三木聡のレビュー一覧

  • 時効警察はじめました(下)

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    三木聡 小峯裕之 大九明子 田中眞一 相田冬二『時効警察はじめました(下)』角川文庫。

    12年振りに復活したテレビドラマのノベライズ小説、下巻。テレビドラマはつい先日完結してしまった。テレビドラマの方はお馴染みの霧山修一朗と三日月しずかに加え、彩雲真空、十文字疾風が良い味を出していた。復活シリーズでは彩雲の『ガンバリマス!』が良かったなぁ。

    テレビドラマ脚本をベースにしたノベライズだと思うのだが、テレビで放映されたドラマをかなり忠実に描いている。霧山の迷名推理と、毎回終盤に霧山が犯人に手渡す『誰にも言いませんよカード』のくだりが特にいいね。面白い。本当に面白い。

    また、テレビドラマ再開し

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    2019年12月15日
  • 時効警察はじめました(上)

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    三木聡 福田雄一 田中眞一 小峯裕之 相田冬二『時効警察はじめました(上)』角川文庫。

    12年振りに復活したテレビドラマのノベライズの上巻。恐らく脚本をベースにしたノベライズだと思うのだが、テレビで放映されたドラマをかなり忠実に描いている。相変わらず弛い雰囲気の中で霧山修一朗と三日月くんが良い味を出している。勿論、ミステリーとしても面白く、毎回終盤に霧山が犯人に手渡す『誰にも言いませんよカード』のくだりが大好きだ。

    FBIに派遣された霧山修一朗が12年の時を経て総武警察署に戻ってくる。霧山は再び三日月くんとのコンビで趣味で時効となった事件の捜査を始める。

    面白いな。本当に面白い。

    本体

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    2019年11月01日
  • 大怪獣のあとしまつ 映画ノベライズ

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    同名映画のノベライズ版。
    映画の方は人生で見た中で指折りの嫌いな作品だったのだが、それは期待の裏返しだった。製作体制やコンセプトに惹かれる部分はあったのだ。

    ノベライズ版は映画よりは良いという評判を聞き、呼んでみた次第。

    結果としては「映画よりマシ」というレベルかな。
    尺を伴って見なければ行けない映画と違って、寒いギャグは読み飛ばせばいい。安かった芝居や演出は想像で埋めればいい。

    しかしながら、物語の大筋は変わらないので、ズッコケた結末はそのままだ。

    ノベライズを担当した作家に罪はないが、「映画と違って小説は大好き!」とはならなかったのが現実であった。

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    2025年01月13日
  • 大怪獣のあとしまつ 映画ノベライズ

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    怪獣を倒すのは、よくあるパターンだが、その後の死体処理をメインに描いた作品。
    映画のノベライズとのこと。
    映画では、いろいろな指摘がありましたが、残念ながら映画は見ていません。
    最後のエンディングは、ある程度予想されるものの、さもありなんと言う感じでしょうか。
    ストーリー中の政治家や官僚の責任のなすり付け合いなど、現実にありそうですね。

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    2023年04月08日
  • 大怪獣のあとしまつ 映画ノベライズ

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    映画はひどいと聞いてたけれど
    文字で読むと意外と楽しい恋愛物語。
    怪獣の死体処理という着眼点が光る。

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    2022年12月18日
  • 音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!

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    声が小さすぎるボーカルの女の子と、驚異的に強靭な声帯を持ったロックシンガーの偶然の出会いから始まるコメディ

    三木聡で、映画も監督脚本を自分で手掛けたというあたり、内容はお察し
    小説と映画、どっちが先なんだ?
    まぁ、どっちでもいいけど……


    他の三木聡作品よりはシュールな笑いの方向性がちょっと違う

    声帯ドーピングという発想はぶっ飛んでいるし、尋常ではない量の吐血も「ねーよ」と一言で切って捨てるバカバカしさではあるんだけど
    「亀は意外と速く泳ぐ」「ダメジン」「インスタント沼」みたいに他の作品と比べると、緩くて怠さを含んだ雰囲気がない

    映画だとカメラワークがグルングルンしてるところなんかは敢

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    2022年08月23日
  • 大怪獣のあとしまつ 映画ノベライズ

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    面白い視点での小説。想定外の出来事に弱い日本国政府の描かれ方はシンゴジラっぽくもある。既に死んだ怪獣とあって、恐怖感、ドキドキ感はない。映画はみなくてもよいかなと思う。

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    2022年03月12日
  • 音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!

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    ネタバレ

    声の小さな歌手である主人公が伝説のロックンローラーのシンと出会い、気持ちの在り方が変化していく。

    時折、二人の掛け合いがコントのようで楽しく読むことができました。

    「やらない理由ばっか見つけてんじゃねぇよ」シンのこの言葉は自分に言われてるんじゃないかとギクッとしました。

    なぜシンはここまでふうかに関わるのか、ふうかにとっては師匠のような友人のような絶妙な距離感で進められるストーリは面白かったです。

    ページ数も少ないのでさらりと読めました。

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    2018年10月14日
  • 音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!

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    映画化をきっかけに買った一冊。目で追いやすい文章だった。口語調で小説にしてはページ数が少ないなので、普段小説を敬遠しているひとにもオススメしたい。映画で阿部サダヲが演じる人物について、知れば知るほど、阿部サダヲへの当て書きなのかと思うほど、阿部サダヲを彷彿とさせた。

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    2018年08月10日
  • 音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!

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    ネタバレ

    はじめ文章がくどい感じだったけど、
    途中から話の展開が早くなって、
    気にならなくなった。

    喉の筋肉強化って…
    突拍子もない話なのか、
    現実的なのか、
    わからないけど、
    韓国にまでまたがった
    逃避行もあいまって、
    後半は一気に読めた

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    2018年04月05日