黒江ノリコのレビュー一覧

  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    人との関わり方を覚えぬまま育った被虐待児が救われるお話。
    切なくて優しい。
    作者さんの初期傑作のひとつ。

    0
    2025年01月12日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    良かった!今まで、食わず嫌いもあって子持ち攻の設定は敬遠してましたが、思ってたより嫌じゃなかった。というかこの話についてはむしろアリ。その設定が織りなす物語が自然な展開で、読んでいてすごく引きこまれました。
    家庭に恵まれなかった薄倖の受が、ひょんなことで知り合った少女に自分の不幸な境遇を重ね、関わっていく内に、父親失格だと思っていた男が実はそうではなくて…と、本当の姿を知るうちに好きになっていく。読むにしたがって主人公の可哀想さが、ひたむきさやいじらしさに感じられていき、攻が惹かれるのも、また反対に主人公が攻に惹かれていくのもなるほどという説得力のあるお話でした。完全なハッピーエンドじゃないと

    0
    2017年03月10日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    月村さんの作品の中で一番好きかもしれません。読んで泣いて、このあとはずっと幸せなんだろうな・・・と思ってまた泣けてしまう作品でした。

    0
    2010年08月10日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    !!注意!!
    非腐女子のオタクが研究のために読んだので、視点や感想に偏りがあるかもしれません!

    一番最初に読んだBLでした。
    正統派というか、BLというとずっこんばっこんなイメージがありましたが、そんな考えを払拭させてくれる一冊でした。

    0
    2010年06月21日
  • 彼と彼氏の事情

    Posted by ブクログ

    絵買いです
    そしてビンゴ
    攻めの余裕無さが萌える
    受けのオドオド感にS心が目覚めます(ちょっ
    『受けに対して冷たい態度を取ってるが、ホントは下手惚れの微鬼畜攻め』
    大好物すぎました///

    0
    2009年10月07日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    この作家さんの本はいまのところハズレなしですね★
    全体を通してキューンとしっぱなしでした。主人公がずーっと卑屈なままではなく、少しずつ変わっていくのがよくわかったし、読んでよかったなと思いました。えっちなシーンをつい求めがちなこのジャンルですが、それがほとんどなしでも満足いく一冊でした〜。

    0
    2009年10月04日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

     何度も繰り返し読んでしまうお話。
     愛されることを知らない、誰も信じられない広海の心が切なくて、抱きしめてあげたくなる。
     美生とのやりとりがほほえましくい。

    0
    2009年10月04日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    他人を信じ切れない頑なな心がゆっくりと解けていく様が、淡々と、それでいて丁寧に綴られていくのが読んでいて心地良いです。後半にゆっくりと周囲の愛情が主人公に伝わっていくのがすごく良かったです。

    0
    2009年10月04日
  • もうひとつのドア

    購入済み

    闇深い話

    受けの境遇が不憫で、誰のことも信用しないし誰からも愛されないと思っている子でした。
    そういう子に好きな人ができるとどうなるのか、という話でしたが、受けは救いようもなく闇で、周りの人も悪意の塊みたいな描かれ方がされているので、人によっては受け付けないと思います。

    私は大丈夫でなかなか楽しめましたが、人を選びまくる話だと思います。
    安易に読むと後悔します。読む際はよく吟味した方が身のためです。

    個人的には少しずつ受けと攻めが交流を深めていくのが好きでした。

    0
    2023年12月11日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     広海は親から疎まれ、母が亡くなった後は母の恋人であった男から、いわれのない借金の返済を求められていた。
     中卒の広海にはろくな仕事がなかったが、ただ働き、ただ借金を返すために生きる日々に虚しさを感じていた。
     そんなある日、勤め先のパン屋に現れた少女の世話を焼いたことで、少女の「家庭教師」として雇われることになる。
     少女の父親である三代沢が、最初は娘に冷たく当たっているように見えたけれど、それは不器用なだけだと気づき、同じやさしさを広海にも向けられたことで――

     すっごくすっごく切ない話でした。
     両親から愛されなかった広海が愛を知る話。
     別のところで作者さんがご自身のことを「金太郎飴

    0
    2023年11月05日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良かったんだけど…受けが17歳…せめて二十歳になって結ばれてほしい…。

    建築家やもめ×家族に恵まれないフリーター。
    月村作品ここ何冊か読んだけど、虐待ものが多いのね?でも不幸な子が幸せになる過程は好きです。

    しかしこの威圧感あるお父さま、折れることを知らんなぁ(笑)最初の受けに対する振る舞いがスルーされててモヤっとしたけど、不器用な優しさを持った包容力ある大人で中盤からはトキメキまくりました。

    0
    2015年05月17日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    粗野な建築家と生い立ちに難ありな受け。

