川田伸一郎のレビュー一覧

  • まぼろしの動物 ニホンオオカミ 小学生、なぞのはくせいの正体を追う

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    調べものをする過程が臨場感たっぷりに描かれている。いっしょに探偵になって事件を追っているようなワクワク感。

    この子のがんばりはもちろん、親や周囲のサポートが得られる環境なのもよかったなと思う。

    それしてもヤマイヌ(ニホンオオカミ)って、つくづく犬みたいだな。もののけ姫に出てきたヤマイヌは、外国のオオカミがモデルなのかな。

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    2025年07月10日
  • まぼろしの動物 ニホンオオカミ 小学生、なぞのはくせいの正体を追う

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    ニホンオオカミの剥製が小学生によって発見されたという事実は知っていたものの、その詳細が記されているということで手に取ってみました。
    小森日菜子さんが小学4年生の時に博物館の裏側ツアーのようなイベントでその剥製を見かけたのが最初だったらしいのですが、そこから気になって色々調べる様子や、学術的にアプローチし、その時連絡を取った学芸員の勧めで小学生にして学術論文を書くところなど、想像の大分上を行ってました。その探究心を忘れず、何かを求める姿勢を持った大人になって欲しいです。
    小学校3年くらいから。内容は高学年向けかもしれません。
    博物的な仕事や科学的な基礎事業などにもっと世間の評価がある社会を望みま

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    2025年11月26日
  • まぼろしの動物 ニホンオオカミ 小学生、なぞのはくせいの正体を追う

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    小4の日菜子さんは、国立科学博物館の研究施設で見た一体のはくせいが、「ニホンオオカミ」ではないかと直感したところからはじまる。興味を持ったことをとことん追究する姿勢は素晴らしい。調べることの楽しさや研究の方法もよくわかる。多くの子どもたちに読んで欲しい本。子どもの興味関心に寄り添っているご両親の姿勢にも感心した。

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    2025年10月04日
  • フィールドの生物学3 モグラ 見えないものへの探求心

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    ひたすらに、世界各国のフィールドワーク。フィールドワークについてここまで繊細に書かれた本を読んだのは初めて。

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    2024年06月11日
  • モグラ博士のモグラの話

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    ネタバレ

    学生用(小中学生か、高くとも高校生?)なんだけど。
    でも、大人でも興味深い内容が網羅的にカバーされているなー。
    モグラの研究に人生捧げる人。
    そりゃいるよなー!って。
    あまり考えたことなかったけど。面白かった。
    日本にも、普通に農害になるくらいいるらしいけど、よく考えたら見たことないな。日本ってなんであんなにモグラがモグラたたきだったりアニメだったり出てくるのか。確かに不思議。

    興味深かったのは、モグラにも尻尾があるんだ、ってこととか、モグラの毛が実はハムスターみたいに柔らかくてふわふわなんだ、ってこととか(カモノハシとかみたいなごわごわ系を想像していた)、モグラ研究者になるためにはまずは捕

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    2015年01月27日
  • モグラ博士のモグラの話

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    ネタバレ

    モグラと聞いて思いつくのが、モグラたたき、ミミズ好きというくらいか。形からしてネズミの親戚かと思っていたら、著者曰く、モグラとネズミは、相当違っているという。モグラは、ミミズや虫を食べる点で「肉食系動物」であり、その一方、ネズミは、木の実や葉っぱを食べるので「草食系動物」と言える。

     暗い所にいるくらいだから光に弱く、地上にいるときはタモリのようにサングラスが必要なのかと思ったらそれも違っていた。目は皮膚に覆われていて、光を感じることができないそうだ。

     ネズミと言えば、最近、東京メトロ日比谷線の日比谷駅の改札付近で見かけた。ちょうど階段を降りている途中で、地面を丸い物体がさっと通り過ぎる

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    2012年09月30日
  • モグラ博士のモグラの話

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    ネタバレ

    [日販MARCより]
    ふだんあまり見ることのないモグラ。彼らはどんな生活を営んでいるのか。どんなモグラが生息しているのか。形態分析から進化まで、身近なのに謎に満ちた地中生物・モグラに、若手研究者が挑む。
    [BOOKデータベースより]
    そういえばあまり見たことがない生き物、モグラ。彼らはどんな生活をいとなんでいるのか。世界にはどんなモグラが生息しているのか。身近なのに謎だらけの地中生物に魅せられた若きモグラ博士が、形態分析から進化まで、モグラと生物研究の世界へと誘います。モグラだけでなく、生物学者の実態に関心がある中高生にもオススメです。
    1 モグラ博士のモグラ紹介―生態学的モグラ入門
    2 僕が

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    2012年09月24日
  • まぼろしの動物 ニホンオオカミ 小学生、なぞのはくせいの正体を追う

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    ひとりの小学生が、大人たちに後押しされながら、謎の剥製の正体を証明していくお話。
    そこまで調べ尽くした情熱と、それを支えた家族や研究者たちの心あたたかさに感心しました。
    本人の情熱が大人たちを動かしたことも勿論、
    優秀なお子さんのご家庭は、ご両親もやはり意識高く行動的・協力的なのだなぁ、と感じました。

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    2025年09月09日
  • モグラ博士のモグラの話

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    タイトル通りの本で、読みやすい。学者としてエリート街道まっしぐらというわけではなかった著者の経歴にも親しみが持てる。
    文章は上手くない。モグラの「生きざま」って何度も出てくるけど、「生態」でよくないか。
    モグラが安っぽいロックスターになったみたいな。
    読んでみて、著者のモグラに対する情熱は感じられるし、モグラ自体も興味深い生き物だとは思ったが、まだまだ未知の部分が多く、この本だけで「モグラって面白い!」というところまでは行かなかった。
    それに…学者としては当然なのかもしれないし、著者の素朴な笑顔の写真を見ても、悪い人とは全く思えないのだが、捕まえたモグラは、全部殺してるんだよね…。
    モグラの生

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    2015年02月26日