西川三郎のレビュー一覧

  • 罠

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    横浜が舞台とあって、街の描写がリアルに映りながら読めた。

    道端でタバコを吸う老人だったり同じマンションの住人というだけであった関係がストーリーが進むにつれて巧みな駆け引きなどにスリルを感じた。
    相関図を考えると少し複雑かもしれないけど、ワクワクしながら読み終えることができた。

    お金に執着しすぎることと、女の人に気を付けること、悪いことはしちゃいけないと学んだ気がする。

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    2017年11月01日
  • 永田町のシンデレラ

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    『永田町のシンデレラ』
    主人公の魅力⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
    政治の表と裏⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
    派閥政治への挑戦⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

    □物語
    与党が野党に転落し、苦難の末に政権に返り咲いた激動の時代に、予期せぬ形で総裁選に挑む女性政治家

    □華麗なる転身と、孤高の覚悟
    主人公は、華やかな女性キャスターから政治家へと転身した人物です。大きな派閥を持ちません。
    外資系ディーラーの夫との間に子供はおらず、政治に全てを賭けています。

    □四番手からの奇跡、緊迫の裏舞台
    物語は、首相が病に倒れ、総裁選に四名が立候補する状況から加速します。主人公の票読みはなんと四番手。

    誰もが「無理だ」と囁く状況から、彼

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    2025年11月09日
  • 罠

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    主人公の真人が罠にはめられるのだが、自業自得とはいえ、だまされてばっかるで途中からかわいそうになってしまった。

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    2018年02月04日
  • 罠

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    西川三郎『罠』幻冬舎文庫。

    文庫書き下ろし。同時刊行された『欲』と同様、メイン舞台はみなとみらいのタワーマンション。自動車販売会社に勤務する主人公の石田真人が知らず知らずに巧みな罠に嵌められるというストーリーなのだが、短絡的で呆気ない内容の凡作だった。それでも『欲』よりは少しましかも知れない。

    当世の様々な事件を散りばめてはいるが、今一つストーリーの起伏と散りばめられた事件が噛み合わず、ワイドショーからのひと昔前の昼メロを見せられているかのような作品。

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    2017年11月03日
  • 欲

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    西川三郎『欲』幻冬舎文庫。

    この著者の作品を読むのは『瘤』に続き、二作目。女性を主人公にした犯罪小説なのだが、前半と後半とに描かれる二つのストーリーが巧く融合していないように感じた。また、主人公が犯罪に手を染める過程や犯行に及ぶ場面の心理描写が欠如しているかのようにも感じた。

    介護士の彩は末期癌に冒された資産家老人の介護を担当するが、あろうことか彩は老人に見初められ…

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    2017年11月03日