木村咲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あとがきを読んでやっぱりそうだよなぁと妙に納得してしまいました。
そうなんですよ。携帯がなければ恋もできない若者におばちゃんは待て待てといいたい。まずはそのiPhoneを置けと。
ヒロインのナナのなんといじらしいこと。読んだかわからないほうがいい、と既読のわかるようなツールは使わずに恋する。律儀に彼と同じ本を借りたり。(20年前に想いを馳せてしまいそうになる)
個人的には森田のアニキに祝杯をあげたい。おまえかっこよすぎだろ。むしろわたしを嫁にして!!
安定した文章でとにかく最後まで安心して読めます。
ただひとつだけ。このレーベルの最初のポエムってほんと要らんわ。むかしのケータイ小説をいつまで -
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Posted by ブクログ
わたしの好きなもの。
朝一番の花屋。その前を通り過ぎる時の匂い。
とっておきの一輪の美女を連れ帰って、お気に入りのフラワーベースに生けるときの、あの密かな高揚感。
スンと背筋を伸ばす彼女は済ました顔でこう言っているような気がする。
『へえ、あなたがわたしの世話をするの?』
そんなわたしの大好きな気高い一輪の花が、女子高生になって恋をするなんて、わたしのための物語かと思ったわ(違う
莉愛ちゃんは、いやクイーン莉愛は、気高く美しく、そして可憐で愛くるしい。
芍薬のような彼女が患う病が、ひとりの少年を惹き寄せ、ふたりがたったひとつの恋をする。
たしかにこの手のボーイミーツガールのお話は世の -
ネタバレ 購入済み
優しい気持ち
あたたかいお話でした。
優しい気持ちになれます。
ただ、タイトルとはちょっと違うかな?
タイトルくらい溺愛シーンがあっても良かったのに…。期待してました(笑) -
Posted by ブクログ
私はバリバリのスマホ世代で、夜も友達と遅くまでLINEや電話をしています。
クラスからはみ出すのが怖くてInstagramやTwitterなど、色々なことをして「普通」になろうと頑張っていました。
そんな時にこの本を読んでハッとさせられました。
「私はクラスから外れないように頑張っているのに、努力してクラスの中心のメンバーにいるのに、どうして、どうしてあの子は!」と心に棘が生えてしまう事もありました。そんな時に「あの子は弱い」と思い自分を慰めていましたが、そんな自分の方がよっぽど弱かった。
2人のピュアな恋愛模様と、その2人の周りのキャラクター達の魅力に引き込まれます。