アレックス・モザドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界を席巻する企業の裏側を学べる
プラットフォームの種類や、その種類ごとの成立要件、またそれに付随するリスクなどが詳細に書かれており、なぜプラットフォームが世界を食っているのかを学べる。
プラットフォームが
・どのように競合優位性を作るのか
・なぜ莫大な利益を上げているのか
・立ち上げ時期にどうやって成立させるのか
などは、非常に興味深い。
ネットワーク効果の重要性や、拡大する事の価値を改めて感じさせられた。
以下、サービスに生かしていこうと感じた。
にわとりとたまご問題の解決法
?心理的安全性を確保する
?業界の既存者と協力する
?自分がコンテンツ生成する
?既存のネットワークを活用す -
Posted by ブクログ
ネタバレ・プラットフォームは、取引費用を低下させることでユーザに大きな価値を提供する。取引費用には3種類ある。1つ目は探すコストと情報コスト。2つ目は、交渉コスト。3つ目は、執行コスト(ユーザの管理コストと言った方が分かりやすいかも。ユーザが適切な行動をするように管理するコスト。あるいは不正や悪事を防ぐコスト。)である。
→プラットフォームは取引を製造する。
・交換型プラットフォームの代表例として、アリババやUber, AirBnBがあり、ユーザ間との直接的な取引を円滑化している。メーカー型プラットフォームの代表例として、iOSやアンドロイドの開発プラットフォーム、midiumやyoutubeのよ -
Posted by ブクログ
プラットフォームビジネスについて豊富な事例と分析を示している。ネットワーク理論を知っているとより理解が深まる。
テクノロジーの意味でのプラットフォームとビジネスモデルの意味でのプラットフォームを分け、ここではビジネスモデルとしてのプラットフォームを解説
■プラットフォームとは何か
複数のユーザグループや消費者とプロデューサーの間での価値交換を円滑化するビジネスモデル。
(勝手に解釈すると、N対Nの価値交換を実現するビジネスモデル)
プラットフォームはユーザーとリソースからなり、好きな時にアクセスできるスケール可能な大型ネットワークをつくる。またユーザーが交流し、取引できるコミュニティと市 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれは良本ですねぇ。再読必須。読むたびに自分のレベルに応じて違う発見がありそう。
・プラットフォームの2つの型
- 交換型プラットフォーム
→ウーバーやアリババのように需要と供給のバランスをとることに留意。
- メーカー型プラットフォーム
→ Androidやyoutubeなどメーカーが枠を用意して消費者(ユーザー)を入れる。マッチング意思が高いのでパワフルなノードを示すスターを作ることに力を入れる
・プラットフォームはプロデューサーと消費者(ユーザー)との間のコネクションを円滑化することだけに専念すべき
・成功したPFの4つの機能。下記のように方向づけられ、管理さ -
Posted by ブクログ
ネタバレ一言でいうと「世界がよりコネクトされると、企業が何を所有しているかよりも、何を結びつけられるかのほうが重要になる」ということ。そして、「無駄と非効率が存在する場所ではどこでも、プラットフォームが成功を収めるチャンスがある」ということかな。どういうプラットフォームが人々に受け入れられるのか、当然そういう考察もあるのだけど、最初にクオリティを維持することは重要。さすが海外の文献だけあって、事例が豊富で説得力のある文章でした。
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・現在、世界で最も成功した企業の一部は、プラットフォーム・ビジネスモデルを中核に据えている。
・世界がよりコネクトされると、企業が何を所有しているかよりも、何 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ燃えるプラットフォーム(ノキアやブラックベリー)
プラットフォームは、消費者(ゲスト)とプロデューサー(ホスト)のコア取引(創造する、結びつける、消費する、対価を払う)により両者の取引を円滑化するという価値エコシステムを形成する。
プラットフォームのコア機能は、①オーディエンス構築、②マッチメーキング、③中核的ツールとサービスの提供、④ルールと基準の設定の4つであり、「見える手」としてネットワークの質を維持するものである。
ネットワークの効果を生む方法は、①コネクション、②コミュニケーション、③キュレーション、④コラボレーション、⑤コミュニティーの5つのステップによって決まるという。 -
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Posted by ブクログ
いわゆる直線的ビジネスでB2B、上位顧客に依存するモデルで生きながらえている自社が、最近、プラットフォームビジネスに変革するのだと言い始めたので、ちょっと調査のつもりで手に取った本。
プラットフォーム企業が今までの企業と何が違うのか?そして、プラットフォーム企業のコアとなる機能は何か?今生き残っているプラットフォーム企業はどの様な施策を取ってきたのか?が書かれています。
本の作りとしては、主に米国のスタートアップを中心に上記の観点から分析がされていて、興味ある人には良いと思う。この本では、ベースとしてインターネットを活用して成功したプラットフォーマーにフォーカスが当たっているが、個人的には、 -
Posted by ブクログ
まず、ここでのプラットフォームの定義は、消費者とプロヂューサー(モノやサービスを作る人たち)を結びつける場である。「世界がよりコネクトされると、企業が何を所有しているかよりも、何を結びつけられるかのほうが重要になる」
プラットフォームは、何らかの形で取引コストを削減する。なので、取引コストが発生しているところを探すことが、まずはプラットフォームビジネスの目の付け所になるのかもしれない。UberやAirbnbはまさしく取引コストを劇的に低減して、その劇的であるがゆえに新しい需要を創造した。また、それがゆえにプラットフォームは中核となる「コア取引」を有する。早く何が中核となる「コア取引」なのかを -
Posted by ブクログ
流行りのプラットフォーム戦略について、概要を学べる良書。
全てのプラットフォーム関係の本に目を通したわけではないので、これが「ベスト!」と言い切れるわけではないですが、
企業がプラットフォームを構築する際に必要なことが豊富な実例と共に説明されていて、
その点でこの本の価値は非常に高いです。
失敗例も多く、本の中のフレームワークに則って、著者なりの分析がなされている。
多くのプラットフォームは、アメリカ発の事例なので、
理解できないケースもあるかもしれませんが、
アメリカの事例をあまり知らない自分でも、概ね理解できました。
フェイスブックやツイッターなどの超有名プラットフォームに関する記載もあ -