あらすじ
歌声が小さすぎることが悩みの
ストリートミュージシャン・明日葉ふうかは、シンという男と出会う。
以来なぜかふうかに構うシンだったが、
彼の正体は驚異的な歌声を持つカリスマロックスターで、
その声は「声帯ドーピング」という
禁断の方法によって作られていた。
喉に限界を迎えようとしているシンを、
ふうかは救おうとするが――。
正反対のふたつの歌声は奇跡を起こせるのか。
映画監督・三木聡が贈る、暴走ラブストーリー!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
声が小さすぎるボーカルの女の子と、驚異的に強靭な声帯を持ったロックシンガーの偶然の出会いから始まるコメディ
三木聡で、映画も監督脚本を自分で手掛けたというあたり、内容はお察し
小説と映画、どっちが先なんだ?
まぁ、どっちでもいいけど……
他の三木聡作品よりはシュールな笑いの方向性がちょっと違う
声帯ドーピングという発想はぶっ飛んでいるし、尋常ではない量の吐血も「ねーよ」と一言で切って捨てるバカバカしさではあるんだけど
「亀は意外と速く泳ぐ」「ダメジン」「インスタント沼」みたいに他の作品と比べると、緩くて怠さを含んだ雰囲気がない
映画だとカメラワークがグルングルンしてるところなんかは敢えてそうやっているんだろうなぁとか新しい表現を試してるんだろうなぁと思う部分はある
小説だとそんな部分が感じられず、普通に分けの分からない設定でドタバタ展開でいつの間にかお話が終わってしまった印象
私の読解力というか、文章から映像に変換する想像力が不足しているって事なのでしょうねぇ……
Posted by ブクログ
声の小さな歌手である主人公が伝説のロックンローラーのシンと出会い、気持ちの在り方が変化していく。
時折、二人の掛け合いがコントのようで楽しく読むことができました。
「やらない理由ばっか見つけてんじゃねぇよ」シンのこの言葉は自分に言われてるんじゃないかとギクッとしました。
なぜシンはここまでふうかに関わるのか、ふうかにとっては師匠のような友人のような絶妙な距離感で進められるストーリは面白かったです。
ページ数も少ないのでさらりと読めました。
Posted by ブクログ
映画化をきっかけに買った一冊。目で追いやすい文章だった。口語調で小説にしてはページ数が少ないなので、普段小説を敬遠しているひとにもオススメしたい。映画で阿部サダヲが演じる人物について、知れば知るほど、阿部サダヲへの当て書きなのかと思うほど、阿部サダヲを彷彿とさせた。