パトリック・マキューンのレビュー一覧
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◯自分の呼吸を鼻呼吸へと誘ってくれる一冊
●持っていた知識として,呼吸のイメージを深呼吸すればするほど副交感神経を刺激することができる程度の認識で呼吸を深くする=呼吸量を多くすることが良いことだと思っていました。読んでみることで以下に変わることができました。
・鼻呼吸は呼吸量と酸素温度を調節して肺に届けることができる
・鼻呼吸は鼻腔内の一酸化炭素と血中の二酸化炭素を使い身体中に酸素を効率よく届けてくれる
・口呼吸はウイルスを駆除できずにそのまま届けてしまう可能性がある
・あえて呼吸を減らすことでリラックスすることもできる
●ベースとしてあるのが「鼻呼吸」であり,深呼吸と対象的な措置で -
Posted by ブクログ
「量を減らした鼻呼吸へ」
鼻は呼吸のためにあり、口は食事のためにある
人類も太古より鼻呼吸。
口呼吸は緊急事態のみ行う、ストレス反応。
(鼻呼吸=腹式呼吸、口呼吸=胸式呼吸)
鼻呼吸の方が肺の下まで空気を送り込めるため、
二酸化炭素を排出するガス交換が効率的になる。
呼吸をしすぎる=体内の二酸化炭素への抵抗力が弱まることへの警笛を鳴らしている。
深呼吸をしても血中の酸素は増えていないらしい。
(アウトプット)
・日常から鼻呼吸の習慣づけ、
・吐ききった状態で息を止めるトレーニング(安静時、運動時)
・瞑想時も呼吸を意識せよ
「この思考は役に立っているか?」
(本書のメッセージ)
人 -
Posted by ブクログ
呼吸を鼻呼吸にするほうが良いという記事を見かけ、その際にこの本にたどり着いた。正直、最近読んだ本の中でダントツで衝撃が大きかった。理由としては正しい呼吸法が思っていたものと真反対だったから。趣味でランニングをしているが息ぎれしやすい。その際に息をたくさん吸うことを心がけていたが実際は逆。これによってよけい酸素が身体に回らなくなるとのこと。原因は二酸化炭素の濃度低下。この本で鼻呼吸のメリット以外に呼吸とは何か理解することができます。そして集中力や身体能力の向上などのメリットも得られます。全員に一読の価値ありです。
瞑想のパートは他の本で書かれていることと大差はないので飛ばしても良いかもしれません -
Posted by ブクログ
ネタバレ二酸化炭素が酸素の取入れ量を決めている。ボーア効果
二酸化炭素がないと、細胞は酸素を取り入れられない。
軽い呼吸が健康にいい。呼吸過多で酸素が多いと、ヘモグロビンが酸素を手放さなくなる。
口呼吸は呼吸過多になる。
血中二酸化炭素濃度が上がると呼吸しろ、という命令が出る。
アスリートは、低酸素と高炭酸(二酸化炭素が多い)の耐性が高い。
筋力トレーニング、高地トレーニング、トレーニング時に息を止める。
BOLTスコアを上げる。理想的には40秒。
息をはいた後に4~5秒止まる。1分辺り6~10回。
鼻呼吸をする、疑似高地トレーニングをする
「軽い呼吸は正しい呼吸エクササイズ」腹式呼吸で我慢でき -
Posted by ブクログ
TL;DR 鼻呼吸最高!とにかく鼻呼吸にすればいい事尽くめ。
曰く、現代人は呼吸する空気の量が多過ぎるし、酸素過多である。更に二酸化酸素を吐き出し過ぎていて酸素を効率的に運べていない。また、鼻呼吸する事によって副鼻腔で作られる一酸化窒素を血液中に届ける事ができる。更には鼻詰まりも喘息も治癒するし、歯並びすら良くなる、と段々眉唾になっていく内容でもあるんだけど、実際に普段のランを鼻呼吸に切り替えたところ意外にもペースが維持でき(レースペースすら可能)、かつ心拍数が15ほど下がったため驚いて本書を信じたくなった。曰く本来口呼吸をするのは闘争か逃走の時のみで、アドレナリンが分泌されるため心拍が高く -
Posted by ブクログ
・口呼吸から鼻呼吸に変える
これに関してはいろいろなところで言われているので、周知の事実のようなさらっとした記載。もちろん呼吸に関して大事なことに変わりはなく、基本中の基本という感じ。
・呼吸の量を減らす
ポイントは二酸化炭素。
“血中の酸素飽和度は正常なのに、彼らは慢性的な疲労感に悩まされている。ここで問題なのは、血中の酸素が足りないことではない。血中の酸素が、きちんと筋肉や組織に放出されないことが問題なのだ。
なぜ放出されないかというと、呼吸によって大量の二酸化炭素を体外に排出してしまうからだ。血中の酸素が体内にうまく放出されず、日々の生活での倦怠感や、運動時の息切れなどにつながる