旗手啓介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めて日本が自衛隊を海外派兵したカンボジアPKO。あのとき、文民警察官75名もまた派遣されて、そして一名が殺された。
派遣のための条件である「停戦合意」が事実上破綻していたのは明白にもかかわらず、政府は都合のいい解釈を続け、国民世論を欺き、したがって撤収することをせず、一名を見殺しにした。現場の隊員からは、実態は内戦状態にあること、具体的な命の危機にさらされていること、そして実際に多くの「事件」(ほんとうは「戦闘」)が起こっていることが報告されているにもかかわらず、「面子」にこだわり、何もしなかった。ほんとうに何もしなかった。そしてそれは、UNTACも同様だった。
生きて帰ってきた隊員たちは、組織によって声を上げることを封じられた。そして、政府は何の検証もしなかった。なぜ一人の隊員は殺されなければならなかったのか、本来ならば派遣の意思決定ないたる経過も含めて、徹底的に検証されてしかるべきだった。結局そうしなかったことが、今日の例えば南スーダンのPKO問題(現実を直視せず「戦闘状態にない」と、カンボジアのときと同様に強弁を続ける)ことにつながる。犠牲を強いられるのは、いつでも最先端のものたちてある。
23年の沈黙を破って、元隊員たちが真実を語った。日本の政府、官僚組織がこの悲劇を受けても何も変わらなかった、それが悲しい。 -
Posted by ブクログ
カンボジアPKOにおける、警察官の死。
ニュースになったのかも、記憶定かでない。
これは、あまりに酷い。
日本が、世界貢献出来るきっかけかどうかは関係ない。いや関係なくはないか。
それは大事だが、だからと言って、現地の危険の「現状」を検証もせず、その覚悟も確認せず、いや、戦地じゃありませんから、突発事故ですからで押し通したPKO上層部の判断はもっと、徹底的に追求されていいんじゃないのか。
自衛隊だけじゃないのか。
つか、お前らには、自衛隊だけだったのか。
そう思ってしまう。
あまりに辛く、それでも責任と責務から逃げようとしなかった日本人。
その現場。
一旦決定すると、方向転換が出来ない上層部。
全く、大戦時の日本軍と同じじゃないか。
NHKよく頑張った。
が、最後の方の構成が今ひとつ。
「最後の言葉」が知りたいからって、全然関係ない、あなたが好きな歌を載せられて、どうしろって言うの。