつわる話や、犬種と遺伝に関する説明等は、充分に説得力があり、読み応えがある。
実際に犬と暮らしていると、五感を始めとする身体能力に舌を巻いたり知能の高さを思い知って感服したりする経験を日々の生活の中で多々味わうが、それらを裏付ける傍証となる事例がたくさん。
一般的に体が大きな動物の方が長命だが、同じ種の中に限っては逆になるとか、人間が失ってしまった地磁気を感知する能力があるのではないかという考察とか、銃が発明され狩猟の形が変わるとともに新しいタイプの猟犬が作出されたとか、縄文型と弥生型の分布図はまさしく人間と同じとかいったトピックスがとりわけ印象に残った。
ただ、「犬はしっぽをバランサーとして使っていない」という主張にはまったく首肯できなかった、経験則として。
疾走しながらコーナーを曲がる時など、尾を使ってどれほどバランスを取っていることか。
Posted by ブクログ
歴史と犬種についてが詳しく書かれてました。
行動やしつけ的な要素は少なめですが、犬はヒトを、ヒトは犬を必要としていることがよく分かりした。
犬とヒトとが見つめ合ったり触れ合うことで出るオキシトシン(幸せホルモン)。それがまた行動を促進させ、より触れ合ったり愛したりするそう。オキシトシンのポジティブループが起こるらしい。そしてそれは、犬とヒトでしかまだ発見されてなく、他の動物とでは起こらないとのこと。
(ヒトはオキシトシンを感じるが、他の動物にオキシトシン発生が見られないが犬には見られる。)
互いになくてはならない存在であることがより一層分かる本でした。