松田和也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
★GMジプシーの悲哀★リーマンショック後のGM城下町の苦境を追う。GMの工場が時給28ドルで中産階級を支えていたが、閉鎖になると半額程度の仕事しか残っていない。収入と家族の生活を守るために近隣の別の工場に出稼ぎに行き、週末ごとに戻る「GMジプシー」の姿が染みる。あと10年近くもこの生活を続けるのか。娘がアルバイトを掛け持ちして家計を支える例もある。
再就職のために職業訓練学校に政府が金を投じ、そこで懸命に学ぶ人も多い。再教育に対する米国の信念を感じる。ただ卒業してもいい職を得られるわけではなく、むしろ学ばなかった人よりも再就職が厳しいとの調査結果も示す。優秀な成績で卒業して刑務所に職を得た人 -
Posted by ブクログ
【伏魔殿でお茶を】世界各地の大物たちとビジネスをしてきた著者が,その「どうしようもない」内実を描いたノンフィクション。権力欲を始めとしたあらゆる情念が渦巻く中で,思わず真偽を疑いたくなるホントの話が次々と飛び出してきます。著者は,コンサルタントとして金融教育等に関する多くの助言を授けてきたダニエル・レヴィン。訳者は,翻訳家として活躍する松田和也。原題は,『Nothing but a Circus: Misadventures among the Powerful』。
著者の失敗話で幕を開けるのですが,本書の白眉は中盤のロシア部分。政治とビジネスが絡み合いながら取り返しのつかない事態が展開して -
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