アンディ・ノロニャのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うだうだ書いてあるが最後の訳者あとがきに簡潔にまとめてある。
既存企業がデジタル・ディスラプターに対してどのように立ち向かうかは、4つの対応戦略しかない。これを見る限りでは、ディスラプションに逆らうことはできず、立ち向かうか・喰われるかの2つしかないと分かる。
1.収穫戦略
既存事業の顧客体験や価格を改善して既存事業を守る戦略
2.撤退戦略
中核事業分野を諦め、利益が出るニッチ領域に集中する戦略
3.破壊戦略
既存の中核事業に対して自らディスラプションを起こす戦略
4.拠点戦略
ディスラプションと対峙するポジションを市場内に確保する戦略
既存企業のバリューチェーンは、物理世界に拘束されていて、企業と企業のつながりで成り立ってきた企業の場合、変えるのが難しい。
自らディスラプションする組織を立ち上げるのがよい?
自分なりの答えを探したい。 -
Posted by ブクログ
DXの壁に直面している。縦割りの組織は断じて交わろうとせず、各々の利益のためにのみ行動する。それは顧客のためという建前さえ持たず、つながることが目的だと言う始末。
デジタルビジネス・トランスフォーメーションはこれまでのチェンジマネジメントとは異なるという。非線形な変化?らしい。→概念すぎてわからない。
読んでいていまいちしっくりこなかった。組織の壁、エントロピーの大きさ、もつれが大事なのはそうなのだが、自分ごとに落ちない。理論の話なのだろうか?
■ デジタルビジネス・トランスフォーメーションにどこから着手すればいいか、どうやってロードマップを策定すればいいか
デジタルボルテックス:市場に起きる破壊現象であり、デジタル化できるものはすべてデジタル化されるという一点に向かって企業を否応なしに引き寄せる
■本書でのデジタルビジネス・トランスフォーメーションの定義
デジタル技術とデジタル・ビジネスモデルを用いて組織を変化させ、業績を改善すること
第一に企業業績を改善することがその目的であり、第二にデジタルを土台にした変革であること
→日本で言うデジタルトランスフォーメーションの定義と少し異なる。
■ 直面している問題と組織が持つ3つの特徴
・規模
・相互依存性
・ダイナミズム
旧時代の競争力学に成り下がったコスト構造とバリューチェーンを背負い込んでいる。こうした構造やバリューチェーンが競争力を高めたい企業の足かせになっている
■ カスタマーバリュー3つの形態
・コストバリュー(コストを下げる、もしくはなんらかの経済的見返りを生み出す)
・エクスペリエンスバリュー(より迅速でより便利なよりパーソナライズされた顧客体験をもたらす)
・プラットフォームバリュー(買い手と売り手にこれまでなかったつながりを創出する) -
Posted by ブクログ
とある部長のおすすめ。日経新聞でも取り上げられていた。
本旨と異なる以下の箇所が興味深かった。当社ないし日本特有の課題と思ったら、全世界中で同じようなことが起きているらしい。
悲惨な結果がもたらされるかもしれないというのに、調査対象になった企業のうち、45%が「取締役会で議題にするには値しない」とデジタル・ディスラプションを甘く見ている。
IT部門は、社内で最も変化を嫌う部門になりがちだ。その結果、彼らが企業の実行力を鈍化させてしまうケースが往々にしてある。というのも、IT部門の責任者の場合は「問題がない」ことを評価されるからだ。…彼らにとって、確実性の減少やリスクの増加、新しい問題が発生する可能性を意味する「変化」は鬼門なのだ。そのため、IT部門は反抗の文化を育むようになり、結果として「ノーしか言わない部門」と揶揄されるようになる。
…たとえば営業部門や経理部門など、本来ならIT部門の「社内顧客」とでもいうべき部門は、IT部門を避けて、よりスピーディで柔軟性のある外部技術企業(だいたいの場合、クラウドサービス)にじかに依頼することが増えている。多くのIT部門がコストバリューやエクスペリエンスバリュー、プラットフォームバリューを提供できておらず、自社事業とのかかわりを維持できていない。そして、その結果、ディスラプトされてしまっている。
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…IT部門の予算の80%以上が無数のアプリやハードウェアのインフラ、レガシーシステムなどの管理や維持といった複雑きわまりない既存の技術環境のために使われていることがわかっている。既存のIT環境はもともと複雑だったが、デジタル機器やアプリ、サービスの前代未聞の増殖を受けていっそう悪化している。
ただし、注意しなければならないのは、ビジネスの要求に応じてあまりにたくさんの新しいアプリケーションやITサービスを導入してしまうと、かえってITの複雑性が増し、皮肉にも実行力が鈍ってしまうことだ。