あらすじ
かつて日本に生息し、100年以上前に絶滅したニホンオオカミ。はくせいは世界に5体しかありません。でもある日、博物館の施設を訪れた小学生の日菜子さんはニホンオオカミに似たはくせいを発見し…。“好き”を追求する素晴らしさにあふれる実話。
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Posted by ブクログ
調べものをする過程が臨場感たっぷりに描かれている。いっしょに探偵になって事件を追っているようなワクワク感。
この子のがんばりはもちろん、親や周囲のサポートが得られる環境なのもよかったなと思う。
それしてもヤマイヌ(ニホンオオカミ)って、つくづく犬みたいだな。もののけ姫に出てきたヤマイヌは、外国のオオカミがモデルなのかな。
Posted by ブクログ
ニホンオオカミの剥製が小学生によって発見されたという事実は知っていたものの、その詳細が記されているということで手に取ってみました。
小森日菜子さんが小学4年生の時に博物館の裏側ツアーのようなイベントでその剥製を見かけたのが最初だったらしいのですが、そこから気になって色々調べる様子や、学術的にアプローチし、その時連絡を取った学芸員の勧めで小学生にして学術論文を書くところなど、想像の大分上を行ってました。その探究心を忘れず、何かを求める姿勢を持った大人になって欲しいです。
小学校3年くらいから。内容は高学年向けかもしれません。
博物的な仕事や科学的な基礎事業などにもっと世間の評価がある社会を望みます。
Posted by ブクログ
小4の日菜子さんは、国立科学博物館の研究施設で見た一体のはくせいが、「ニホンオオカミ」ではないかと直感したところからはじまる。興味を持ったことをとことん追究する姿勢は素晴らしい。調べることの楽しさや研究の方法もよくわかる。多くの子どもたちに読んで欲しい本。子どもの興味関心に寄り添っているご両親の姿勢にも感心した。