    基本的にマイナス思考の強い受けは嫌いじゃないけど、強すぎると辟易。
    でもそれはただ悲劇のヒロインぶってたらであって、この作品の受けはちよっと違う。
    心の軋み方がリアル。
    本当に辛かったり苦しい思いをしたことがある人ならわかると思う。
    人に近づく怖さ、術の知らなさ、自分に価値を見出せない思考に追い込まれた生い立ちはどう足掻いても幼少期に自分でどうにかできるものではなく、母親の自殺が愛されることへの断絶にも思えたんだろうな。
    そうなると、すべてが壊れ物で手にできないと、自分に与えられるものは手を伸ばしてはいけないと、手を伸ばせないものは見たくない、見なけれ

    0
    2014年10月07日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    ―きみはこれからきっと幸せになれる。生きる希望もなく、不幸に慣らされていた広海にそう言ってくれたのは、大きくてあたたかい手を持つ、三夜沢だった…。理不尽な借金に追われる十七歳の広海は、バイト先に客として現れた少女とその父親・三夜沢と知り合う。娘に冷たく見えた男にはじめは反発を覚えるものの、いつしか三夜沢の不器用なやさしさに惹かれ…。

    【感想】
    月村さんの作品の中でこれが一番好きです。

    0
    2010年01月08日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    [有名建築家×身寄りのない少年]

    親の愛を知らずに育った孤独な少年が
    愛想はないが優しい年上の男に恋心を抱き、葛藤する。

    結末までただあらすじを聞いただけなら
    スタンダードなBLだと思うでしょう。
    そんな作品がどうしてこれほどまで評価が高いのか。

    そこにこの作家さんの素晴らしさがあると思います。
    他の作家が書いたなら、全て端折られてりまうような事も
    ゆっくり描き、それを読み手に飽きさせることなく、
    最後まで持っていく巧みさがこの方の凄いところ。

    普通のBLなら何とも思わない告白シーンで
    泣けるのは凄いと思いました。
    物語にまったくムリがありません。

    *****************

    0
    2009年10月07日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    愛される事に不慣れな人間×子持ちのやもめ

    愛のぬくもりを欲しながらも、手に入らないと
    最初から諦めている心が痛々しいですが
    人のぬくもりを少しずつ知っていくところが
    非常に良かったです。

    しっかりとした家族になれたら良いなと
    素直に思える作品です。

    0
    2009年10月04日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    飛騨に行きたくなりました
    バーベキューがしたくなりました
    ろくでもないおやじに付きまとわれる綺麗な子と、わかりにくいけどかっこいいおじさんと、優しくてかわいい女の子のヒーリングストーリー?です。
    世の中、悪い人だけじゃないし良い人だけじゃない。
    というかそもそも悪いだけの人も良いだけの人もいないのに、この世のすべてが絶望的のような思い込みをして生きるのは、本当に人生もったいないなあと思います。
    相手がどんな人間かより、自分が相手のどんな面を引き出せるかが、楽しくいきるコツですか?

    月村さんのお話はほとんどなんでも好きなのですが、この話はイラストも綺麗で印象に残りました。
    おなじみ不幸ネタです

    0
    2009年10月04日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    この本はとても大切にしたいなあと思った本でした。もう兎に角、主人公の広海が繊細すぎて不器用すぎて可哀想だと思いました。でも心理的な部分では共感できる部分があり、なぜ否定的になってしまうのか痛いほど分かります。でも話が進む連れに心を開いていって、人を愛する事を覚えて、最後には幸せになれて、本当によかったです。

    0
    2009年10月04日
  • もうひとつのドア

    Posted by ブクログ

    最高です!健気というか、受けはちゃんと自分の違憲持ってますし、攻めも大人だし。
    ハッピーエンド好きには堪らないと思います。

    0
    2009年10月04日
  • 彼と彼氏の事情

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校生×高校生。青く、堅く、ラブラブでイチャイチャで嫉妬と独占欲で視野が極度に狭いラブストーリー。少年と青年の間の葛藤とか苦悩を抱えつつ一歩一歩大人への階段を登ってゆく様が丁寧に描かれている。世界は二人のためにあり、地球は二人中心にまわっている。受けが名実ともに小動物で可愛い。

    0
    2013年09月04日
  • 彼と彼氏の事情

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     親友だったはずの千葉が、突然冷たくなった。
     今では名前さえも呼ばしてもらえずに、そっけなくされるだけの日々。
     幸人はそれが辛かったが、今でも千葉のことを嫌いになれずにいる。
     きっかけは、離れていこうとする千葉に思わず焦った幸人が「好きだ」と言ってしまったこと。どうしても千葉を引き止めたくて口走った幸人に、千葉は「なら、やらせろよ」と答え、冷たい視線のまま、乱暴に抱かれたけれど、キスは一度もしてもらえなかった。
     絶望感でいっぱいの幸人だったが、それでも千葉の元を離れられずにいて……

     という話。
     まぁ、ざくっと言っちゃうと、千葉が勝手に勘違いをして、幸人に辛く当たってるところから物

    0
    2012年01月10日