石井遊佳のレビュー一覧

  • 百年泥(新潮文庫)

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    うーん、私はあんまり好きな種類じゃなかったな。
    ちょっと話も文体もごちゃごちゃし過ぎてるな。
    私は結構、簡潔でハードボイルドな文章が好きだからねえ。
    最後ふいに哲学っぽくなってアレ?ってなったんだけど、作者がインド哲学仏教学だもの…ってなるかんじ

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    2025年03月08日
  • 百年泥(新潮文庫)

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    ファンタジーなのか、と前情報なく読んでいたのでリアルとその境界線が絶妙に構築されていてなるほど、と思った。

    構成力と設定の素晴らしさ。
    その想像力と点と点とを結んでいく感じ。
    唯一無二の作品であると思った。

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    2024年06月11日
  • 百年泥(新潮文庫)

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    南インドのチェンマイで若きIT技術者たちに日本語を教えている「私」。
    ある日、豪雨が続き百年に一度の洪水が町を襲い、もたらしたものは圧倒的な”泥”だった。
    「私」は会社を目指して橋を渡り始めるが、百年の泥はありとあらゆるものを吞み込んでいた。ウイスキーボトル、人魚のミイラ、そして哀しみも。


    新潮新人賞、芥川賞の二冠を獲得した文学小説。
    百年に一度の大洪水であふれた泥の中から、登場人物たちの過去を振り返っていく作品です。

    チェンマイという具体的な地名が出ており、主人公の「私」も現地IT企業の日本語講師という地に足のついたものであるにもかかわらず、現実と虚構、現在と過去の境が曖昧で、SFのようなファンタジーのような掴みどころのない雰囲気。
    言葉選びもストーリー展開も独特な浮世離れした空気感で、読み進めるにつれ幻惑されたような、酩酊したようなふわふわした気分になります。

    外国に行った事が無い日本人が、インドのミステリアスな印象だけを固めたような、過去に無くしてしまったものがきっとインドに行ったら見つかるのではと思わせてくれるような、不思議な異国情緒を感じさせるお話です。

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    2023年10月16日
  • 百年泥(新潮文庫)

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    文庫じゃなくて
    文芸書を持ってるんだけど
    文庫しか出てこなかったので
    文庫で登録

    お誕生日に
    こんな不思議な本を贈ってくる姉に
    当時、困惑したことを思い出した
    数年前にもらったのに
    読むきしなくて放置してたのを
    邪魔だし片付けたいなぁって読みました

    姉はたぶん
    芥川賞とってたから選んでくれたんだろう
    自分ではこういう本読まないくせに
    こういうの好きなんじゃないかな?
    って考えてくれたのかと
    今さら気づいてほっこりする

    本の内容は
    現実と非現実が
    変なバランスでまぜこぜになってて
    それがちょびっとおもしろい
    あれ、これどっちだっけ?
    って変な気分になる
    その変な感じがわりと好き

    装丁が残念だな
    なぜか自分は
    装丁のインパクトに引っ張られすぎて
    雑な黄土色な世界って脳内変換
    そんなことないんだけど
    いや間違ってないのかな
    だけど文芸書の装丁は苦手

    星は3つ

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    2021年10月28日
  • 百年泥(新潮文庫)

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    インドで100年に一度の洪水がもたらす混沌と哀惜。
    それっぽく始まってさり気なく終わる、その間にこの世の真実が詰まっている、落語みたいな話です。

    人魚の物語が一番沁みたかな。

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    2021年10月14日
  • 百年泥(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    独特。現実かファンタジーかしばらく分からなかった。
    洪水のあとが舞台ということで話の進み方も混沌としてごちゃ混ぜ感があるけど、不思議とうるさくない。(インドの情景が常に頭にあることもあり、良い意味でうるさいが)
    過去のエピソードはほろっとくるものも。
    短くてすぐ読める。

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    2021年05月08日
  • 象牛

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    ちょっと衝撃的にわけのわからない2篇を収録した1冊。タイトルの「象牛」はインド、もう1篇の「星曝し」は大阪を舞台にしている。そもそも“象牛”とはなんぞや? というところから始まり、男女の生殖器にそっくりな“リンガ茸”なる生物も登場する。普通に読めばまあ真っ当な小説ではあるのだが、なにしろ生も死も性も渾然としたインドで、謎の存在と共に時空も入り乱れているので先の感想となった次第。「星曝し」も相当に奇っ怪な話であった。この作家さん、好きかも。

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    2021年03月13日