あらすじ
アクアリウムが趣味の高2・水嶋慶太は、「ミキ」という名前を使い女性のフリをしてブログを綴る日々。そんな中、「ナナ」という人物とのブログ上のやり取りが楽しみになる。だが、あることをきっかけに慶太は、同じクラスの壷井菜々子こそが「ナナ」ではないかと疑い始める。慶太と菜々子の関係が進展するにつれ、「ナナ」はブログで「ミキ」に恋愛相談をするようになり、疑惑は確信へ。ついに慶太は秘密を明かそうと決意するが、その先には予想外の展開が―。第2回スターツ出版文庫大賞にて、恋愛部門賞受賞。
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Posted by ブクログ
クラスで一軍の慶太とまじめでおとなしい菜々子の純愛ラブストーリー。
ふだん恋愛小説なんて読まないし、ましてや主人公は男子高校生。
私、読めるか?と思ってたけど、そんなに抵抗なく読めたし登場人物も少なかったので読みやすかった。
森田先輩、最高(^^)
Posted by ブクログ
クラスの一軍グループの一員の今どき男子の慶太と地味で大人しく古風なタイプの菜々子。接点を持つはずのなかった2人のラブストーリーがとてもよかった。
慶太が趣味のアクアリウムのブログをミキという女子設定で書いているんだけれど、そこに偶然ナナという名前で菜々子がコメントしてきて。最初はお互い知らずに会話を重ねるんだけど、途中で慶太はナナが菜々子なんじゃないかと気づきだす。
慶太の菜々子への想いに素敵な恋だなぁって思いました( *´꒳`*)
あのラストのあと。きっと2人もハッピーエンドになったよね?
Posted by ブクログ
なんとかわいくて愛しいまっすぐな彼ら。
ナナのピュアさはたまらないし、主人公もそりゃこいつもてるわ!と言いたくなる。
まっすぐで一途な女の子にど直球の男の子に、気が強いけど広い心を持ってる女の子。
ああもう本当、みんな抱きしめたくなる!
読み終わって、本当に心洗われる気持ちになった。
いやーやっぱり女の子は、強いね。
Posted by ブクログ
あとがきを読んでやっぱりそうだよなぁと妙に納得してしまいました。
そうなんですよ。携帯がなければ恋もできない若者におばちゃんは待て待てといいたい。まずはそのiPhoneを置けと。
ヒロインのナナのなんといじらしいこと。読んだかわからないほうがいい、と既読のわかるようなツールは使わずに恋する。律儀に彼と同じ本を借りたり。(20年前に想いを馳せてしまいそうになる)
個人的には森田のアニキに祝杯をあげたい。おまえかっこよすぎだろ。むしろわたしを嫁にして!!
安定した文章でとにかく最後まで安心して読めます。
ただひとつだけ。このレーベルの最初のポエムってほんと要らんわ。むかしのケータイ小説をいつまで引きずるつもりなのかなぁ。これ絶対作家さんの意向じゃなさそう。
Posted by ブクログ
アクアリウムが趣味の主人公・高校2年生の水嶋慶太は、実姉の「ミキ」の名前で趣味のブログを書いています。そのブログに「ナナ」と名乗る人物がコメントを寄せ、そのブログ上でのやり取りが楽しみになります。ところが、同じクラスの壷井菜々子が、その「ナナ」ではないかと気づきます。本のあらすじや帯には予想外の展開や切ない恋の物語とか感動と号泣などとお約束のように書いてありますが、それほどでもなくて、ほっこりと優しい気持ちで読めます。お姉さんの美貴、先輩の森田、かわいい七瀬さんも良い感じです。
Posted by ブクログ
私はバリバリのスマホ世代で、夜も友達と遅くまでLINEや電話をしています。
クラスからはみ出すのが怖くてInstagramやTwitterなど、色々なことをして「普通」になろうと頑張っていました。
そんな時にこの本を読んでハッとさせられました。
「私はクラスから外れないように頑張っているのに、努力してクラスの中心のメンバーにいるのに、どうして、どうしてあの子は!」と心に棘が生えてしまう事もありました。そんな時に「あの子は弱い」と思い自分を慰めていましたが、そんな自分の方がよっぽど弱かった。
2人のピュアな恋愛模様と、その2人の周りのキャラクター達の魅力に引き込まれます。